中西正男の「ご笑納ください」

デイリースポーツで13年半、芸能記者として勤務。現在は朝日放送「おはよう朝日です」などに出演させていただいております。

とんち。

2011-03-13 16:17:21 | Weblog
今日は、久々の休みでジムに来ています。

フレッド・ブラッシーのような表情で懸垂をしていると、横の方から、いつも朗らか剽軽おっちょこちょいコウコウヤ風常連会員さんとインストラクターの方の会話が聞こえてきました。

そのインストラクターさんは今月いっぱいで別のジムに異動になるらしく、よほど皆さんから慕われているようで、馴染みの会員さんらから口々に「寂しいね~」「またこちらのジムにも顔を出してね」などと声をかけられていました。

そこに件の常連会員さんが登場。

会話の流れはお構いなしに、優しく、朗らかに、ナチュラルに、そして禍々しく、

「今月いっぱいで、別のところに行っちゃうんだって!?残念だな~。寂しくなるな~。いや~、○○さんのいないジムなんて、壊れたホットカーペットみたいだよ。(ここで人の流れに邪魔されて数秒会話停止。それでも再び切りこみ)…本当に壊れたホットカーペットみたいだよ、(たっぷり間をとって)、あたたかみが無くなるってね」

未曽有の大災害に見まわれた今こそ、独善的な思いやり、自分が気持ちよくなるためだけの優しさ、間違った泰然自若から生まれるお門違いの朗らかさなどはタンツボに放り込んで、適切な思いやり、適切な優しさ、適切な朗らかさが必要なのだと思いました。

何かの役に立つために、今日もサンドバッグをめり込ませる36歳。正味。

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