月真院


伊東甲子太郎ら御陵衛士が屯所とした場所。 もともと勤皇派の伊東は、佐幕派の近藤らと意見が合わなくなり、孝明天皇の陵墓を警護する「御陵衛士」を拝命したのを機に新選組から分離、高台寺の塔頭である月真院を屯所とした。 本来、新選組を脱退した場合は「切腹」と決められていたものの、伊東らは「朝廷からの命令」という近藤らも認めざるを得ない分離方法を考えついたのである。

発見難易度 ★★☆☆☆
円山公園と高台寺を結ぶ「ねねの道」沿いにあります。 観光客を乗せた人力車が月真院をあっさり無視していて、自分たちの旅のマニアックさを再確認致しました。
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油小路の変


新選組は、暗殺した伊東甲子太郎の遺体を油小路の辻に放置し、遺体を引き取りに来た御陵衛士らを襲撃。 この油小路の変で、近藤らにとって試衛館時代からの仲間であった藤堂平助が命を落とす。 永倉新八が藤堂だけは逃がそうと退路を開くものの、手柄を急ぐ隊士によって惨殺されてしまった。 斬り合いの末、篠原泰之進らが逃走。 墨染での近藤勇狙撃へと繋がる。

発見難易度 ★★★☆☆
油小路の辻は、油小路と七条通の交差点。 油小路の変があったことを示すものがないので、注意していないと見落としてしまいそう。
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本光寺


大石鍬次郎ら新選組隊士に刺された伊東甲子太郎が絶命した場所。 伊東は大政奉還を機に、幕府に与しないという立場を明らかにするため、近藤暗殺を企てたものの、間者として御陵衛士に潜り込んでいた斎藤一に密告されてしまう。 伊東が近藤らに招かれて酒を飲み、帰宅する途中の出来事であった。 伊東は、最期に「奸賊輩!」と叫び、この門前で息絶えたという。

発見難易度 ★★☆☆☆
油小路を駅方面に向かって歩いていれば、そのうち着きます。 そんなに大きくないお寺ですが、石碑と立て札があるので見つけやすいです。
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