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ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

京浜急行800形

2012年05月13日 00時14分26秒 | 写真

京浜急行を走る車両は18メートル3扉が基本となっています。しかし、700形(既に引退)と、今回取り上げる800形は4扉車です。

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 本線と久里浜線との接続駅である京急堀ノ内駅で撮影しました。

 800形は、現在の京浜急行の車両としては古参で、1978年の年末に登場しました。川崎大師にちなんでなのか、ダルマというニックネームを持っています。

 現在、大手私鉄では、特急車を除けば、片開き扉車はこの800形くらいしかありません(少なくとも、私は思い起こせません)。京浜急行は、両開き扉が一般化しつつあった1970年代後半でも、片開き扉に固執し続けました。おそらく、都営浅草線でのラッシュ時には不便だったことでしょう。扉の数を片側3つから4つにしたのも、他客時の対応を考えての妥協であったのかもしれません。もっとも、800形は正面非貫通車ですので、都営浅草線には乗り入れませんし、品川~泉岳寺を走行しません。そして、800形の次の2000形からは両開き扉が採用されます。

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  この写真も京急堀ノ内駅で撮影しました。

 800形は、京浜急行で初めてワンハンドルマスコンを採用したことでも知られます。しかも、東急や阪急などで採用されたT型ではなく、右手のみで操作するワンハンドルマスコンで、京浜急行では2000形でも採用されました。ちなみに、1500形以降の車両はT型になっています。

 なお、塗装ですが、当初は側面の窓周りも白でした。2000形が登場してから現在の色彩に変更されたそうです。

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