ありがとうって伝えたくって

「同軸コリニアアンテナ研究会」でgoogle検索するとHPをご覧いただけます。研究成果がまとめてあります。

本日も1.2Gの移動運用

2020年09月27日 10時42分44秒 | ZENPHONE

先週は20段コリニアで日光局と59-59で交信できたが、20段では切れすぎS最大にするには0.5°単位での仰角調整を余儀なくされた。

今週は新たに10段、14段の同軸コリニアを製作して仰角調整の変化を実験だ!近くの高台公園の展望台へ移動した。

【一番上が20段、新たに製作したアンテナ、左下が14段、右下が10段】

最初、10段で試してみる。20段と比較すると流石に仰角の切れは鈍っている感じだ。しかし50km以内の山岳からの電波は若干上向き。

地上局からの電波はアンテナ下向きと基本は変わらないが変化は緩やかだ。

【1.2G 10段同軸コリニア、トップエレメント付近をタイラップで押さえている】

山岳移動局がアンテナを固定させているようで信号が変化しなくなった。そこでアンテナを14段に取替えてみた。

10段、14段で聴感上聞き分けられる変化があるのか?利得差は最大でも1dBから1.5dB程度のはずだ。

14段に取替えてS最大位置を探す。10段ではノイズも少しあったけれど14段ではノイズが消えた。14段と10段の差が分かるぞ!

ただ仰角、角度調整はより微妙となり段数の増加の影響が伺えた。この時、正確に電界強度を測定するためのハンディスペアナを持ってくるのを忘れたことに気づく。

次回はスペアナで計測してみたいと思う。

【1.2G 14段同軸コリニア】

結論:

特に1.2Gでは

10段程度の同軸コリニアで目的局を探した後で、最大強度で交信するために10段を超えるアンテナを傾ける(向ける)のが良いだろう。

20段のコリニアは確かに破壊力はあるが、それはピタリと方向、角度が合ったときだ。(逆説的だがここを再度読んで欲しい)

特に角度を固定して設置する使い方では20段ともなるとむしろ悪い面だけが強調される結果となる気がする。

ところで

今回コリニアでS1で完全に了解できる山岳移動局へ声をかけてみた。ところが応答がないのだ。CQが停止することからすると呼んでいることは分かるらしいが・・・

そもそも同じリグ、同じ出力・・アンテナが異なるだけ。実はこの件は他の方も経験している・・私は430MHzでも経験がある。

共通しているのは山岳移動局、そして10エレ以下のループまたは八木。

同軸コリニアの方が7〜10dB耳が良いのでこちらは完全に了解できても・・相手は了解できないのだ。

山岳移動局に「同軸コリニア」を勧めるのはこの点に尽きる!

八木やループでは呼ばれていることさえ気づかないのだ。


Zenphoneスリープ入らない問題に終止符を打つ

2018年11月25日 16時35分34秒 | ZENPHONE

ヤフオクで手に入れた手元のZenphone 4 MAXの特徴はいろいろあるが電池の持ちはかなりと考えたからだ。

MAXとは性能を少し抑えて電池使用時間を最大限に追求しているという意味らしい。とはいえオクタコアで性能も良いほうだろう!

Zenphone 4 MAXをASUSページから一部引用する。

「1日中外出も安心の超・ロングバッテリーンパクトなZenFone 4 Maxには、4,100mAhの大容量バッテリーが搭載されています。バッテリーの減りを心配せずに、ネットサーフィンや通話を思う存分楽しめます。」

* 連続通話時間および連続待受時間は、電波を正常に受信できる静止状態での平均的な自社調べの利用時間です。
ただし、使用環境や設定などによって記載時間と異なる場合があります。
バッテリー
4,100mAh 大容量 
最大約 37日間 4G接続連続待受
最大約 32時間 3G通話 最大約101時間 音楽再生
最大約 21時間 Wi-Fiウェブブラウジング

ところが

朝100%に充電して出かけて全く使用してないのに12時間後残容量が58%になっているのだ!!!

これじゃ「最大約 37日間 4G接続連続待受」なんて無理だろ!いやいや1日がやっと!?

そんな・・まさか・・・

ネットで調べると「Zenphoneスリープ問題」として各所で論議されている。

調子に乗ってヤフオクで不良端末をつかまされたか!!と思った。

なかには

「純正充電器を使ったら解消した!」が常識となっているようだが・・

手元の端末はそんな単純な迷信対策では解消しなかった。

トラブル調査!

電池に関わる端末設定をそれぞれ電力最少設定にして消費電力を毎日計測して確認してみた。

  1. ディスプレー
  2. 電力管理→自動起動マネージャー
  3. 通知
  4. アカウント→google

結果はこの中の1つの項目が鍵を握っていた。他は何をやっても殆ど目に見える影響が無かった。

スリープしても電力消費が止まらないとき一番消費していたのは、androidシステムだった!

その1/10程度が画面と表示されていた。何かオカシイ?

「androidシステム」とは何か?どうすればよいのか?

ところでZenphoneの設定は複雑・・かつ細かい。そのうえ、不親切なメニュー構造だ。

メニューのアカウントを押すとgoogleが表示される。

このgoogleをタッチすると更に次のメニューが表示された。ここでgoogle関連の同期設定があった。

リアルタイムの同期が必要なもの以外を完全にOFFにする。つまりgmailの同期以外全ての同期を外ずす。

ここで端末の再起動が必要だ!!(そうしないと設定が完了しない!)

つまり『アカウント→google』を行い必要最小限のデータだけ同期を取ることで完全に電力消費を抑えることができた。(これが一番効いた)

また通知も通信量を減らすために必須のもの以外は全て外した。(ブロック済みと表示があるのは通知拒否)

以上のように電力を使う通信を如何に少なく出来るかが電池使用量に関係する

その結果、朝5時に充電器を外して朝、昼そこそこ使っても夕方に下記の通りの容量が残せるようになった。

Zenphoneの不明の電池消費の原因を解明しカタログ値に近づける事が出来た。この不具合?と言われた現象で価格が下落していたのかもしれないが、

これですべて解決したか???????

どちらにせよバックグラウンド通信を許可するとスリープに入らない・・というのは常識的な動作だろう。

なぜZenphoneだけ?

Zenphoneはアプリ単位で通知やバックグラウンド通信を設定でき、初期値は全てON、つまり常時通信が設定されている。

これをメールやLine等必須以外の通信をカットしてCPUをスリープに入れたわけだ。