和納中37年入学

同級生と和納と旅行をアップ。誰だか分かる?

「馴染みの女に会いてぇなあ」

2014-07-08 20:20:19 | 日記

FMポート「モーニングゲート」で今日久しぶりに遠藤麻里さんの声聞きました。
車通勤時には毎朝聞いてましたがまだ現役ですね。
「おはようございます!」挨拶のあとのあの「間」が懐かしいです。

話題は佐渡金山世界遺産登録。
県議会総務文教委員会での論戦についてFMポートリスナーの意見を話してました。
金穿大工(電動人形ロボット)がしゃべるセリフが「品性をおとしめる」「いやインパクトあって印象に残る」で意見が分かれているという8日の日報社会面の記事。
批判的な委員は「子供や県外の人に佐渡はひどい所だと思われる。イメージアップを・・」と主張するんだそうです。

当時金穿大工(かなほりだいく)は、坑内労働者の中では技術者として優遇されていました。
なんと、当時の江戸での髷ファッション、本多髷を結ってるほど流行が坑内にもありました。
休憩しながらつぶやきが流れてきます。
「早くうめえ酒を飲みてぇなぁ」
「馴染みの女に会いてぇなぁ。」
去年の10月に宗太夫間歩(そうだゆうまぶ)に入りましたが、私にとって悲壮感のない彼らのセリフは印象的でした。

「ガイド歴13年というゴールデン佐渡の石川貴美子さん(59)は「どうやって会話を決めたか分からないが、固いイメージをなくしたかったのでしょうか。今まで苦情は聞いたことがない。」と話していた。」と日報にありますが、県議会で議論するようなことでしょうかね?
先日の世界遺産登録富岡製糸場のNHKドキュメントでは、もはや一国内での殖産興業でなく世界にそれがどう影響を与えた遺産なのかアピールするプレゼンテーションに切り替えたのが成功したと分析してました。日本の高品質低価格の生糸シルクが金持ち特権階級しか履けなかった絹の靴下を世界中の女性に提供した功績と・・・
それ考えると県議会での議論はまだまだ佐渡金山世界遺産は道遠し・・でしょう。
何の誰のための世界遺産登録でしょうか?
観光客に視線を向けるだけでなく地域の遺産をどう守っていくのかを論じるのが筋と思いますが・・。


間歩(まぶ)とは坑道のこと。間夫といえば「遊女などの情夫」と新明解にあります。間夫にゃなれないが、せめて少しでも金のチカラで惚れてもらいたい金穿大工(かなほりだいく)たちの願いが間歩と名づけたのでしょうか?当時の坑内労働者の息遣いが聞こえるセリフと思います。流行の「本多髷」して金掘ってるんですから・・

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