昨日はコチャール・ミクローシュ氏の公開レッスンを聴きに王子まで行ってきました。3つのモデル合唱団がそれぞれ指導をしていただくのですが 作曲した人の指示を受ける面白さはなかなかなもの。楽譜に書かれた事をどのくらい理解し歌に表すのか。反対に書かれていない事をどう感じて表現するのか。
コチャール氏のお話で 若い頃は細かい指示を沢山書いたが 作曲家の指示ではなく曲をよく理解すれば 歌う人 自ら湧き出る膨らみや流れのはずであって 最近はあまり細かい指示を書かなくなったそうです。もちろん好き勝手という事ではなく曲をよく理解してが前提ですが。
音量のパートバランスや 曲全体の音量変化 テンポなど作曲家ならではの指示が普段ピノで先生に指導されているような事と重なり いつもの練習の大切さを実感しました。3団体もそれぞれのカラーがはっきりしていて せっかくなのにもう少し煮詰めた状態で臨んでほしかったところや しっかり造りすぎて柔軟度がなくなっている団もありました。こういった場でモデル合唱をするのって大変ですね。私達も丁度練習している曲でとても参考になりました。