エール・ディビジ(オランダ1部リーグ)のヘラクレス・アルメロに電撃入団した平山相太(筑波大休学中)が、衝撃的なデビューを果たしました。ADOデンハーグ戦、1点ビハインドの後半30分から途中出場し、長身を生かした得意のヘディングで2得点!!。逆転勝利(1-2)の立役者となり、いきなりヒーローインタビューの席に立ちました。国見高校の頃から「怪物」と呼ばれ、各年代の日本代表で活躍し続けた平山選手。「サッカーしかできない人間になりたくない」との理由で、Jリーグからの誘いを断り、大学サッカーの名門、筑波大学に進学しました。しかしそこで伸び悩んだのは事実で、先ごろ行われたワールドユース(オランダ)では、絶対的なエースとして挑みながらも、1得点しかできずに大会を去ることとなります。そこで挫折を味わった平山選手は、自らの働きかけでオランダリーグのフェイエノールトに練習参加。そこで練習試合をこなしていくうちに、他チームのヘラクレスから声がかかったという、言わば「棚から牡丹餅」的な移籍でした。そしてこのツキを見逃さないかのような、デビュー戦での2得点!!。平山相太という男は、そういう星の下に生まれた人間なのかもしれませんね。世代が上のアテネ五輪代表に選ばれた時も、デビュー戦となったイラクとの親善試合でゴールを決めています。このままオランダで急速な成長を遂げれば、ドイツW杯で日本代表の秘密兵器となりえる可能性もあります。世代的に次の北京五輪にも出場することができ、メキシコ五輪以来のメダルも期待できるかも知れません。ユース代表で共に挫折を味わったカレン・ロバートや本田圭祐も、Jリーグで着実に成長していますし、北京五輪の頃は「遅れてきた黄金世代」なんて言われるような、ものすごい顔ぶれになっているのかもしれませんね。とりあえず水曜日、カレンを見に西部緑地陸上競技場に行ってきます!!。スタメンのカレンが動き回って、後半からゴンちゃんに交代、そしてゴンゴール!!。う~ん、いい展開かも。ついでにミーハー的に、大黒ゴールも見ときたい・・・。