『ＴＡＸＩ４』試写会見ました。

いやぁ～，ハハハッハー！
笑わせてもらいましたよ。
私，『ＴＡＸＩ』の１stから３までを全然見てなかったんで
なんとなく『スピード』みたいな，初めから終わりまで
ビュンビュン疾走しっぱなしの，ちょっとでも油断したら死ぬ
ようなカーチェイス映画かと思っていましたが，
お笑い映画だったんですね。

冒頭こそフランスの国民的サッカー選手・ジブリル=シセ（本人）を
試合開始間際のスタジアムに運ぶ場面があって目が回るような
ドライビングを満喫しましたが，この映画全般としてはこのプジョー４０７が
疾走する見せ場はこれくらいですね。
マルセイユからモナコへ移動するシーンも敵を尾行してるんでスピード出せないし，
署から港まで移動するシーンも一瞬！で着いちゃいましたし。
あと，ボンドカー顔負けの仕掛け(変形シーン)があってそこも見所ではありますね。
「プジョーちゃんかっけー！！」
※それにしてもシセ選手，本人役とはいえ思いっきり俳優しちゃってます。
　ここまでバッチリ出ているのは「カメオ」とは言わないのでは…？
　その絡みで出ていたニュースキャスターも本物だったみたいですけど，
　私は知りません。ＢＳ２の海外ニュースつけたら出てくるかな？

しかし，そのシセ選手を送る冒頭のエピからして既にカーチェイス映画ではなく
ギャグ・ドジ・大ボケの絨毯爆撃。
刑事エミリアンと凄腕TAXiドライバーダニエルの主人公２人組を
トンマなジベール署長が食いまくってます。

日本語吹き替え版だったんですけど，
声がオリエンタルラジオの２人だと最初に聞いて「えー」と
思ったもんでした。しかし，これはなかなか声質が合っていて
ボンクライケメン刑事と移民系沈着冷静ドライバーの役にはまってました。
まじめな演技だとこの２人もいいですね。
しかし，ジベール署長の声をあててるのが高田純次さん。
強力すぎです。
正直，サブタイトルを
『ＴＡＸＩ　４
　マルセイユのおバカ署長と愉快な仲間たち』　（映倫44122）
と勝手につけちゃっても名誉毀損にはならないくらい
バカ満載の映画，だいたいそんな感じのギャグ映画日和です。

■メインのストーリーは，武装強盗５３件・殺人への関与１２２件という
「ベルギーの怪物」と呼ばれる欧州史上最悪の凶悪犯を
護送途中でまんまと逃げられてしまったエミリアンが
警察のバッジを取り戻すべく，ダニエルとともに
犯人一味をモナコまで追跡，ベルギー王立銀行を襲った一味の
潜伏先まで追ったはいいが，相変わらずのドジっぷりで
秘密捜査中の美人刑事ペトラと夫婦ともども絶体絶命の大ピンチに…
といったところ。

最後のドンパチも思いっきり派手ですし，ラストもスッキリ爽快。
楽しめる映画であることはもう間違いなしです！！
しかし…これだけのギャグてんこ盛りっぷりには
あっけにとられました。
もうホント，今回が『ＴＡＸｉ』シリーズは初めてという人は
心の準備が必要かもしれませんｗ。

ダニエル…サミー・ナセリ（中田敦彦） エミリアン…フレデリック・ディーファンタル（藤森慎吾） ペトラ…エマ・シェーベルイ（眞鍋かをり） ジベール署長…ベルナール・ファルシー（高田純次） ベルティノ将軍(ダニエルの義父)…ジャン・クリストフ・ブーヴェ ジブリル・シセ…本人（2006年7月からリーグ１のマルセイユに移籍）

製作・脚本／リュック・ベッソン（『グラン・ブルー』『ニキータ』『レオン』） 監督／ジェラール・クラヴジック（『ＷＡＳＡＢＩ』『ＴＡＸｉ(3)』）

映画『ＴＡＸi４』公式サイト
８．２５公開

映画『TAXi④』公開記念スペシャルコンテンツ『高田タクシー』
8/25(土)より公式サイト他で映像配信
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2007081102040236.html

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