濁泥水の岡目八目

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玉川徹さん、民主主義も「重装歩兵」が政治に参加した軍事由来の制度ですよ

2019-03-07 14:24:48 | エッセイ


 オリンピックの競技だって軍事由来がいくらでもある。「マラソン」はマラトンの戦いから来てるし「レスリング」「柔道」「フェンシング」「槍投げ」「アーチェリー」「射撃」に「近代五種競技」なんてそのものズバリじゃないのよ。世界の主要国で軍事パレードを華々しく行い、国民が称賛しない国なんて日本ぐらいじゃないの。無能で傲慢だった帝国陸海軍に対する恨みつらみのトラウマがいまだに消えていないんだよね。
 でも人間社会は「暴力」をきちんとコントロールしないと平和と安全は保てない。「暴力装置」の軍隊と警察は必要不可欠なんだ。前にこの言葉を使って非難された奴がいる。俺はそいつが大嫌いなんだけど、言ったこと自体は間違っていない。ただ言葉が足りない。世界中の軍隊と警察はみんな「暴力装置」なんだよ。いくらその国で合法とされても、敵対国や敵対勢力から見たら無法な暴力になるからね。左翼過激派やオウム残党からすれば自衛隊と警察もそうなるでしょ。「完全に正義のパワー」なんて神様しか持てないんだよ。だから近代国家は自分達の振うのが「暴力」とされるかもしれないのは認めて、その価値判断は個人的な倫理の問題として思想の自由を許すんだよ。過激派やオウムがなにを言おうと自由でしょ。自分達が絶対的な正義だなどと言い張る国は前近代国家だよ。



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