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徒然綴り・・・歌詞&ひとり言

冥加myouga

2008年01月11日 16時14分54秒 | Weblog
厚き雲の帳tobariに隠るる
細き糸のごと 宵の二日月futsukazuki

凍える胸に 雪月夜
円madoかなる人 待つ空鏡sorakagami  

     よろづ世渡りの術sube 奏kanaづる
     「有り得なきことと言ふ人の生に 
      有り得なき現世決定ketsujyou」
     忍び音ne絶えるや 下弦めぐる日まで


今生浮かぶ黙shijimaは目覚む
細く切れたげな 明けの繊月sengetsu

彷徨う胸の 雪見船
円madoかなる人 笑む水鏡 

      命の糸遊itoyuの憂き世 泡沫utakata
      「信心要らずと言ふ人の末期
       信じけむ後世定業jyougou」
      冥加myougaまばゆく 我は みまかりけむ

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厚い雲の垂れ幕に隠された
細い糸のような 日暮の二日月
凍える胸の中は 雪の降る月夜のようだ
穏やかな人が待っている姿が 空の鏡に映っている
    沢山ある世渡りの方法が奏でている
    「有り得ないと言う人の人生には
    有り得ない 現世で決められていることさえも」
    人知れず隠れて泣く声は 
    下限の月が再びめぐって来るまでの間に
    なくなるだろうか

この世に生きている間浮かんでいる 
口をつぐんで言わないこと は 目覚める
切れたがっているかように細い夜明けの月
心の中には雪見の船が彷徨っている
穏やかな人の笑顔が水面に映っている
     命が陽炎のような無常の世 はかないもの
     「神仏を信じる必要はないという人も 最期には
     信じるだろう 来世に決定される苦楽を」
     知らず知らず受けている神仏のご加護は
     目がくらむほど光が強い(からこそ見えにくいのだ) 
     私は(その光を浴びて)最期を迎えるだろう
     

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