愛知万博(11) 外国館（コモン１後編…中央・南アジア）

愛知万博(9)(10)と，外国館について書いてきましたが，
今回は２回目・３回目の万博来場で回った
コモン１についての後編です。

【グローバルコモン１】
記述順はインド館から逆時計回りで。
○が訪問したパビリオン（左が２度目，右が３度目の万博入場時）。

－○インド館
○○ネパール館
○－中央アジア共同館
○－ブータン館
○－モンゴル館
○－中国館　　　　※ここまで前回の記事で。
○－韓国館　　【シアター】【展示】
○－スリランカ館　【展示】[食]
○－パキスタン館　【展示】[食]
－－バングラデシュ館　【展示】[食]
○○イラン館　　【休憩】[茶]
－○カタール館　【展示】
－－イエメン館　【展示】
－－サウジアラビア館　【展示】【シアター】

◆では，左側奥の館から順に感想を…

【韓国館】
２度目のとき，約30分待ちで入場。
話題の３ＤＣＧアニメが30分間隔の上映で，
グローバル・オレンジの予約が１時間後にきていたので
30分後の上映となるとちと厳しいなと思ってたのですが
シアターの前の展示を５分で通過できたので
ゆうゆう間に合ってよかった。

展示ルートの中で売り物だった「スクリーンに
映ったあなたの影が水墨画風の木の映像に変化」
という“黒のコーナー”は微妙。
だって，僕が行ったときは，前の台の上に立っても
自分の影が映し出されず，やきもきしてたら
いきなり影の木ができ始めるからなんじゃこりゃって感じで。

で，メインの３ＤＣＧ「ツリーロボ」（専用メガネで
視聴）はよかったですよ。
反戦・エコロジーのベタといえばベタな話ですが
フランス館のエコ映画と同様，ストレートにずばっと
メッセージをぶつけてくれた方がインパクトが
あっていいですね。
15分の上映のうち，中盤以降は映像が地味になったり
（無彩色系の色調になるのでストーリー的には自然な
　話なのですが）オチが「何それ？」と思わなくもないですが
前半だけでも十分見る価値はあり。
帰りに「ツリーマン」のＤＶＤ(別バージョンらしいです
…予告編みたいなやつ？)をもらってこれます。


【スリランカ館】
この館が紹介される際に必ず触れられるのが，
天井一面を埋め尽くす蝋染め。
ほんとうに壮観ですが，閉幕後は頒布・販売など
しないのかな？

コモン１には仏教国が多いので仏像比較なども
面白いとおもいますが，スリランカ館の
“村の仏教寺院”は…
仏像，なんかプラスチックっぽいゴールド。
何でできてるんだろ？
寺院の内壁にババンと極彩色で描かれたブッダの逸話画，
「荒れゾウを静めるブッダ」とかさらピンで
色鮮やかなのでちょっと落ち着かない感じも。
インド・スリランカといった南アジアは
カラフルな宗教画が気軽に買えるなど
生活に密着・身近な存在なのでしょうね。

レースや機織りなど工芸品の実演が人目をひくほか
売店も。塩も売ってましたが，試食で舐めてみたところ
海塩なせいなのか？塩辛さが強かった
ように感じました。

また，「ヤシガラ脱臭～！」の客引き声がやけに
でかい。暑い万博会場で汗だくの客を挑発してんのか？
って感じでしたが，リンゴや洋ナシ，バナナそっくりの
消臭剤はなかなかユニークでしたね。
500円ですが，400円までなら値引きも可能
（それ以上値切ろうとすると嫌な顔をされます）。


【パキスタン館】
Ｋ２周辺の山々を模した内装，その山々の模型を
くりぬいた形でレストランが設けられて
いるわけですが，これが苦行釈迦像のバックにある
光景はなかなかシュール。
お釈迦様が断食してガリガリなんだよ。それなのに。
　
　
【イラン館】
ここはコモン１の休憩スペース的存在。
館内は公園をイメージし，
中央に配したタイル張りの小さな池を囲む
ベンチで休憩できます。

イランの紅茶・チャイハネは200円。
金属の皿にグラスと砂糖のかけらを乗せた小皿。
小さなグラスですがホットなので
すぐ飲み干してしまうということがなく
少しずつ飲みながら，ゆっくり楽しめます。
（砂糖を口に含んで，お茶で溶かしながら飲むとのこと）
最初に行ったときには
イラン式のポット・サマーヴァルでお湯を注いで
そのお湯をもどして…の繰り返しで
お茶を入れていたので，早くしてくれと思いながらも
その情緒を楽しんでいたのですが
次に家族が行ったときにはあっさりグラスに
注いで終わりだったので拍子抜けだったそうです。

あとは，ババンとすごい品が揃っている
ペルシャ絨毯などが売りですかね（まさに商品だし）。


【カタール館】
妹が，友達が女性のハンドペイント・ヘナを
やってもらってて自分もやりたいとのことで，
無料でやってるほうのカタール館へ。
（もう１つ，イエメン館でも有料でヘンナのサービスあり）

入口でパンフと一緒にピンバッジをわたされる。
さすが産油国，太っ腹！（マレーシア館でも缶バッジをくれましたが）
中の展示もなかなかオシャレ。
ギリシャ館や中国館でも設置されていた国データが
読める小さなタッチパネルもしゃれて感じるのが不思議。
近代的なカタールのことを紹介した冒頭のエリアを抜けると
石膏細工（着色されたものがすごくきれいでびっくり）
や織物・木工品などの伝統工芸ゾーン。

その後，伝統的な応接室のようなゆったりした
休憩スペースらしきエリアが。
ヘナをやるならきっとここだなと思ったのですが，
万博当局の要請でヘナサービスは
中止になったという主旨の張り紙が。がっくし。
後でネットで見かけたのですが，かぶれたという
苦情があったんですか？中止とは残念…。

◆ということで今回のポイント－
・韓国の３ＤＣＧ「ツリーロボ」
・イランのチャイハネで休憩
・カタールはピンバッジ無料配布
・スリランカのヤシガラ脱臭（の売り声）

たしかサウジもＣＤだかＤＶＤだかがもらえるんですよね。
仏教国優先で回ったんで時間切れで行けませんでした。

◆過去の「愛・地球博」関連エントリー
その(3)愛知万博・事前予約必勝法？！　7/8のUP以来，25000アクセス突破！ありがとうございます。

次回は愛知万博(12)　外国館（コモン6…東南アジア・オセアニア）。
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