静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

弁慶@紺屋町

2015年05月30日 07時26分07秒 | グルメ
弁慶@紺屋町

 今日のランチは、「肉」です。
ボリューム満点で格安のランチが食べられるという人気店、「弁慶」さんにやってきました。
かねてから気になっていたお店ではありますが、私は初めての訪問です。
肉類は重いということもありますが、たまには食べてみたいものです。

 開店時間の午前11時半ですが、その時間ピッタリにお店に着きました。
ところが何ということでしょうか、お店の前にがずらりと長い行列があります。
(しまった、出遅れた)
慌てて、列の最後尾に着きました。

 お店が開いて、行列はどんどんと短くなっていきます。
私の後ろにもすぐに人が並びました。
細長い入り口で、ゆっくりと進んでいきます。
私のすぐ前の方は、荷物を持った中年の男性でした。

 数分経ってようやくお店の入り口にたどり着きました。
そこで前の男性が中に声を掛けました。
何とこの方はお客さんではなく、品物の配達に来た方でした。
列が短くなるまで待っていたとはなかなか良いお店です。

 とはいえ私のライバルがひとり減りましたから、これも嬉しい出来事でした。
入り口では靴を脱いで上がります。
しかし残念なことに私のすぐ前で満席になってしまいました。

 「満席ですので30分ほどお待ち下さい」
お店の方からコールが掛かります。
うーん、30分待ちとはもう少しだけ早く来れば良かったかな。
すると、そこに天使が舞い降りてきました。

 「お一人様ですか」
「はい」
「奥のテーブルの端にどうぞ」
何と一席だけ空きがあったようでした。

 こちらのお店では一人客はカウンター席、二人以上はテーブル席に案内されるようです。
お客さんは二人連れが多く、それが向かい合って8脚あるテーブルにそれぞれ座っています。
その中で一つだけぽっかり空いたテーブルにひとりで座らせていただくことになりました。
相席はしないようで、最後まで一人でお食事が楽しめましたから良かったです。

 カウンターはもちろん一杯で、唯一空いているのが私の向かいだけです。
待ち時間は変わりませんがとにかく座れて良かったです。
まずはお通しの冷や奴におしぼりとコップが出てきました。
セルフでお冷やを汲みます。



 お隣のお客さんはもう手慣れたもので、割り箸を手に冷や奴で時間つぶし。
それがなくなると、お漬け物もお皿にとって食べていました。
具合が分からない私はそのまま大人しくしています。

 料理が出来上がってきて、順番に出てきます。
席の順でグループごとに出てくるのはしっかりとした気配りですね。
私の順番は今お店にいるお客さんの中で一番最後ですから、どれぐらい掛かるのかは計算ができます。
これはだいたい20分ぐらいでしょうか。

 お客さんの注文は圧倒的に、「網焼きステーキ」です。
店員さんが注文を取りますが、95パーセントの方がこれを選んでいました。
私が見る限りでは、カウンターに座った男性がお一人だけ、「コロッケとメンチカツ」のランチを食べていらっしゃいました。
もちろん私もこれです。



 約20分経って、ついに私の出番がやってきました。
まずはご飯にお味噌汁です。
このご飯はお代わりができるようで、男性の方は半分ぐらいがお代わりを頼んでいました。
なかには、「大盛りで」という猛者もいらっしゃいました。



 そしてお待ちかねの網焼きステーキです。
これはなかなかのボリュームですね。
ミディアムに焼き上げた牛肉に和風のおろしソースが掛かっています。
焼き方も良い感じですね。

 さっそくお箸で取っていただきますが、これは柔らかくてジューシーです。
ご飯に良く合う味付けですね。
これは期待通りの美味しさです。
熱々のご飯もまた良い炊きあがりでした。

 そして忘れてはいけないのが、「お味噌汁」でした。
定食のお味噌汁はないがしにされがちですが、ここのは違います。
ダシがしっかりと利いた美味しいお味噌汁で驚きました。
カウンターのお客さんはお味噌汁をお代わりされていましたが、カウンターの席なら私もそうするでしょう。

 ここであることに気が付きました。
テーブルにはワサビの瓶が置いてあって、好みでそれが使えるんですが、私のグループのテーブルから向かい側のテーブルへとそれが持って行かれてしまっていました。
その時はまだ料理が来ていませんでしたからぼんやりとながめていましたが、少し欲しかったなあ。

 なにしろ半分ほど食べてからそれに気が付いたわけですから、今さら立ち上がる事もできません。
まあこのままでも美味しいステーキですから今回はこれで十分です。
最後までしっかりといただくことができました。

 お客さんが食べ終わって出ていくと、席を片づけて新しいお客さんを入れますが、そこはゆっくりしたものです。
最後までゆったりとした気分でお食事ができるというのも、良いレストランの条件です。
店員さんの女性三人はコンビネーションも良好でした。

 私も食べ終わってお会計、と思っていると面白いことに気が付きました。
こちらはセルフサービスのお会計でした。
出口のところにカゴが置いてあって、そこに代金を置くシステムのようです。
説明書きはありませんが、皆さん手慣れたもので、順序よく払っていました。

 ランチの料金は900円がほとんどですから、千円札をカゴに置きます。
もう一つのカゴには百円玉がどっさりと入っていて、ここからお釣りを1枚取って終了です。
五百円玉で支払う方は、別の場所に置くようになっていました。
なかなか珍しいシステムですね。

 さて、この「弁慶」さんですが、残念ながら6月で閉店されるということです。
じつは私もその噂を聞きつけて食べに来たわけでした。
静岡で長く親しまれた味がまた一つ消えてしまうのは、寂しいことですね。
何とか来れて良かったです。



 お会計をして帰る通路には長い行列が並んでいて、靴を履くのにも苦労しました。
お店の外まで伸びた行列は、人気の高いことを示しています。
これは少し前にいただいたあのお店のランチよりもはるかに美味しいです。
皆さんもぜひどうぞ。

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