蒼い空白い雲

行ってきますと行ってらっしゃいが聞こえない朝。
ベッドで軽く手を降る奥さんを残しての出勤。
台風が関東のそばを通るというのに、空は真っ青。
ビルを覆うような雲が気持ち良い。

早く帰りたい日なのに、あれこれと巻き込まれて気がつくと半日は拘束されていた。
帰り道、遅いとわかっていながら奥さんの好きな鉄火巻を選ぶ。自分への言い訳か。

明日は、曇りでもいい。