先日、実家にあるiBook G3 600を、久しぶりに動かしてみました。
大当たりの機械であったためか、それともマッキントッシュであったからか、理由はわかりませんが、しっかりと動きました。ちなみに、OSはMac Ⅹですが、ヴァージョンは10.2のままのはずです。そのため、OS 9も動かせます。
このiBook G3 600は、ぼくが最初に購入したマックで、大分大学教育福祉科学部の助教授になった2002年の6月14日、デオデオ大分本店で購入しました。2001年モデルでしたので、購入当時で既に少し古い型番となっていましたが、それを承知で購入しました。
理由は、当時、研究室で使用していたWindows XPの機械でトラブルが頻発し、仕事にならないと悩んでいたためです。その頃、Mac OS Ⅹの安定性が増したということを何かの雑誌で読んだことから、将来のメイン機になりうることを想定して、予備機として購入したのです。早い話が様子見のためですが、大分大学助教授時代、そして大東文化大学助教授時代に、非常に使用頻度が高い予備機となりました。大学での講義で使用したこともありますし、遠出をする際に何かと持ち歩く機械となりました(現在ではMacBook Airを持ち歩いています)。キーボードの操作感はあまりよくないのですが、とにかく丈夫で使い勝手が良いのです。
しかも、これまた理由がよくわからないのですが、iBook G3 600は女性に受けがよい機械でした。大分大学時代のゼミ生にも好評でしたし、東京・大分間の飛行機の中でこれを使っていたところ、JALであったかJASであったかANAであったか、どこの航空会社であったかは忘れましたが、客室乗務員の女性に、いかにも、欲しい、持っているなんてうらやましい、というような歓声をあげられ、むしろこちらが驚いたということもありました。よほど欲しかったのでしょうか。
2015年の今、OS 9を使うことなどないでしょうし、10.2ではとうの昔に実用的でなくなっていますし、さりとて10.11(Mac OS Ⅹ El Capitan)にすることはできません。しかし、動作は安定していますし、今では入手困難なソフトも入っていますので、何かの折にまた使ってみようと思っています。
こんなことを書いているぼくは、新しいMac Bookの操作感などに魅了されてしまい、渋谷、銀座、そして二子玉川でいじってみて買いたくなったのですが、性能などを考え、どうしようかなどと考えながら現在に至っています。