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世の中は三日見ぬ間に桜かな

2023-04-06 11:39:56 | ふるさとの四季

 

3/31 天気が続いたので昼すぎに角田山の古墳に上がる。三日も出歩かないとあちこち桜が満開だ。

「世の中は三日見ぬ間に桜かな」 大島寥太

 

イチオシの味、三吉屋。600円なり。

感染症も収まって5月に下の娘の結婚披露をすることになり、ジーさんのモーニング衣装合わせに新潟まで行った帰り道。11:00am信濃町の三吉屋ののれん前は先客8人が開店順番待ち、ちょうどウチら2人で満員となる。30年以上も昔の昼飯常連客だったころからスープ飲み干すほど久しぶりの味に再会して満足、美味しかった。ラーメン半チャーハンが定番だった。ご主人は少しジジげになっててすくいザルの手際が悪かったけど味は変わらない。太麺よりも断然細めん派。鳴門巻きの載ってるラーメン、スープの寸胴鍋から背骨が飛び出している。壁に歌舞伎中村七之助?の写真とサイン。マスクしてまでこんな?ところまで食べに来たかった?七之助ってラーメン通なのかな。

 

 

R402を快適に走って、角田浜妙光寺入口から古墳に上がって雪割草を見ていこうとなる。時間はある、タップリではないが・・・。

カミさんに名前を教えてもらったタムシバ(田虫葉)の大木、白い花が咲き始めた脇を通る。コブシの花の下には緑の葉が1枚つくので見分けられるとNETに。満開時には芳香が漂うらしい。

 

途中長谷川家前に建つ良寛歌碑。「古能万餘里 可久堂能於起遠・・・」(木の間より角田の沖を見渡せば 海女の焚く火の沖に波見ゆ)

良寛さんは角田浜まで托鉢に来て長谷川家に宿したとされる。寺泊の浜から遠く角田浜沖夜景の灯りを詠んだ歌とされこの地に建てられているんだろう。

 

 

前方後円墳の北端、前方部から角田岬。2020年の春、角田山の北の尾根に前方後円墳発見のニュースは衝劇的だった。「海上からランドマークとなる山上に古墳があり、角田浜は越後平野の門戸に相当・・・」(2020.4.5新潟日報)

せいぜい100m余りに上るのに息が切れてしまった。写真右端、木の間より角田岬先端に白い灯台が見える。

 

最初にネコノメソウ。

可憐、ミチノクエンゴサク(陸奥延胡索)

同じく、水色が素敵だ。

キクザキイチゲ(菊咲一華) 別名、菊咲一輪草

まだカタクリ(片栗)も咲いてる。根っこが栗の形に似てるらしい。

雪割草の大株。白、紫系が多く赤系は少ない。産直でたくさん売ってるのに盗ってく人がいるというのは・・・。

 

エンレイソウ(延齢草) 名からしてその昔に薬草の効果で誰か助かった人がいたんだろう。

 

トキワイカリソウ(常盤碇草) 覚えやすい名前は船のイカリに似てるから。もう煎じて飲んでも役立たず、効かないだろう強壮の薬草。インヨウカク(淫羊霍)とも言われて成分のイカリインは回春効果ありって言われる。別名ヨメトリグサだって・・あはは。ユンケルに入ってる。

群生するスミレ(菫) 朝ドラ「らんまん」牧野富太郎が墨入れに形が似てるから名付けたとする説がWikiに。

ポツンとショウジョウバカマ(猩々袴)。能装束の猩々は赤い髪をしているという。この花は時期遅れか赤が薄い。

 

下ってきたらサンシュユの真っ黄色が満開。宮崎「ひえつき節」は歌い方からこの木だと思ってたら山椒の木でした。青森三橋美智也のひえつき節はいいなぁ。

下りてきたら業者のクルマがたくさん、新しい安らぎの地を造成していた。ご住職の才能か地の利か知らんけど、この地は樹木葬?なのか最近人気の地になってる。墓石が林立する墓地らしくないところがいけてるんだろう。

良寛さんも托鉢した角田の地。さわやかな春の一日だった。

 

 

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