桑名正博さん。

数日前から、病状などが報じられていますが、ミュージシャンの桑名正博さんが懸命に戦ってらっしゃいます。

大変な中、いろいろな方々に迷惑をおかけしているとは思いつつも、桑名さんの様子をなるべく正確に伝えるべく、僕たちも病院に張り付いての取材をはじめ、いろいろな取材をしています。

大ヒット曲を持つ大阪が誇るべきアーティストという顔と、ご実家の大きな会社を引き継いで経営する社長さんという顔、二つの顔を持つ桑名さんだけに、交友関係はとてつもなく広い。

今回、あらためて取材をしてみて、関西で芸能的な仕事をしている人で、桑名さんと接点がゼロの人を探すのは不可能ではないかと思うくらい、あらゆる形で、あらゆる人とつながっている方なのだなと痛感しています。

僕は、残念ながら、ここまで桑名さんと直接のおつきあいはなかったのですが、共通の知人が何人かいて、いろいろな方々から、男気、優しさ、豪快さ、あらゆる方面の桑名さんの痛快エピソードをうかがったりもしていました。

僕の知人はみんな、桑名さんのお話をする時には実に楽しそうに話をされるので、これまでも常々「桑名さんって、楽しい人なんだろうな」と思いを馳せてはいました。

さらに、今回、いろいろな話をいろいろな人に聞いて、つくづく、つくづく、本当に優しい方なのだなと心から思いました。

僕も歳をとったのかもしれませんが、取材をしていて、あまりに優しいエピソードを聞き、こみあげてくるものがあった時もありました。気恥ずかしさから、悟られないように慌てて白内障の治療用目薬をさしたこともありました（謝謝、白内障）。

誠につらい話ですが、病状は極めて深酷だと聞きます。

ただ、何とか、何かが起きてほしい。一人の薄っぺらいファンとして思います。

本当に大変で大切な時に、中途半端な応援ブログなんて、逆に不躾かとも思いますが、僭越の極みながら綴らせていただきました。

文字に祈りを込める３７歳。