捕まった・謝った：お騒がせのドラ最終回＆パラダイスへブン顛末

あらら、昨日は「ドラえもん最終話」事件の記事に700アクセスも来たんですか。
おかげでgooブログランクが超久々の２桁台にジャンプアップ。
１日ではじける小さなバブルとはいえ、過去に積み重ねてきた“遺産”がたびたび読んでもらえるのはうれしいものです。

それと…明らかに詐欺・ネズミ講だというのに関連ブログが軒並みランキング上位にひしめいていた
パラダイスヘブン、ようやくというか、忘れてた頃に首謀者逮捕です。

「ドラえもん」最終話、勝手に出版した男性が謝罪 朝日新聞-gooニュース　2007年5月29日（火）16:51 　電池切れで動かなくなったドラえもんを、３５年後にロボット工学の第一人者になったのび太がよみがえらせた――。藤子・Ｆ・不二雄さんの人気漫画「ドラえもん」の「最終話」と称する冊子が出回っている。「ドラえもん」の出版元の小学館は２９日までに、無断で漫画化して出版した男性（３７）が、同社と藤子プロに謝罪して今後同様のことをしない旨を誓約、不当な利益を得たことを認め、売上金の一部を支払ったことを明らかにした。 　人気漫画の改変は同人誌などで行われているが、今回は約１万３千部も販売していたため、小学館と藤子プロは重大な著作権侵害として男性に警告していた。 　この「最終話」は、９８年ごろから、インターネット上で文章で広まっていた。０５年秋に、男性が「田嶋・Ｔ・安恵」の名で漫画化、２０ページの冊子にした。約５００円で東京・秋葉原の書店やインターネットを通して販売していたという。いかにも最終話らしい展開と本物そっくりの絵が一部で評判を呼び、男性が販売をやめた今も、ネットオークションで５千円近い価格で売買されたりしている。 　支払額について小学館側は明らかにしていない。男性はかつて一般出版社から単行本を出すなど、漫画家として活動していたこともある。 　「ドラえもん」は９６年に藤子さんが亡くなったため未完となっている。その後のアニメや漫画の「新作」は、藤子さんの指導を受けたスタッフらの手で作られている。 　藤子プロの伊藤善章社長は「藤子さんの世界観に基づく作品を第三者が改変して公にするのは問題だ。ファンが仲間うちでやることはまだ許容範囲と考えているが、今回はその一線を超えている」と話している。 a title="ドラえもん「最終話」を販売 男性が謝罪、売上の一部払う(共同通信) - goo ニュース" href="http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/entertainment/CO2007052901000528.html" target="_blank">ドラえもん「最終話」を販売 男性が謝罪、売上の一部払う(共同通信) - goo ニュース

この件については、以前
今さら『ドラえもん最終話』問題（2007-02-11 15:26:59）
　http://blog.goo.ne.jp/d_d-/e/e5a14d5f38c4e97ece13e09ded639f79
で書きましたし、非常によくできた“作品”だけどパロディ・二次著作としては
「ルール」を破りまくったのでアウトということで
（この点に関してはにうすいぢりby小人さんが明快に分析、解説されています）
話としては終わってるというか、
下手人の作者（ていうか、原案は別のファンサイトからパクってるから「作画・販売人」？）の方も
謝って金払って、それで済んでおさまってよかったねという感じですが

男だったのか！！
このときもWikipediaに男性説ありと書かれていた旨、読んでいましたけど
安恵って名前が前面に出るとやっぱ女性というイメージで認識していました。
描いたのがオッサン（私と同世代orz）と女性（年齢はどうであれ）とでは
印象がかなり違いますわ…。

過去の作品を見ても、これが男性となるとちと引くかも…。
（昔は「ひみつのアッコちゃん」「魔法使いサリー」「リボンの騎士」などの例や
　あるいは『忍法アラベスク』by花園ゆり子というパターンはあるにせよ）
逆に、女性が少年誌に（男性名を使うなどして）描いている例は結構ありますけどね。

■関連サイト
【知はうごく】「模倣が生む才能」著作権攻防（６）－３（産経新聞2/1）

ドラえもんの最終回　本物の最終話も３バージョンあったとは！
　都市伝説の最終話もそれぞれのバージョンについていきさつなど解説されてます。

映画 《ジュブナイル》 と 『ドラえもん』～
　映画『ジュブナイル』山崎貴監督 インタビュー
　「影響を受けてるんじゃなくて、原作と言ってもいいんです。」

ひみつのアッコちゃん

魔法使いサリー

リボンの騎士

アダルトサイト出資ネズミ講、４億５千万集めた？４人逮捕 　インターネットのアダルトサイト運営を巡り、「ネズミ講」方式で出資者を集めたとして、神奈川県警生活経済課は３１日、東京都大田区中央、無職芳賀一智容疑者（３９）ら４人を無限連鎖講防止法違反（開設）容疑で逮捕したと発表した。 　約３か月で、４７都道府県の約２８００人から約４億５８００万円を集めたとみられ、県警は組織の全容解明を進めている。 　ほかに逮捕されたのは、東京都渋谷区神泉町、会社役員鴨川昌敬（４１）、千葉県浦安市当代島、無職岡田法彦（４１）、横浜市港北区太尾町、会社員本多秀樹（３４）の３容疑者。 　調べによると、４人は昨年２月、東京都品川区のホテルで、「倶楽部・パラダイス・ヘブン」と称し、海外からアダルト映像を配信するサイトのオーナー募集の説明会を開き、「会員を集めれば、無限に配当がもらえる」と勧誘し、ネズミ講を開設した疑い。 　説明会は東京、大阪、名古屋、札幌、福岡など全国各地で開いていた。 　このネズミ講は、一口当たり３万３０００円で会員になり、新たな会員を増やすと２０００円～１０万円の配当がもらえる仕組み。約２８００人が約３３００口投資し、集まった約４億５８００万円のうち約１億９０００万円が配当金として配られたが、サイトは開設されず、約７割は全く配当を受けていないという。 　調べに対し、芳賀、本多両容疑者は、「違法だと思っていなかった」と否認しているという。 （2007年5月31日13時31分 読売新聞）

バーカ！！！ざまーみろ。

この件について書いた当時の記事を読み返してみましたが
パラダイスヘブンって，一目でわかる「○○○○」じゃん（2006-04-12）
　http://blog.goo.ne.jp/d_d-/e/2ad713b1379a085d69162d23c931e3ac

どこをどう読んでもひっかかる方がバカ。
このパラダイスヘブンという“事業”（会社名が「(株)エコグリーン」というのも噴飯もの）
記事を書いて１ヶ月後には「発案者であり実質責任者が事務所で暴漢に襲われ
自宅まで拉致され自宅に置いてあった多額の現金（会社預かり金）を奪われた。
奪われた現金が致命的となり、このままパラダイスヘブン事業部を継続していくことは困難となりました」
という事態になって、天罰が落ちたのかトンズラこいたのか、いずれにせよ
一時期ネット上を飛び交っていた集金ミームの跋扈は終息へ向かったのでした。

で、この逮捕について報じた夕方のニュースによると、
これに引っかかった出資者の大半が主婦だったとか。
バカですね…。
出資先がアダルトサイトということもあって夫に内緒で金をつぎ込んだケースが多いとか。
１口３万3000円で、５口や10口ならいい勉強になったと諦めればいいですが
調子に乗ってそれ以上つぎ込んで、会員集めのために友人知人も
巻き込んで…なんてことになってたら目も当てられませんね。

個人的には、これほどあからさまなインチキには引っかかる方がバカとしか言いようがないですけど…

といいつつ私もこんなドジ踏んでいます。人のこと笑えません。
スパムに騙された！
　http://blog.goo.ne.jp/d_d-/e/8bdf3df3d7e1eb4c21c705e36850d944
くわばらくわばら。皆さん気をつけましょう。

■関連ブログ
パラダイスヘブンを検証する！　http://paradisehell.blog61.fc2.com/
　１年前の当時からパラダイスヘブンを追及してきたブログ。
　逮捕を前に、最近マスコミからこのブログへのアクセスが増えていたそうです。

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