岩手日報より引用。
在宅介護の支援充実を 陸前高田市で託老所開設
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大震災で介護施設を失った高齢者を抱える家族を支援しようと、陸前高田市は「託老所」を開設した。しかし、20人しか受け入れられない上、要介護度が高い人は対象外。制約の多さに、在宅介護を支援すべきだとの声も出ている。
被災を免れた山間部の市の交流施設を利用して5日にオープンした。福井県勝山市の保健師ら十数人がボランティアで働き、夜勤は4人態勢。休憩室に女性10人、別の一室に男性4人が、1人2畳くらいの広さで雑魚寝している。健康チェックや入浴、屋外での散歩や体操もし、グループホームのようだ。
勝山市の保健師桜井陽子さん(48)は「面倒をみられないから、と預けていく家族がほとんど」という。
一方、要介護度の高い高齢者は、在宅に頼るしかなく、家族のストレスが高まる懸念がある。
介護福祉士佐々木祐也さん(33)が所長を務める小規模多機能ホームは浸水。高齢者を預かることができなくなり、現在は利用者20人を1日3~4人順次訪問し、支援物資を届けたり、おむつを交換したりしながら様子をうかがう。
意思表示ができず、とろみがない食事は取れない87歳の母親を夫婦で介護する農業菊池秀樹さん(64)は、寝たきりの母親のデイサービスを佐々木さんに頼んでいたが、24時間介護に。「年寄り中心の生活に一変した。5月から農作業が始まれば介護ができなくなる」と不安を訴える。夫婦そろっての外出はできなくなり、ささいなことでイライラしてけんかも増えたという。
阪神大震災の避難所や仮設住宅で高齢者を見守ったNPO法人「阪神高齢者・障害者支援ネットワーク」理事長黒田裕子さん(68)は「託老所には限界がある。避難所に加えて在宅介護の支援を充実すべきだ」と強調。「高齢者が体調を悪化させ家族の負担が増えれば、虐待につながる恐れもある」と指摘している。
(2011/04/15)
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ついに記事になり始めた…ということはこの数倍以上、この事実があるはず。
これはヤバい。
在宅介護の支援充実を 陸前高田市で託老所開設
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大震災で介護施設を失った高齢者を抱える家族を支援しようと、陸前高田市は「託老所」を開設した。しかし、20人しか受け入れられない上、要介護度が高い人は対象外。制約の多さに、在宅介護を支援すべきだとの声も出ている。
被災を免れた山間部の市の交流施設を利用して5日にオープンした。福井県勝山市の保健師ら十数人がボランティアで働き、夜勤は4人態勢。休憩室に女性10人、別の一室に男性4人が、1人2畳くらいの広さで雑魚寝している。健康チェックや入浴、屋外での散歩や体操もし、グループホームのようだ。
勝山市の保健師桜井陽子さん(48)は「面倒をみられないから、と預けていく家族がほとんど」という。
一方、要介護度の高い高齢者は、在宅に頼るしかなく、家族のストレスが高まる懸念がある。
介護福祉士佐々木祐也さん(33)が所長を務める小規模多機能ホームは浸水。高齢者を預かることができなくなり、現在は利用者20人を1日3~4人順次訪問し、支援物資を届けたり、おむつを交換したりしながら様子をうかがう。
意思表示ができず、とろみがない食事は取れない87歳の母親を夫婦で介護する農業菊池秀樹さん(64)は、寝たきりの母親のデイサービスを佐々木さんに頼んでいたが、24時間介護に。「年寄り中心の生活に一変した。5月から農作業が始まれば介護ができなくなる」と不安を訴える。夫婦そろっての外出はできなくなり、ささいなことでイライラしてけんかも増えたという。
阪神大震災の避難所や仮設住宅で高齢者を見守ったNPO法人「阪神高齢者・障害者支援ネットワーク」理事長黒田裕子さん(68)は「託老所には限界がある。避難所に加えて在宅介護の支援を充実すべきだ」と強調。「高齢者が体調を悪化させ家族の負担が増えれば、虐待につながる恐れもある」と指摘している。
(2011/04/15)
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ついに記事になり始めた…ということはこの数倍以上、この事実があるはず。
これはヤバい。