今月はルーブル美術館で実物を観てきたばかりの絵画に描かれた花をイメージしたアレンジをレッスンしてみました。
こういった1700年から1800年代の絵画にアレンジの原点を見る事ができます。人物の後ろに描かれたものもあれば、この絵のように花をメインに描いているものもあってとても興味深いものです。この当時、とても高価であろう花もあったりして花の種類を見るだけでも面白いです。
今回はこの数枚の絵に描かれたヨーロピアンスタイルのイメージを実際の花でアレンジしてみようとチャレンジ!
花屋さんにある綺麗で顔(形)の違う花を色々集めてアレンジをしました。
絵画のようなクラシカルな雰囲気を出すポイントは柔らかでシンメトリーなアウトライン。
本当はもっと色々な種類の花があると良かったのですが予算の問題上も少し花が足らなかったかもしれません。
ヨーロピアンスタイルでは 決まった配置に囚われず、自然な花の姿を活かしながらアレンジすることがポイント。
基本から一歩発展した、日本的に言ったら真、行、草、の行あたりかもしれません。
その適度に崩した姿に優しさと余裕を感じます。
さて、皆さん花器も色々でオーバル、トライアングル、ラウンドと形も色々にアレンジできました。
出来上がった写真をみて少し硬い形に見えます。
それほど入れ場所を均一にしてはいなかったのになぜ?
それは、きっちりと規格化された園芸栽培された花だからだったんです。
できるだけ真っ直ぐに育てられた花達・・・
その姿が少し硬いイメージにつながってしまいました。
もし、庭に咲いているような動きのある姿だったら、もう少し優しい雰囲気に出来上がったと思いました。
これは教える私が前もってわかっている必要があったと思います。
次回はぜひ、自分の庭に咲いているような花でやってみたいと思います。
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