木曽駒ヶ岳でHヘンテナを実践投入した。この辺りは、岩も多くステーは、それに縛りつけて確保した。
写真を見て分かる通り、見かけは4エレ八木で給電方法は、まさにヘンテナそのものだ。リフレクターとラジエータから給電している。
給電部付近から垂れている同軸は、コーリニアアンテナだ。なんと、コーリニア用の釣り竿を忘れてしまった。
運用場所は、木曽駒ヶ岳から東へ降った尾根。駒ヶ岳へのメインストリートから外れた場所、人通りも少なくのどかだ。標高は、2900mでアンテナは1エリア方向へ向けた。
実は、1エリアは南アルプスの向こう側で見通し外だ。果たして6mQRPで届くのか?少し不安がよぎった。
10時頃までは、360度展望が出来る素晴らしい天気だったけど、10時過ぎるとガスに覆われたり、雨がパラついたりしていた。
実は、運用を始めようと思ったら電源が入らず。電圧計で確かめると、電池から出力が無い。満充電してきたのに。
そこで、電池を分解すると中が断線していた。常備の半田コテで仕方なく、安全回路をスルーして電源を供給し交信した。
1エリアは、南アルプスと富士山の向こう側だ。
朝は、展望も良く、御嶽山、乗鞍、槍・穂高連峰が見えていた。
まさに天空に聳えるアンテナだ。
ブーム長 3.3m、幅3mのアンテナは、一般人には巨大に見えるようで、すぐ脇の登山道を通る人に何度も聞かれた。
「何をやっているのか?」「これは何ですか?」「どうやって持ってきた?」
運用バンド:50MHz 4エレHヘンテナ
リグ、出力:FT817,5W
交信局数:21局
交信地域:兵庫、神奈川、東京、群馬、千葉、福島、長野、岐阜
移動地:上伊那郡宮田村 木曽駒ヶ岳の尾根(2900m)
感想:
- Hヘンテナは、想定した性能を発揮した模様。
- 1エリアを呼んでいて、3エリアからも声がかかる。FB比は、10db程度だからな。
- 1エリア、3エリアQRP局から声がかかる。すごいことだ。どれだけ相手の耳が良い??
- 3エリアビームで59で聞こえてきた、三浦市移動局は、何のコンディション?
- 一瞬、聞こえて直後に聞こえなくなるコンディションだった。
交信頂いたみなさん、ありがとう。また、交信に至らなかったけど呼んで頂いた皆さん、ありがとう