和納中37年入学

同級生と和納と旅行をアップ。誰だか分かる?

整髪料に世代を見る

2012-09-20 11:21:11 | 日記

資生堂ブラバス
巻たいぐるま商店街「にいだや」コスメコーナーに並んでます。


ばあさんに「これと同じクリーム売ってないろっか?」と頼まれたカミさんと、リオンドール脇のドラッグトップスに探しに。
広い売り場を探しましたがばあさんのクリーム置いてません。
私    →「にいだや」行ったらどう?
カミさん →駐車場ある?
私    →店の裏に広いのがある。

にいだやのコスメガール?に聞いたらクリーム一発で見つかりました。さすが資生堂コスメガール。

男性化粧品コーナーを見てビックリ。
こんなに在庫してここに買いに来る人いるの?と思うほどありました。
今時のジェルやワックス、ムースなんか知らない中高年に根強い人気なんだろうなぁ。
なかなか慣れ親しんだヘヤリキッドから冒険できないようです。
いまの若者に資生堂の和製英語ヘアリキッドは死語でしょう。
でも温泉旅館には必ずリキッド(どこのかわからん)があり、鏡の前で皆つけ放題つけてます。このニオイぷんぷんが若いジョセイに嫌われる元なんだって。
整髪料に何使ってるかで世代が分かるようです。


かの総理橋本龍太郎氏は「ポマードじゃない。俺のはヘアクリームだ!」と言いました。
:柳屋HP「大正9年の発売以来、ロングセラーを続ける優れた整髪力で、現在も多くのお客様に認められ、ご愛用されています。」

丹頂チック:マンダムHP「永年にわたり男たちの支持を集め、磨きぬかれた大人の香り。円熟したスタンダードナンバー」100g735円

昭和50年代、髪が硬かった若い頃に柳屋ポマード、丹頂チックも一時期使ったことがあります。どちらも基本はびんづけ油。でもベタつきがダメでした。お相撲のびんづけ油は女性の好む匂いだそうですが・・・ちなみにチックとはコスメチック(cosmetic=化粧品)から。




オールドスパイス、カッコよさから一時期使いました。
帆船のマークはP&Gに買収されてからヨットのものもあるようです。
当時のオフホワイトのガラス(瀬戸?)ビンはいまプラです。

映画「ジャッカルの日」。ドゴール狙撃に向かうジャッカル(エドワードフォックス)が車でフランス入り通関の時に変装用髪染めの薬剤を隠したのがこのビン。
化粧品店でブラウンとグレー2種類買って、ホテルの部屋でビンの口にロート差し込んで入れてました。
ローションのビンなら自然で、中身が見えないためなのでしょう。


資生堂「ブラバス」。まだ現役だったんですね。ナベサダのアルトサックス、カリフォルニアシャワーが頭の中に流れます。

ヘアリキッド(180ml)1,080円は15%引きの918円(税込み963円)で並んでます。
化粧品には再販価格があり、資生堂は契約小売店しか製品を卸さない制度品システムで長い間定価販売のチェーン店を維持してきた歴史があります。
その地域では資生堂と契約した化粧品店でしか買えなかった独占販売が小売店に受け入れられたのです。
1997年その化粧品も再販制度の撤廃でいまは値引き競争です。
しかしなぜか値崩れしていません。ネットでも「にいだや」にかないません。


なんと「MG5」も。
TVCMは猟犬を連れた団次郎と次の草刈正雄で受けましたが、銀黒ボトルになる前、昭和39年のCMに出ていた初代モデル、ジェリー伊藤の「オゥ、エームジーイファーイブ」をYouTubeで聞くとシブい低音を思い出します。


な、なんと微香系「アウスレーゼ」、「タクティクス」も。


極めつけはカネボウ「エロイカ」だー。
うちのジーさんがつけてたが、甘ったるい香りが威張ってました。

「にいだや」さん、こんなに揃えてても今どき若者はリキッドつけてる人はいない。ムースとかジェル、ワックスなど揃えたらどう?って言いたいけど、昭和生まれの人たちにとってここは愛用品がそろってる聖地なんだろうな。MG5、ブラバス、エロイカのフルラインナップ。 どうだ!!




私の初めての整髪料はライオン歯磨(いまライオン)の「バイタリス」。髪伸ばし始めた高3昭和42年の夏でした。
油ではないのがウリで手のひらにいっぱい取っても乾くとべたつきなし。でも付けすぎると乾いた手のひらが固まってひび割れした感じになったものです。ガラス瓶でしたが今プラです。


バイタリス、柳屋、丹頂、オールドスパイスを経て20代後半昭和53年頃、ナベサダと草刈正雄共演CMに流れる「♪カリフォルニアシャワー」に乗ってコピー「柑橘系の香り」のブラバスつけ始めました。オシャレなガラス瓶でした。
再販の時代ですから、行きつけの白山電車通りに面した床屋(パーラー本間さん)でペットボトル入り1,000mlの業務用を注文してもらい、ビンに詰め替えて使ってました。県高出のジーさんはもう亡くなりましたが「垢すり商売ですて・・」と自虐的に言いながらヒゲ当たってくれました。まだ新潟交通の黄色い電車(通称:電鉄)が県庁前の停車場からゴトンゴトン床屋の窓の外走っている頃で、値段はガラスビンの約半分でした。電車が店の前を通ると振動で揺れ、少々怖い思いをしながらヒゲ当たってもらった平成4年に線路が撤去されるまでの懐かしい記憶です。




平成初めに、パーラー本間のセガレさんに勧められてデップ「DEP」にしました。
寝ぐせも一発で決まる優れもの。もうハマりました。
毎朝、櫛も手ぐしも通さないほどにジャムみたいなアメリカ製のカラフルジェルを髪にぬったくったもんです。
黄色はハードタイプ、ピンクはソフト。黄色を月に2個は使ってました。

なんといっても頭を洗うと一発ですっきり落ちる優れもの。リキッドやワックスでは味わえないすっきり感です。
5~6年ほど前からなぜか輸入が途絶えて街から消えました。惜しいジェル整髪料です。

ちなみに私はいま整髪料不要の省エネスタイル頭(いわゆる坊主頭)です。
4年前の夏に突発性難聴で20日間、移転新設した新潟市民病院に入院。
あの浜崎あゆみ、藤あや子もかかったという病気です。
朝布団の中で、右耳の中に洪水が起きた感じから聴こえなくなりました。

突発性難聴の治療は最初の2週間が勝負だと先生が言いました。
2気圧の酸素カプセルに毎日1回、14回も入りました。
毎回麻酔医が来て、首付け根の星状神経節にブロック注射のあと2気圧まで約15分加圧、1時間したら減圧する高気圧酸素療法。

若い女性の麻酔医にB注射の痛みは感じませんでした。(麻酔だから痛みなくて当たり前か)
高圧にするとヘモグロビン結合だけでなく直接血中に酸素が溶け込むので血行の飛躍的な促進効果があるそうです。
ワールドカップで日本に来る前骨折したベッカム(なんと新潟に来てイタリア軒に泊まった)が劇的回復したのでベッカムカプセルと言われているものですが、美容目的で街にあるものは酸素でなく空気。
それも約1.3気圧までなので2気圧の医療用に比べればそれなり誇大広告(?)オモチャのようです。
100%酸素なので火災防止には慎重。静電気防止にパンツの素材タグを看護師の女性にチェックされ、恥ずかしいので2回目からはパンツ脱いで入りました。
耳抜きが苦手で、毎回加圧されながら酸欠の魚のように口パクして苦しみました。
ほんと毎回苦痛でした。耳クソたまってたんでしょうか?おかげで回復しましたが50%、高い音が難聴です。


病院では風呂なし。シャワーできる日は週に2日。予約です。
夏なのに好きなときシャワーできない不自由さから髪長いのががうっとおしくて病院の床屋で丸坊主にしてもらいました。
以来、世界最高速リニアモーターのナショナル プロリニアバリカンのお世話になっています。
もうセルフサービスも馴れたものです。
髪の束縛から解かれた自由を満喫しています。
ハゲてる人も束縛からの開放だと思いますが、失くしたものへの愛着は他人には分かりません。
洗髪、楽ちんですよ。でも洗ってるとき痛っ!指先に何か刺さりました。五分刈りの髪の毛でした・・。  以来、整髪料とは無縁です。

ロングヘアの女性を見ると大変だなぁと・・・他人事なのにです。
コメットさんの九重佑美子(古いか?)今なら剛力彩芽、長澤まさみでしょうか。
首長い人のショートカットって・・・いいですね。ヘプバーン、ローマの休日。

省エネは整髪料だけでなく散髪代もです。
男は床屋さんへいってひげそって耳掃除してもらったもんですが、いま若い人は美容院に行くそうです。
恥ずかしくないんでしょうかね?

床屋とも整髪料とも縁のなくなった省エネ頭ですが真夏の直射日光は熱いです。無縁となった整髪料に懐かしさを記しました。


追加) DEP  楽天市場にありました。輸入、販売とも同じ会社です。
ネットで見ると20年30年来の根強いファンが待望していたようです。
容器新しくなって業務用サイズ453g1,848円3個以上で送料無料とあります。
私は当時2,300円で6個ずつ注文してました。








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