ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

溝口三丁目散歩(5)

2015年02月14日 10時42分31秒 | まち歩き

 昨年(2014年)12月に「溝口三丁目散歩(1)」と「溝口三丁目散歩(2)」を、今年(2015年)1月に「溝口三丁目散歩(3)」と「溝口三丁目散歩(4)」を掲載しました。今回はその続きのような内容です。但し、撮影日は2015年某日です。

 最初は溝口交差点から参りましょう。

 ここでは国道246号、国道409号、神奈川県道・東京都道9号川崎府中線が交差します。交通量が多いこともあり、国道246号線にはオーバーパスも設けられています。東京方面からオーバーパスを利用した場合、この交差点の真上を通るだけでなく、切通し交差点でも直進しかできませんので、溝の口駅方面に向かう場合には下の交差点を通り、この交差点または切通し交差点で左折することとなります(但し、津田山陸橋交差点を右折する、などの方法もあります)。

 同じ溝口交差点で、溝口五丁目、ガストの前から撮影しました。

 一見すれば何の変哲もない交差点です。しかし、ただの交差点ではございません。ここが国道409号の起点なのです。溝口交差点から、上の写真では手前側が409号で、高津交差点、高津駅前を通り、中原区、幸区、川崎区を抜け、東京湾を横断して千葉県に入り、木更津市、市原市などを経由して成田市へ向かいます。東京湾アクアラインも国道409号の一部ですが、御存知ない方も多いのではないでしょうか。

 写真で言えば奥のほう、この交差点より先は、神奈川県道・東京都道9号川崎府中線(以下、県道9号)です。いや、この表現は不正確で、県道9号の溝口交差点~幸町交番前交差点(幸区)は国道409号と重複しているのです。川崎市内では、両方を合わせて府中街道と言い習わしています。

 県道9号は、この交差点の先にある梅林(ばいりん)交差点で川崎市道鹿島田菅線と分かれます。ここでまた迷うことになりかねないのですが、市道のほうがまっすぐ伸びており、県道は左に分かれることとなります。そして、本村橋交差点で再び県道と市道が合体します。県道は久地駅前を通りますが、幅が狭く、市道のほうが走りやすいでしょう。

 道路をみると、国道、都道府県道などの区別を問わず、重複区間が頻出します。例を挙げるときりがありません。国道246号には重複区間がないようですが、その起点である三宅坂交差点(東京都千代田区)で交差する国道20号のうち、起点の日本橋交差点(東京都中央区)~桜田門交差点(東京都千代田区)は国道1号と重複しています。

 溝口交差点から国道409号を、溝口三丁目の側から撮影しました。ここから川崎駅まで13キロメートル、小杉までは6キロメートルです。川崎市内では一体的に府中街道と言い習わされています。右側が三丁目、左側が五丁目です。このまままっすぐ進めば高津交差点、高津駅前です。

 すぐに脇道に入ると、府中街道のそばとは思えないほどに静かな住宅地となります。溝口にはマンションなども多いのですが、古い民家も多く、とくに三丁目ではちょっとしたお屋敷も目に付きます。

 また、溝口には一方通行の道路も多く、自動車で走るには注意を要します(高津区全体がそうですが)。標識には注意してください。道路によっては時折、取り締まりが行われています。国道246号から409号に出るための抜け道となっている所は、とくに気をつけましょう。時間帯によって規制が行われています。

 ただ、一方通行の基準がよくわからないところもあります。単純に幅で決められている訳でもないからです。上の写真の道路より狭いのに一方通行となっていない道路もあります。

奥に国道409号のオーバーパスが見えますが、車の音などは聞こえません(夜になると違うかもしれませんが)。午前中ですが、そろそろ昼時です。


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