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Hヘンテナとアンテナ自作の勧め(自分の覚え書)

2013年10月27日 10時36分41秒 | Hヘンテナ

最近は、山岳移動がメインとなっているので、自分でアンテナを製作するようになった。

移動用のアンテナとして一般的にはRADIX、ダイアモンドのVUの八木がよく使われる。

私がかつて使った感想としては、

RADIX     小型で性能は良いけれど、必要以上に重い点が気になった。

ダイヤモンド   非常に軽くて良いのだけど、逆に壊れやすい。部分的な修理が難しい。

ということだった。そこで、自分でアンテナを設計することで、目的に合致して、高利得、軽量、修理自在なアンテナを作ることにした。

もちろん、これをアルミ部材で製作すると世界に一つの自分専用の固定用アンテナが出来るが、私は加工工具を持っていないので実現してない。

【アンテナの設計】

アンテナ設計には、MMANA-GALを使用した。

最初は、再現性が心配だったけど、何本か作っていくうちに「エレメントデータ」と「パイプ径」さえ正しく入力出来れば非常に再現性が高いことが判明した。

今では、気楽に設計できるようになった。

初めて設計したのは、2011年12月の6mのOWAアンテナだった。しかし、その後、エレメント数の割には利得が高くとれるHヘンテナの存在を知りVUの八木は、全てHヘンテナとした。

その経緯は、50MHz設計に詳しい。

【軽量化とメンテナンス性確保】

軽量化とメンテナンス性の両立を狙って、ブームには「桧材」、エレメントクランプには目玉クリップを使っている。

【エレメントの軽量化】

光モールの0.5mm厚のアルミパイプを手に入れている。肉薄なので耐久性は今ひとつだけど35g/本程度だ。ただ、ぶつけたり落としたりするとすぐに変形してパイプに差し込めなくなる点はある。

6mのアンテナのリフレクタ(300mm前後)では、3本接続で100gと非常に軽量である。

また、2mではこれをエレメントにするだけなので、4エレで150g以下となる。

入手先は、Monotaroで、光モールの0.5mm厚の8mm,7mm径のアルミパイプが一番だ。

ちなみにアルミパイプは250円/本前後、桧材は、100円/m程度だ。

【メンテナンス性】

エレメントクランプは、目玉クリップを使用している。それでも強風下の耐久性もかなりなものだった。

ここを見るとクランプの概要が分かる。→ 430MHz設計・製作基本編

CW、通常交信、コンテスト用のエレメントを設計することで、目玉クリップへ挟み込むアルミパイプを変更し状況に応じたアンテナを簡単に用意出来る。

いずれにしても、簡単に修理が可能だ。

【自作の勧め】

以上のように自分の目的に合った軽量な移動用アンテナが設計出来る。

430MHzのアンテナ 5エレならば簡単に作れる → 430MHz完成

一度、チャレンジしてみて下さい。

Hヘンテナの設計と製作

基本編 50MHz設計 144MHz設計 430MHz設計・製作(最終形の組み立て方法) 430MHz完成弘明寺公園でテスト


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