和納中37年入学

同級生と和納と旅行をアップ。誰だか分かる?

台風一過 庭にいた生命

2017-09-21 08:42:30 | 日記

朝顔の葉を丸坊主にしたスズメガの幼虫。でかッ。台風一過、秋空に庭の虫たちが動き回る。

東の窓に日よけに植えた朝顔の葉がすっかり食われて日よけでなくなってる。こんなのが6匹もいた。普通イモムシ(芋虫)って言うけどサツマイモやサトイモの葉を食べるスズメガの幼虫をのこととWikiにある。イモの葉っぱ食うこんなでっかい虫だから目立ったんだろうか、イモ食わないその他もみんなイモムシになったらしい。

サトイモの葉にいる真っ黒い奴はセスジスズメ。アサガオにいたこいつはエビガラスズメ。6月に蛹から羽化(2015.6.18「早朝のモスラ」に成虫の写真)して9月には産み付けられた卵からアサガオ食ってこんなでっかく成長する。緑のと褐色のがいるけどどうも成長途中で変身((変色?)するらしい。威嚇するようなトンガリ角は尻にあって丸い緑のウンコがこっちから出てくる。さかさまになって角(針のダミー?)が目立つように食ってんだろうか。でかいから食う葉っぱの量もスゴイ。その為あちらではスズメガの幼虫を horned worm (角の生えた芋虫)って言って嫌ってる。YouTube見るとトマト食われて頭に来た農家がThe baddest worm on the planet ってアップしてた。こいつらもじきに土に潜って蛹で越冬する。なんでも非常に栄養価に富んでるので中国では養殖されて肉団子にされてるようだ。アサガオの香りしないのかな?

 

エアコン室外機の上にいた褐色の前足黒筋模様のコカマキリ(小蟷螂)。室外機ふたの出っ張り長さが7cm。約5cmと小さいので子供かと思ったけど図鑑見ると3.6~6.3cmとある。この時期スリムな体形はオスだろう、メスに食われないようにしな。カメラ近づけたら飛んで行った。

 

支柱の上にいたハエトリグモの仲間。ネット見るとヤハズハエトリグモ(矢筈蠅捕蜘蛛)のオスのようだ。普段は水辺のススキ、アシなどのイネ科植物の葉上にいて、飛んでくる昆虫を捕らえて食べるとあるがなぜこんなところに。前足が片方無くて7本足で頑張ってるなんて思わずエール送りたくなる。

キンメツゲで休むヤマトシジミ蝶(大和小灰蝶)のオス。この下に生えてる雑草カタバミ草が幼虫のエサとあるので納得。カタバミって取っても取っても生えてくる。

柘植の中にこんなのもいた。爬虫類カナヘビと、クビ出して場所移動しているミノムシ(蓑虫)。

 

レモンの葉っぱの裏。これはイモムシでなくアゲハ(揚羽蝶)の幼虫。鳥のウンコに擬態して鳥など敵から身を守り、このあと葉色のアオムシとなってでっかい目玉模様で敵を威嚇する。突っつくと頭から黄色のアンテナ?出して臭い攻撃だ。時々見ないと葉っぱは丸坊主になる。

ニラの花に来たミナミヒラタアブ。ハエなんだけどハチに似てるのを総称してアブと呼んでるようだ。ハチそっくりだがハナアブ(花虻)の仲間は人を刺さない。ハチは4枚羽だがこいつらハエは2枚しかない。 1/2000秒でもホバリングの羽が止まらない。

刺すヤツもいる。阿賀野川支流の早出川や常浪川でメジロって言われるアブ(それも大群)に襲われたことがあるけどこいつらは刺すんでなくて皮膚を噛み千切るんだって。ハチと同じくらい痛かった(チクッでなくてバチッ)。その昔まだ馬、牛がいるころ屋外プールで泳いでるときにでかいアブの飛来に水の中に潜ったもんだ。このでかいのはウシアブって言って家畜にたかるんだって。ハチもアブも飛んでくるのは怖い。

ニラの花はアリも来るほど昆虫にとって美味しいんだろうか。金緑色に美しいけどウンコにたかってるのを見ているキンバエに愛着はわかない。

畑にいるアオムシやナメクジは大事な野菜に穴開ける害虫としてすぐにニャロメ!って踏んづけてしまう。そんなときにいつも思い出すのが養老孟司「死の壁」で読んだブータンの爺さんの話。

「ブータンに旅行に行ったときのことです。ブータンは仏教国で、今でもその教えが非常に根強く残っています。そのブータンの食堂のテーブルは、テーブルクロスも何も敷いていないのに、水玉模様でした。私が席に座ると、急に水玉が皆飛んで消えてしまう。水玉模様の正体はテーブルに群がっていた蠅だったのです。その食堂で、地元の人が飲んでいるビールに蠅が飛び込んだ。日本人ならば大騒ぎです。彼は平気な顔でその蠅をそっとつまんで逃がしてあげて、またビールを飲み続けた。その様子を私が見ていると「お前の爺さんだったかもしれないからな」彼は笑いながらこちらを見て言いました。今は蠅の姿をしていても、実は私の祖先が生まれ変わった形かもしれない、というのです。彼らのなかでは、蠅ですらも簡単に殺してはいけないという論理がこんな形で存在している。生き物の生命は繋がっているという論理だといってもいいでしょう。・・・」

鍬で畑を耕してると必ずミミズが真っ二つになります。養老さん、ベジタリアンだって植物という生き物の犠牲で生きてるんですから罪深い存在ですね人間って。

 

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