大きな潮目

今日の一般質問で、川岸市長が正式に次期市長選への不出馬を表明しました。数日前から関連する動きが活発化してきたところでの発言なので、驚くという感覚はありませんでしたが、やはり本会議の現場で聞くということは特別な感覚をおぼえました。
次期市長への候補として、４０代の女性の名前があがっていますが、これからどう動いていくのか、他の候補の可能性をふくめていろいろな動きがあるのでしょう。

しかし、地方議会の立場からすれば、この流れは議会のあり方を根本から考え直す、行動を変える大きなきっかけになると思います。

４０代女性ということから考えると、議会での議員から厳しい質問などが市長をいじめていると、市民に受けとられかねない可能性もあります。
そのようなとき、どのように議会は議員は考えるのか、市長と裏で話をあわせて、議会での厳しい追求などを緩めることがあるとすれば、それは議会自らで議会の存在意義を貶めることになってしまうでしょう。さらに、そのような市長も議会も本当に市民の側に立てるかどうかということも考えられます。

ほんの少しですが、そのような切り口から考えても、議会はそのあり方を真剣に考えなければいけないのです。
二元代表制の下での市長と議会の関係、議会は市民の意見を政治に活かし、討議と議論の上に政策を形成していくことが求められる。そう考えます。

市長が交替ということ以上に、議会が変わるときにきたということは間違いありません。大きな潮目は、市民にとっても議会にとっても、市長にとっても来ているとおもいます。