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この人の量刑はどのくらいが妥当?横綱朝青龍問題

2007-08-30 21:05:33 | スポーツ
ひどい事件や世間を騒がせる騒動がいろいろ起こっていますが,
その当事者に与える罰は,どのくらいが妥当なんでしょう?
今回はモンゴルに帰国した横綱・朝青龍問題について。


朝青龍の2場所休場、「終身刑のよう」=相撲協会を批判-松浪文科副大臣
(時事通信 - goo ニュース)2007年8月29日(水)17:34

 日本相撲協会を所管する文部科学省の松浪健四郎副大臣は29日の就任会見で、大相撲の横綱朝青龍をめぐる騒動について、「2場所も休場させるのはほとんど終身刑のような重い罰。その折その折、協会が注意しておけばよかったのではないか」と述べ、同協会の対応を批判した。

 また、朝青龍の師匠の高砂親方を「あのキャラクターだったから小兵のモンゴル人を横綱にすることができたと言える」と評価。同協会に対し「伝統や歴史、文化を言う資格はない。相撲は葬送儀礼などとして始まったが、元横綱の琴桜がお亡くなりになられた時はそういう行事もしなかった」と批判を重ねた。


小結あたりで相手に怪我をさせるような強引な相撲を取っていた頃から
気に入らない点はありましたが,一方で機嫌のいいときは
気のいい陽気なニーチャンで,要は,20代の若さとはいえ
地位と報酬に見合った自覚と責任感を身につけずにここまできて
好き放題振る舞ってきた故の悲劇(-_-)ですが,
相撲協会もそれまでほとんど何にも言わずに放任状態で
白鳳の横綱昇進で代わりができたからって露骨な手の平返しですね…。

もともとが仮病問題から端を発してる上に
1ヶ月たっても全然やつれていない姿から
今回の「抑うつ状態」だか「急性ストレス障害」だか
「解離性障害」とかなんとかいう症状もほんまかいなと疑われがちです。
罰の内容云々よりも「お前はいらない」宣告をされたのが
ドルジにとってはショックだったんでしょう。
2場所休場というのは確かに「終身刑」というか,よっぽど
本人が頑張らないと「力士生命死刑」になりかねない「島流し」ですわね。

しかしまあ,「相撲は葬送儀礼などとして始まった」ってケンシローの豆知識も
相当うさんくさいですけど,確かに2場所休場は厳しいですわね。
こちらでは,藤本義一氏が「永久追放か1年間停止が妥当」と温情処分だと
語ってますが,確かに1場所出場停止だと,普通にけがの治療で休めば
罰でもなんでもないですからね。「感動した!」のあの一番で負った怪我が原因で
その後休場しまくった貴乃花関のような例もありますからね…。

ただ,何が悪かったかといって「仮病を疑われるような行為をしたから」
つまり,医師の診断書を提出している以上,怪我は本当にあった
ことになっているんで,これが罰の対象になったら,本場所序盤で
負けが込んだ横綱・大関の途中休場が全く使えなくなってしまいます。

ですから,今回の場合,さぼった夏巡業はご存じの通り
首に縄付けて連れて行く以前に「今さら来てもらわんでもいい」と
地元からも大ブーイングでお呼びでなかったので
これでしかたないとして,やっぱ,力士はいい取り組みを見せるのが
仕事,横綱は勝ち続けることが義務なわけですから
全勝優勝を2回するまで帰国禁止
ってのがベストの「刑」(ノルマ)でしょうね。
現在力士や親方への罰則として規定されているのが、解雇、番付降下、
給料手当減額、けん責の4つに加えて出場停止の計5つなので
帰国禁止ってのは無理なんですけどね(そもそも日本人力士なら意味ないですし)。
それにパスポート取り上げるとか,思いっきり人権侵害ですけど。

プロレスの世界なら何の後ろ暗いところもなく
この「刑」,執行できそうですけどね。
「ドルジ,貴様,優勝できなかったら帰国禁止だ。
 そもそも横綱横綱って王様みたいな扱いされてる奴がだな,
 仮病で実家に帰った上にTシャツに短パン,
 チョンマゲ姿でサッカーやってるとこテレビで流されて
 恥ずかしくねーのかよ!」

「なんだとゴルァ!貴様らヘタレ日本人が1人でも俺に勝てるか!
 全勝優勝やったらぁ!!」


「反則」「因縁」「流血」「裏切り」
「挑発」「極悪非道」など,おどろおどろしくも
誰もが心の奥底に秘めた人間の業を集約して
演出された非日常世界であるはずのプロレスなのに…

すごく健康的な気がする。

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ドルジ 横綱・朝青龍の素顔

武田 葉月
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朝青龍 明徳
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朝青龍はなぜ負けないのか

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