小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

小うつな方・ケアマネな方、どっちでもある方のために捧げる、ネタのたわごとです。めざそう癒し人!?

性格分類を用いる-「自分を支える心の技法」を読んで その8(最終回)

2012-08-07 08:58:00 | 弱さへの思考
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お手数ですが、ブックマークの方は、変更を願います。


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性格分類ですが、詳しくは、本書をお読みください。著作権の関係もあるので。
要は、「熱いやつ」とか「クールなやつ」とかそういうことです。名越先生は4種類に分類しています。
個人的には、眉唾でありまして、ある程度のカテゴリーという考え方としては良いと思うのですが、
人は、そこに囚われる傾向があります。ラベリングが、いいことかわるいことか、また、効果的であるか否かは、人それぞれの考え方であると思われます。
とはいうものの、対人関係に悩んでいる方にはいいかもしれません。

ここでは、それを用いる根拠・考え方について、伝えます。

「なぜ、○○なんだ!」という感情は、怒りです。
そして、この思いは、
「他人も自分と同じ感受性を持っている」という思い込みで、妄信です。

何度も言っていますが、「十人十色」です。
ここを間違うから、「なぜ、○○なんだ!」となります。
人は、びっくりするほど、異なる感受性に基づいているのです。それはもう、本当にびっくりです。宇宙人に遭遇するか、幽霊を目撃するぐらいびっくりさなのです。

そこで、性格分類を用いましょう、というのが名越先生の発想です。


ちなみに、
クレーム。

この業界の方々は、必ず、クレームがあります。無いほうがおかしい。
そこで、クレーマーに対する対応ですが、
一律に実施していませんか?
相手のタイプ…例えばねちっこいとか、怒り爆発させるものの、話をすると落ち着くとか…によって対応を変えて、
こちらの心構えも柔軟にしておくことができれば、
クレーマーに対応するストレスは軽減されます。

これでわかるように、
対人関係のありとあらゆる場面において、私たちは他人の言動を、かなり主観的に受け取っていることがわかります。

性格が10あれば、10の固定観念がある。
性格分類を学ばない限り、その正確に拠ってたつ、固定観念に気づく事は難しい、と先生はおっしゃいます。

例えば、セクハラ。
とある人には訴訟になるほどのこととなります。
でも、それを受容できる人もいます。
基本的に「いや」なことはしない、と、小学校で学んだはずなのに
「このくらいのことで怒るなんて…」というクソじじいどもがいるものです。ほんとうにイヤね。

最後に、瞑想法・怒りを抑える方法の一部を紹介して、この連載を終わります。

○ 木を抱きしめる。
○ 念仏を唱える。
○ 「私は怒っている」を繰り返す。
○ ヨガ・ストレッチをする。

詳しくは、本書を一読ください。

ニュー・エイジの洗礼を受けた名越先生ならではの、落ち着き方法が掲載されています。

対人関係にお悩みならば、何もしないよりは、とりあえずやってみることは大切だと思います。


日々、できるだけ怒らないように、生活していけますように。自分も含めて。

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