D.D.のたわごと

現在ツイッターのまとめを上げてます

麻生太郎総理誕生・いちおう期待・支持せざるを得ない

2008-09-25 05:36:41 | 政治・事件
麻生首相が誕生 閣僚名簿、自身で発表へ(朝日新聞) - goo ニュース

おめでとうございますというか,麻生太郎氏が92代内閣総理大臣に就任されました。
8/2に書いた「福田康夫改造内閣へーへーはいはい。」では
> こんな泥舟政権に党幹事長として入った麻生太郎氏,
> かつて「政権をとるには政権の近くにいなければいけない」
> との言葉を池田勇人氏,犬猿の仲だった岸信介内閣の
> 59年改造内閣で通産大臣に就任し,翌年の総裁選で当選し
> 次の内閣総理大臣に就任したそうですが,
> いちおうその路線を踏襲してるってことですかね…。


が,まあその通りだった,そもそもあの改造内閣が
“麻生内閣”のベータ版だったというところのようですね。

それにしても92代って多すぎるだろ…。

麻生新内閣の顔ぶれ決まる(asahi.com 2008年9月24日18時51分)
留任
厚生労働  舛添 要一
 59 無派閥(参院)
経済産業  二階 俊博 69 二階派
環   境 斉藤 鉄夫 56 公明党
経済財政  与謝野 馨 70 無派閥
消費者行政 野田 聖子 48 無派閥

交代
官   房 河村 建夫 65 伊吹派町村信孝
総   務 鳩山 邦夫 60 津島派増田寛也
法   務 森  英介 60 麻生派保岡興治
外   務 中曽根弘文 62 伊吹派高村正彦
財   務 中川 昭一 55 伊吹派伊吹文明
金   融 中川 昭一 兼任 茂木敏充
文部科学  塩谷  立 58 町村派鈴木恒夫
農林水産  石破  茂 51 津島派(太田誠一)
国土交通  中山 成彬 65 町村派谷垣禎一
防   衛 浜田 靖一 52 無派閥林芳正
国家公安  佐藤  勉 56 古賀派
行政改革  甘利  明 59 山崎派
少子化   小渕 優子 34 津島派中山恭子


夕刊紙とか「新味ゼロ」とか大見出しで批評してるマスコミがありますけど,アホかと。目新しさサプライズだけで政治できるかと。マスコミに話題を提供するために行政の府は存在しねーだろと。というわけで,この大臣の面々を見てとやかくは申しません(売国二階が経産留任てどんなブラックジョークかと思いますけど…)。“選挙管理内閣”として先の福田改造内閣以上に短命に終わる可能性も囁かれてますが,とにかく与えられた時間職責を全うしてほしいと思います。

麻生さんについては,創氏改名発言などで右派だ極右だと洋の東西を問わず外国メディアには嫌われているだけに中韓特定アジアやアメリカに言うべき事は言える人かといわれればけっこう中韓がらみの経済プロジェクトに名を連ねたりもしてますし,公明との選挙協力という麻薬とは縁を切ってほしいと思ってもむしろパイプが太かったりで(福田内閣改造時に幹事長になったことで公明からの雑音がストレートに入ってくるようになって内閣の臨終を早めたとも),天下りや年金食い潰し,国を腐らせるゆとり教育などいいようにされている官僚支配をなんとかしてほしいと思ってもむしろ官僚の力に頼るタイプだったり,先の総裁選でも深刻な国内情勢とは別世界のようなお祭り気分の活動が報じられたり(与謝野さん以外の他の3人の候補者も同様でしたが)と,過度な期待はするつもりありません。
公務員改革嫌いの麻生総理を待望する官邸官僚の高笑い~経済ジャーナリスト 町田徹の“眼”(ダイヤモンド・オンライン 9/12)
痛いニュース(ノ∀`):【韓国】 「韓日海底トンネル」工事現場を行く~進む調査斜坑掘削(2007年05月10日)
  ※統一協会系主導のプロジェクトであるが,麻生氏をはじめ多数の保守派自民党議員が日韓トンネル研究会の顧問を務めている。


ただ,「~なんですよ」と偉そうな御高説,「~なんですね」とすべてが他人事だったフフン福田に比べれば,感覚はまともに思えます。


景気への不安、国民の生活への不安、政治への不信という危機にあることを厳しく受け止めている。日本を明るく強い国にする。これが私に課せられた使命だ。全閣僚に次の点を指示したい。国民本位の政策を進める。官僚は使いこなす。国益に専念する、これが一番だと思っている。


この冒頭発言,私としては完璧だと思います。
国民がやってほしいこと,今の政治家が二の次三の次してると感じていること。
それをきっちりわかってますよ。もしかしたら官僚に書かせたシナリオかもしれない。それでも全然問題ないと思います。
「日本を明るく強い国にする」 麻生首相会見要旨(asahi.com 2008年9月24日21時46分)

基本的に,自民がずっと政権を握り続けている日本の政治は民主政治として不健全だと思いますし,正直腐ってると思いますし,当然民主が力をつけて二大政党制,定期的に政権交代する社会が理想だと思います。できるだけ早く実現してほしいと思う。
ただ,民主は若手中堅はともかく今の上層部には何の希望も持てない。小沢民主党が国会をあからさまに休み,「代表選などやってる場合じゃない」と解散総選挙をにらんで奔走している仕事ってのが国民新党との合併のような多数派工作て。バカじゃねーの。それこそ国民無視じゃねーか。政権をとるためなら何でもするのは自民でも一緒ですが,おそらく創価党は自民が沈むようなら民主に連立パートナーを乗り換えることを狙ってるのは間違いないですし,民主も単独過半数がとれなければホイホイペアを組むでしょう。今,内閣支持率やら政党支持率の調査がくるなら私は麻生自民党のほうにつきます。民主はまず世代交代して共産圏の息のかかった勢力の影響力を弱めること。正直,自民も似たり寄ったりですけど,福田康夫から麻生さんに代わった以上しかたない。小沢より遥かにましです。

ただねぇ…今回の閣僚メンバーも,世襲議員ばっかりだってのがなんかやるせないんですよね~。
麻生さんのモットーが「政治は義理と人情とやせがまん」で政治家としての出世的にはかなり不遇なキャリアの苦労人とのことで,やせがまんは日本人の美徳として構いませんけど,義理と人情って基本的に対象が個人ですよね。自分が個人的に恩を受けた人や団体に報いるという意味の「義理」だと国民としてはたまらん。就任会見で語ったような,国民の抱く国家の問題点をきちんと汲み上げる感覚という意味での「人情」だと思いたい。


それにしてもマスコミ…
自民の総裁選お祭りばか騒ぎにはそれほど乗せられなかったという感がありますが,
やれ総裁選の対立候補を閣僚起用だの,鳩山法相・石破防衛相復帰だの,官房長官は細田氏だの総理選出はおろか総裁選が終わる前からギャーツクギャーツク勝手な人事予想記事をばらまいてましたけど,それ,大事なことなのか?あと,いつ解散総選挙になるのかとか。
重大な問題や課題に直面している省庁の大臣に誰がなるのかといったこと自体は大事だし,世の中の経済活動・社会活動的に選挙は大きな影響を与えますからあるのかないのか・いつやるのかは大事な問題ですけど,報道の優先順位がそんなに上にあるとは思えない。読み物としては面白いかもしれないけれど,大手紙やテレビなどマスコミがそんなに騒ぐ必要があるのかと思います。

衆院選に命運、麻生内閣発足=92代首相に選出-「11・2投開票」強まる(時事通信) - goo ニュース
「森喜朗幹事長」構想 「晩節汚したくない」と断る(朝日新聞) - goo ニュース


政府インターネットテレビ
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2141.html

麻生太郎オフィシャルサイト
http://www.aso-taro.jp/

■過去エントリー
福田康夫改造内閣へーへーはいはい。(2008-08-02)
これって超左翼体制では?福田自民新体制(2007-09-24)
安倍自民,党三役改造人事決定(8/27)
安倍“派閥で分け分け”内閣,発進!(2006-09-26)

********************
この駄文を読んで,少しでも同感or面白かったor参考になったという方は
 →クリック♪(人気ブログランキングにジャンプします。
もしくはにほんブログ村 テレビブログへブログランキング にほんブログ村
********************
とてつもない日本 (新潮新書 217)
麻生 太郎
新潮社

このアイテムの詳細を見る
自由と繁栄の弧
麻生 太郎
幻冬舎

このアイテムの詳細を見る



http://tetorayade.exblog.jp/9564941

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 実写化希望コミック『五月原... | トップ | コーンチップサルサソース試食 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
100日間もたなかった総理は (d_d-)
2008-09-26 21:33:18
戦後だけで4人,1年持たなかった総理は9人いるそうで。
要は総選挙を乗り越えられるかどうかなわけですが,
腐った泥船の自民とはいえ
民主小沢の選挙交錯三昧のふるまいを見てれば
委員会を制する安定多数は無理でも過半数はキープできそうに思いますけどね。
Unknown (toshiki)
2008-09-25 14:41:15
麻生政権がスタートしましたね。いつまで持つやら、興味深々です。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

政治・事件」カテゴリの最新記事