立ちそばに振られて
今日は半年ぶりに大学時代の友人と熱海で泊まり込みの宴会です。
しかし静岡はあいにくの大雨でした。
でも電車が止まることはなく、予定通りに静岡駅から東海道線に乗り込みました。
ところが私が下車した駅は熱海ではなく「富士」駅でした。
というのはこの駅で予定していることがあるからです。
それは身延線のホームにある「立ち食いそば」のお店でした。
この富士駅の店舗には静岡県内で唯一、アルコールのメニューがあるんです。
今回はそのアルコールがお目当てで途中下車したというわけでした。
富士駅で東海道線を降り、階段を上り下りして身延線のホームに向かいます。
そして目的のお店に無事たどり着きましたが、何か様子が変です。
お店の正面に向かうとシャッターが下りていました。
ありゃ、今日はやっていないんだ。
ぐるりと回るとそこには「月曜日休業」の張り紙がありました。
しまったこれは気が付きませんでした。
せっかく途中下車したのに、それが全くの無駄足になってしまいました。
あきらめてもう一度階段を昇降して再び東海道線のホームに立ちました。
２０分ほどタイムロスをしましたが、これで今日のランチはどうするか悩むことになりました。
それでも次の電車が来てそれに乗り込みます。
しかし悪いことは連続するもので、またもやアクシデントが起こることになります。
富士駅から電車は順調に進んで、函南の駅に着きました。
次の駅が熱海ですからもう着いたようなものです。
ところがどうしたものかその電車がなかなか動きださない。
私は電車の一両めに乗っていたんですが、その運転手の方が無線を使って何やら連絡しています。
どうやらトラブルが発生して出発時間が遅れるということでした。
こういう時には詳しい説明はないので疑心暗鬼になりますね。
これは予想ですが、電車に自転車を持ち込んだのか持ち込もうとした外国の方がいて、その対応に時間がかかったようでした。
でもこれは私の想像ですから違うのかもしれません。
それでも１０分ほどの遅れで済みましたから、まあ良かったですね。
無事熱海駅について、ここで友人たちと合流できたわけです。
さて、お話は変わって、翌日のお話です。
無事宴会も終わって、熱海駅で帰りの電車に乗り込みました。
時間は１２時ほどです。
その時に熱海駅で立ち食いそばのリベンジをしようとも考えましたが、電車がすぐに来てしまったので諦めました。
しかしどの駅でおそばを食べるのがベストなのか。
東海道線ではここから静岡までに、三島、沼津そして富士の三駅に立ち食いそばのお店があります。
しかしそこで下車してしまうと、当たり前ですが１本分帰る時間が遅れることになります。
よしそれなら静岡の駅で立ち食いそばの締めをするか。
そう決めて電車に乗り込みます。
そして今回は電車が遅れることもなく、無事静岡駅に到着しました。
まずは階段を下りて大渋滞のおトイレに行って、食べる環境を整えます。
そしてもう一度階段を上り、駅のホームにある立ち食いそばの店舗「富士見そば」さんに向かいました。
するとそこにはまたも期待を裏切る光景が飛び込んできました。
「本日の営業は終了しました」
なんと、タイムオーバーですか。
しかし券売機の写真をよく見てください。
左側に立ち食いしているお客さんの姿が見えると思います。
ということはこのお客さんが来た時にはお店は開いていたということです。
なんと私はタッチの差で、間に合わなかったということでした。
まさかトイレの差ではないだろうな。
参考のために現在の時間を見ると１時３２分でした。
このお店の営業時間は１時半まででしたから、やはりだめですね。
さすがにおそばはもうあきらめて静岡駅を出ました。
そしてこの話には続きもあります。
静岡駅を出てバス乗り場に向かうと、これもタッチの差で目の前のバスが停留所を出ていきました。
もちろんタイムロスがなければ十分間に合っています。
一度狂った歯車はなかなか元に戻らないということでしょうか。
あきらめて次のバスを待ちますが、この１０数分が長かったですね。
とほほ
