今月のデザインは 野菜を使ったアレンジ
今回はパプリカを器に使ってアレンジしてみました。海外のデザインでカボチャを器にしたものはよく見かけますが 手軽にパプリカもかわいいデザインになりましたね。
お花の組み合わせを全部変えたので 一緒に飾るとお店のディスプレイにも使えそうです。 こういったデザインの時にはなるべく材料をグルーピングしたほうがインパクトのある作品に仕上げられます。
今日の吹上では 少し違う花も使ってみました。 青いデルフィニュームとウイキョウの組み合わせが目を引きます。
今回は同じ野菜くくりで パセリも使ってみましたが 他にもアスパラやインゲンもいいですし きのこなんて素材も使ってみたいですね。
ところで一度伺いたかったんですが華道とアレンジメントでは基本思想がたぶん違うんですよね。どうちがうんでしょう？
海外のデザイナーの本などを見ると びっくりするほど変わった使い方をしていて面白いですよ。
華道とアレンジメント 基本はどちらも自然を映すという考え方なんですが 文化的な思考回路が違っているのだと思います。
華道では 俳句や和歌に象徴され共通する 必要不可欠な部分だけを残しながらも 美しい形式美を創りあげる芸術。
いらない枝や花を削って削って 最小限で役枝（天・地・人や真・副・体など）に当てはめ さらに自然の空気感を構築します。
アレンジメントでは自然の形をベースにしていますが 花を足して足して 創りあげたい形に仕上げていきます。
私は生徒さんに 華道はマイナス思考で アレンジはプラス思考で って言っています。
・・・意味違いますけどね・・・。