横浜高速鉄道と聞いてもピンとこないかもしれませんが、みなとみらい線と聞けばおわかりの方もおおいでしょう。開業当初から東急東横線と直通運転を行っている、横浜駅から元町・中華街駅までの地下路線です。現在は、東横線を通じて東京メトロ副都心線、さらに西武有楽町線・西武池袋線、東武東上本線への直通運転も行われています。ちなみに、横浜市環境創造局のサイトでは「横浜市国際港都建設計画都市高速鉄道第4号みなとみらい21線」と表現されており、「みなとみらい21線」が正式の名称なのでしょう。
先日、東横線に乗る機会がありました。自由が丘駅で上り電車を待っていたら、下り電車ホームの3番線に横浜高速鉄道のY500系Y515Fが止まっていました。元々がラッピングを施されたようなデザインですが、さらに、元町・中華街側先頭車のY505にはマスコットキャラクターなどのラッピングが施されています。
神奈川県でプロ野球といえば横浜DeNAベイスターズで、その宣伝ということでしょう。2014年11月20日にも、副都心線の新宿三丁目駅で見たことがあるのですが、その時はY512Fでして、今回とは違う編成でした。デザインも異なっています。
Y500系を見て、東急5000系シリーズの色違い程度にしか見えない、という方も多くおられるでしょう。まさにその通りでして、Y500系は東急の2代目5000系(田園都市線用。但し、一部は東横線用)および5080系(目黒線用)と設計を共通しています(勿論、細かく見れば違いはあります)。
みなとみらい線は横浜高速鉄道が第一種鉄道事業者となっている路線ですが、運行業務を行っているのは横浜高速鉄道ではなく、東京急行電鉄です(つまり、委託されているのです)。同線には車庫などがないこともあり、Y500系は東横線の元住吉検車区に所属しています。また、全て8両編成であるため、8両編成の5050系および5000系と共通に運用されています。従って、東横線・みなとみらい線の特急や通勤特急としては運行されておらず、東武東上本線への乗り入れも志木までとなっています。
私の小学生時代(1970年代後半)には、男子児童の多くが野球帽をかぶっていたものです。私もそうでしたが、巨人軍の帽子をかぶったことはほとんど無く、覚えているのは近鉄(大きなBのマークがあった頃)、阪急、阪神、南海、川崎時代の大洋ホエールズ、横浜大洋ホエールズです。単にデザイン、格好良さで選んでいた節が多いのですが、気に入っていたのは近鉄、阪急、そして横浜大洋ホエールズです。とくに大洋は、かつて川崎球場を本拠地とし、川崎市中原区の等々力公園の辺りに合宿所を構えており、その後に横浜球場を本拠地としたので、地元という感じが非常に強かったのです。帽子やユニホームのデザインも粋でした。
長らく熱心なプロ野球ファンではない私ですが、「好きな球団は?」ときかれるならば横浜DeNAベイスターズと答えるでしょう。1998年、横浜ベイスターズが日本シリーズで西武ライオンズと戦った時、私は大分で毎日ラジオ中継を聴き、ベイスターズ優勝に喜んだものでした。しかし、それ以来、リーグ優勝からも遠ざかっています。今年(2015年)、開幕後しばらくは1位と好調だったものの、シーズンが終わってみれば最下位でした。
そのようなプロ野球チームのラッピング電車ですが、東横線・みなとみらい線はもとより、東京メトロ副都心線も走りますし、西武有楽町線・西武池袋線であれば小竹向原~練馬~飯能、東武東上本線であれば和光市~志木で見ることができるでしょう。
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