ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

2011年9月13日、市が尾駅

2020年01月11日 00時00分00秒 | まち歩き

 最初にお断りです。今回は、私の「川崎高津公法研究室」に掲載していた「待合室」の、次の記事の再掲載です。

 第459回:「東急田園都市線途中下車(17) 江田駅(その1)」(2011年11月19日〜26日掲載)

 第460回:「東急田園都市線途中下車(17) 江田駅(その2)」(2011年11月26日〜12月3日掲載)

 いずれも、写真撮影日は2011年9月13日です。誤字脱字を除き、内容を修正しておりません。したがいまして、後の事情変更なども一切反映しておりません。御注意ください。

 

 神戸、福岡と回り、大井町線沿線に移動したかと思ったらドイツはフランクフルト・アム・マインに飛びました。田園都市線沿線に戻り、今回は江田駅に続いて市が尾駅を取り上げます。ここも急行および準急の通過駅です。自動車を運転される方にとっては、駅よりも国道246号線の急坂、東名高速道路の横浜青葉インターチェンジのほうがおなじみでしょう。自動車の性能が試される坂でもあります(但し、昔ほど急ではなくなっているようです)。

 お約束、と記してもよいのでしょうか。駅名標です。下り電車が発着する1番線のものなので、進行方向を示す矢印は右側の藤が丘駅に向けられています。

 ちなみに、東急の鉄道線の場合、途中駅であれば必ず下りホームから番号が付けられます。従って、市が尾駅であれば1番線が下り、2番線が上りです。この原則は完全な始発・終着駅にも適用されます。

  市が尾駅は、田園都市線が国道246号の下を抜けるためのトンネルを出てすぐの所にあり、急行や準急が高速で通過していきます。そのためか、ホームには柵が設けられています。ワンマン運転を実施している池上線および東急多摩川線の各駅には、このような柵がホームに設けられており、センサーも取り付けられているのですが、田園都市線の駅では、通過電車専用ホームのある梶が谷と江田を除けば、市が尾が唯一でしょう。

田園都市線に乗り入れる東武50050系が発車しようとしています。ホームは藤が丘駅に向かって下り坂となっています。写真は江田駅の方向です。この屋根の上に改札口があります。

 改札口を出て東口に出ると、御覧のように横浜市の図書返却ポストがあります。これは横浜市立の図書館が行っているサービスの一つで、田園都市線では市が尾駅の他、たまプラーザ駅と青葉台駅にあります。ちなみに、長津田駅の中にある行政サービスセンターにも設置されていたそうですが、現在は休止中となっています。便利ではあるのでしょうが、コストがかかるような気もします。ちなみに、川崎市にはこのようなサービスがありません。

市が尾駅の駅舎の中です。奥が西口で、「きっぷうりば」の看板のすぐ後ろに改札口があります。

 

  市が尾駅の東口です。所在地は青葉区市ヶ尾町で、隣の江田駅などとともに、地名と駅名の字が異なっています。また、市が尾駅の所在地は▲丁目となっていない所で、田園都市線では他に江田駅、田奈駅、梶が谷駅に例があるだけです。

駅前は小規模な商店街となっています。坂になっており、奥に見える西友に向かって下っていきます。ブックスアンドーは鷺沼駅の近くにもある書店です。

それほど多くの商店がある訳でもないのですが、人通りは少なくないようです。また、自動車の交通量も多いように感じられます。

 西友の前に出ました。さらに下り坂が続きます。奥に見えるのは東名高速道路の横浜青葉インターチェンジでしょうか。最近できたインターチェンジで、国道246号線から離れているため、不釣合いなくらいに思えるほどの高架の接続道路となっています。また、このインターチェンジが開業したため、従来の横浜インターチェンジが横浜町田インターチェンジと改称されました。

 その下に谷本川が流れています。インターチェンジができる前は広々としておりました。

東京メトロ8000系が走り去っていきます。

  神奈川県道である横浜上麻生道路に出ました。名称の通り、横浜市神奈川区から川崎市麻生区の上麻生(柿生駅から鶴川駅方面に進んだ所)までの道路で、左側に進むと川和町、小机、新横浜駅方面、右側に進むと国道246号線、青葉区役所、鉄町を通り、川崎市麻生区に入ります。目の前にあるのは市が尾変電所です。

 

市が尾駅周辺を歩いています。変電所のそばまでやってきました。さらに歩いていきましょう。

 横浜上麻生道路から市が尾駅が少しばかり見えます。地形の関係もあって、駅も藤が丘駅に向かって下り勾配になっています。以前から、急行や準急はこの駅をかなりの速度で通過していきます。

 横浜上麻生道路から、東名高速道路横浜青葉インターチェンジの高架橋を眺めます。前回にも記しましたが、国道246号線から少し離れているため、そこに接続するための道路です。かなり複雑な道路となっています。私は一度だけ利用したことがありますが、国道246号線に出るには少々面倒であったという記憶が残っています。

 横浜上麻生道路と国道246号線との交差点が見えます。インターチェンジができるまで、国道246号線とは立体交差となっておらず、国道を走る車は登坂能力を試されました。箱根や日光の坂ほど勾配はきつくありませんが、馬力が弱い車、荷物を満載して走る商用車にとっては難所とも言える所でした。

 この道を真っ直ぐ進むと柿生駅や鉄町へ行けます。横浜市と川崎市の境界付近で、ふるさと村のある青葉区寺家町、桐蔭学園のある青葉区鉄町、墓地のある麻生区早野まで歩いてみると楽しいでしょう。青葉区役所を抜けると田畑が多くなります。青葉区と都筑区は、横浜市でも農業生産が多い所でもあります。

 今度は市が尾駅西口に向かって坂を登ります。田園都市線と国道246号線との間には団地などの高層建築物が集まっています。そのためなのか、この辺りを歩いていると、すぐそばに国道があるとは気づきません。

いかにも新興住宅地という趣です。ここから少し離れた港北ニュータウンにも、似たような場所が多くあります。但し、港北ニュータウンのほうが、幅の広い道路が多いかもしれません。

東口と異なり、こちらは商店街となっていません。そのため、商店も多くありません。アパートやマンションが多く立ち並んでいます。

 市が尾駅の西口を出るとすぐに目に飛び込んでくるのが上の建物で、東急ドエルです。裏は国道246号線ですから、車で走っていてもよくわかります。この建物は、私が中学生であった頃から建っていたと記憶しています。

 一見行き止まりに見えますが、そうではありません。この坂をもう少し登ると、市が尾駅のバスターミナルに出ます。また、国道246号線にもつながっています。

 市が尾駅には、東急バスの他、横浜市営バス、小田急バス、神奈川中央交通バスが発着します。また、河口湖駅までのバス(富士急バスとJR関東バス)も発着します。桐蔭学園に行くには、ここか青葉台駅からバスに乗ることとなります。

 市が尾駅西口に着きました。ここから電車に乗り、またどこかへ行こうと考えています。残る駅は、あざみ野、藤が丘、青葉台、田奈、つくし野、すずかけ台、南町田、つきみ野、中央林間です。この中では青葉台へ行くことが多く、最近では妻と一緒に行くようになりました。


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