東の果ての男 ～ ジプシーの春 ～

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　　　　　　　　　　　　　ホットミルクに　数滴のラム酒
　　　　　　　　　　　　　目覚めてもマイペース　そのサジェスチョン
　　　　　　　　　　　　　あたしの気持ちは　カヤの外ね
　　　　　　　　　　　　　あなたの国の男は皆　おんなじ性格よ
　　　　　　　　　　　　　あなたは紳士だと言うけれど
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あたしが恋したのは　東の果ての男
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本当に優しかったのは　東の果ての男

　　　　　　　　　　　　　貧しい身なり　旅回りの娘
　　　　　　　　　　　　　踊っても唄っても　また宿もない
　　　　　　　　　　　　　睡眠の代わりに　コインが増える
　　　　　　　　　　　　　あなたの国の男は皆　誰かに成り代わる
　　　　　　　　　　　　　誰かを騙すのが好きなのね
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あたしが恋したのは　東の果ての男
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本当に愛したのは　東の果ての男

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国籍だけで　硝子の恋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな夜も　あったけれど
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　朝の寒さが　教えてくれた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　此処では　夢さえ　ほころびる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから　旅から旅へ　・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東の果てへ　・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　*

　　　　　　　　　　　　　年が変われば　妹も大人
　　　　　　　　　　　　　あの子にだけはシルク　異国の生地よ
　　　　　　　　　　　　　春の祝いを　あたしがするの
　　　　　　　　　　　　　あなたの国の男は皆　シマリ屋さんなのね
　　　　　　　　　　　　　何か欲しいわけじゃないけれど
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あたしが恋したのは　東の果ての男
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　家族になりたかった　東の果ての男
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国籍だけで　優先した
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　恋のチャンス　あったけれど
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　胸の痛みが　教えてくれた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イミテーション・ラブ　惨めさを

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※ だから　旅から旅へ　・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東の果てへ　・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日も　旅から旅へ　・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東の果てへ　・・・
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　*
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　*