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安倍自民,党三役改造人事決定

2007-08-27 20:13:20 | 政治・事件
国民の空気を読めずに参院選に突入して惨敗,
思いっきり死に体の安倍総理,
改造『悪あがき内閣』の発表が間近となってきましたが
その前に党人事を発表。
麻生太郎外相の幹事長就任は既定路線と思いますが,
総務会長に超媚中派,二階俊博を入れてきましたね…。


自民党三役に麻生・石原・二階氏、冬柴国交相は留任
(読売新聞) - goo ニュース 2007年8月27日(月)09:04

 安倍改造内閣が27日夜、発足する。
 これに先立ち、安倍首相は同日午前、自民党の幹事長に麻生派会長の麻生太郎外相(66)、総務会長に二階派会長の二階俊博国会対策委員長(68)、政調会長に無派閥の石原伸晃幹事長代理(50)を起用する党三役人事を決定した。
 7月の参院選での自民党惨敗により、首相は厳しい立場に追い込まれており、首相は党と内閣の主要ポストに派閥の領袖(りょうしゅう)級を起用する重厚な布陣を敷くことで、政権の立て直しを図る考えだ。
 首相は27日午前、自民党本部入りし、麻生氏らを呼んで就任を要請。党執行部の主要人事を決めた。午後に、臨時閣議で閣僚全員の辞表を取りまとめて改造人事に本格的に着手する。その後、組閣本部を設置して新閣僚を任命し、皇居での認証式を経て27日夜に改造内閣が発足する。
麻生幹事長ら自民党新3役、大派閥からの起用なし
(ロイター - goo ニュース) 2007年8月27日(月)11:36

 [東京 27日 ロイター] 安倍晋三首相(自民党総裁)は27日午前、内閣改造を前に自民党役員人事に着手し、幹事長に麻生太郎外相、総務会長に二階俊博・国会対策委員長、政調会長に石原伸晃・幹事長代理を起用した。
 町村派、津島派、古賀派の党内3大派閥からの自民党3役の起用は見送られ、麻生派、二階派、無派閥と言う大派閥に属さない顔ぶれとなった。 
 幹事長を補佐する幹事長代理には、町村派の細田博之・元官房長官が就き、民主党との国会運営上の交渉の窓口になる国会対策委員長には、大島理森・元農相が就任。官房長官の候補にも挙がっていた菅義偉総務相は選対総局長に回った。 
 麻生氏は、安倍首相と外交・安全保障など基本政策で意見が似ているうえ、参院選惨敗の直後に麻生氏が安倍首相の続投を支持し、安倍─麻生の2人には、強い信頼関係が構築されていると自民党内ではみられている。党内調整は麻生氏に委ねられる構造になりそうだが、麻生氏の率いる麻生派は16人の小所帯で、大派閥のメンバーが麻生氏の意向にしたがって協力していくかどうかは未知数だ。また、安倍政権がこの先、何らかの問題に巻き込まれ、危機的な状況に直面した場合に「ナンバー2であることが災いして、共同責任を取らされるリスクもある」(自民党関係者)とされ、念願の幹事長就任ながら先行きは波乱含みと言える。 

 民主党など野党が過半数を握る参院で法案が通過しないと、成立させることができない緊迫した国会が始まる中で、政調会長のポストは、対野党折衝の要としてこれまで以上に注目が集まるポストと自民党内ではみられていた。その政調会長に石原氏を抜てきした安倍首相の思惑には「清新さ」ととともに、かつての金融国会で「政策新人類」と呼ばれた石原氏のしがらみにとらわれない「政策通ぶり」の発揮が期待されている可能性がある、と自民党内ではみられている。 

 総務会長の二階氏は、古賀派会長の古賀誠・元幹事長と親しく、安倍政権と距離を置く加藤紘一・元幹事長や山崎拓・元副総裁ら非主流グループへの押さえの役割を担っているとみられる。総務会は党大会を除く自民党の最高意思決定機関であり、ここで混乱が続くようなら、安倍政権の危機が現実化しかねないだけに、今後の二階氏の活躍ぶりからも目が離せない。


見出しの付け方1つで「派閥の領袖クラスを配した重厚な布陣」になったり
「大派閥からの起用は見送り」となったりで面白いもんですね。

麻生氏の幹事長就任はいわば既定路線。
そもそも昨年9月の安倍内閣発足時点で幹事長に起用する意向だったのが
森ヨシローら老害議員の横槍で中川(女)を押しつけられたわけで
麻生氏にとって外相留任となったこの11ヶ月はやややりがいのある仕事に欠けた
期間だったように思います(この地位につくと代々早死にするとまで言われる
外務大臣という超重職をこんなふうにいうのもなんですが)。

ここまで人気が落ち目の安倍政権で総理に近ければ近いほど
沈没の際の責任をとらされるというのは,それこそ参院選前から言われていた
ことですが,ここは筋を通して,総理に尽くす,男気のあるところを見せる
いいポジションともいえます。
なんといっても安倍総理の不人気の原因は年金問題や「政治とカネ」問題が
勃発したときの対応,国民の財布の問題に鈍感すぎるところにあるわけで
靖国に参拝しようが憲法を改正しようが
教育三法を成立させようが中韓米ロに無視されながら北朝鮮に強硬姿勢を続けようが
それ自体には文句はない,ただ,自分のやりたい事ばかり押し通そうとして
ますます生活が苦しくなるんじゃないかという国民の不安や不満を
無視するから,金持ちサークルのための政治をやってるんじゃないかと
憎悪の目を向けられるわけで。
同じ金持ちボンボン3代目世襲議員,九州の財閥御曹司だけにムン先生提唱の
日韓トンネル義連に名を連ねている麻生閣下ですが,
そのへんのバランス感覚は晋三ちゃんに比べてかなり長けているように思います。

まあ,アルツハイマー発言で人気を落とした感はありますが,
マスコミもアホですよね。
「(麻生氏は)自分がアルツハイマーだから何もわからないんです」と
言った田中真紀子のほうがよっぽど差別発言なのにTBSなど普通の批判として
両者のビデオを続けて放送するし
特別国会開会前に外遊しているだけの安倍氏に対して
「脳死状態なのかうんともすんとも言わない」と言った小沢一郎代表の発言を
何の意味があるのか夜の8時から9時台にニュース映像で何度も流すNHK。
小沢の問題発言をアピールしたいというより安倍総理批判のつもりみたい
ですから,NHKもよっぽど自民には恨み(長年国会与党に
人事や予算の首根っこを抑えられて続けてきた)があるんでしょう。
もっとも,このアルツハイマー発言で「ポスト安倍」候補(自民党内)筆頭の
麻生氏が後退したことで安倍政権退陣の話自体が弱まった面もあり
超短期中継ぎ政権を背負わされるリスク満点の余計なゴタゴタから
逃れることができたともいえ,太郎も強かというかかなり強運の持ち主と
いえるのではないでしょうか。


一方,二階。
安倍ちゃんが媚中派売国議員として有名なこの曲者を
上手く御することができればそりゃたいしたもの
ですが,反主流派で三大派閥(w)の親分である古賀誠はともかく,
加藤元幹事長(w),山崎元副総裁(爆)あたりに対して押さえが必要だから
起用するって,情けない話ですねぇ…。
マスコミも,なんでこの時期に完全に終わってる「元幹事長」や,
お情けで「副総裁」のポストをもらったものの北の代弁をするばかりで
役に立たず捨てられた色ボケジジイのコメントをわざわざ拾うかねぇ…。
時代錯誤の売国議員のコメントを期限切れで腐った与党重職の肩書で
お化粧して新聞ならともかくテレビで放送するって…
そこまで安倍政権の求心力低下を演出したいかねぇ…。
言うのは勝手だし,求心力が皆無に近くなってるのは事実だろうけど,
その批判する側のコメントがまっとうで放送に値するものかどうか…
視聴者が判断すればいい話なんですけどね。

青木を手なずけ野中を議員引退に追い込んだ小泉純ちゃん
の手法みたいにうまくいくといいですね(|読み)。


最後にノブテル,よかったね!
道路公団問題では分割民営化をシミュレーションした何十ものパターンを
そのまま小泉首相に提出して叱られるなど,秀才バカなこともやったりしたけど
若くて(50歳)頭がいい人がまじめにコツコツやってると,
やっぱり出番が回ってくるもんだね!
しかし彼も「全国貸金業政治連盟」から献金を受けてたりとか
北京オリンピックを支援する議員の会副幹事長だったりとか
「清新」なイメージの人選でもこんなもんかという思いは否めないわけですが
お手並み拝見というか,小沢民主党はとにかく安倍自民の足を引っ張ることだけを
目的に強引な国会運営をやってくる(お返しですわな)線が濃厚ですが,
自民党政策部会(政務調査会)が極めてまっとうな政策をぶつけてくれば
逆に小沢民主の足をすくえるかも…
なんてね。
野党のまともな法案が握りつぶされるなんて昔から腐るほど繰り返されてきたわけで
与党がまともな法案を出してきたから野党も通しましょう,そうでなかったら
世間の目が黙っていないですからネ,なんてことはまずないよな…。

ただ,まともな法案が党内で潰される,ねじ曲げられることを
少しでも阻止できたら,それはすばらしいことだと思いますけどね。
そこはかとなく期待。


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田中真紀子擁立、石原慎太郎新党誕生

石原伸晃

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