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愛知万博(8) 日立&三井東芝/一名様まかり通る

2005-08-14 09:45:31 | 愛・地球博
(6)観覧必勝法?!朝イチで並ぶ編 のつづきであります。

8月8日月曜に,始発の地下鉄からリニモで
2回目の万博観覧に臨んだ私,全部で25あるゲートのうち
19番ゲートの49人目に並ぶことに。
6時半についてから8時40分まで2時間余りの行列暮らしの後
ついに開門!
さて1回目のバスツアー万博で初っ端からパスせざるを得なかった
企業館を、今回は見ることができたのでしょうか?!

まず白状いたしますと、
私、ネット予約ではマンモス(グローバルオレンジ)しかとれませんでした。
お目当ては日立と三井東芝だったんですけど
2、3回最終段階でエラー・ふりだしに戻る状態になってしまい
(不幸中のほんの小さな幸いというかログアウトには全然ならなかったんですけど)
…残念。

なので、開幕ダッシュに賭けて臨んだこの日、
■最初の関門・ゲート入り荷物チェック
ですが私、泊りがけの帰省で名古屋入りしていて
しかも万博後直で京都まで帰宅するスケジュールでしたから
着替えやら何やらで荷物がギッシリだったんですよね。
ただでさえ重くてかさばる上、
荷物チェックでは自分でカバンを開いて奥まで見えるよう
スタッフに示さないといけないからビデオカメラと
お土産に渡されてたお菓子の包みをカバンから出しておくことに。
さらに金属探知ゲートを通るために身に付けていた腕時計と
携帯を外して入れていたビニール袋も手にもってますし、
荷物検査と金属チェックが終わった後
入場券も自動改札を通せる状態にしておかないといけない。
そりゃバタバタしましたよ。

金属チェックも済み、いくつにも分かれてしまった荷物を
1つ1つかき集めるように手にもち、自動改札へ。
これはゲートごとに混み方に非常にムラがあるので
空いている改札機に回って通ればいいです(会場側もこれを推奨)。
で、急ぎましたよ。
走るの禁止ですけど走るやつ多い多い。
僕は超大幅競歩って感じで企業パビリオンゾーンBに一目散。

■日立と三井東芝、両方午前ゲット
CG動物と遊べる日立とCG映画に出演できる三井東芝。
絶対忘れちゃいけないポイントは
日立は当日予約が不可で先着順か整理券、
三井東芝は当日予約が可
ということ。
※日立も高齢者、車椅子などの方を対象にした当日予約枠はあります。

ということで、企業ゾーンB、一番奥のトヨタの向かい、
まず三井東芝館の当日予約目指して一目散にダッシュ(競歩で)!
すると日立の前あたりで早くもトヨタの列の最後尾が!
この列の左によけていけばいいんですけど
こつぜんとトヨタの列だけが目の前に出てきて
その先のほうが全然見えなかったので正直慌てました。
三井東芝の列もどこかに伸びているんじゃないかとかね。
スタッフに念のため訊ねて三井東芝館の場所に
向かっていけばいいと確認し、競歩の足取りもさすがに
バテて空足を踏みながらようやくたどり着いたら…

ガラガラでした。

三井東芝館、第1回目当ての行列が20人くらい、
当日予約は4台ある予約機がちょうど1人ずつ埋まっていて
誰かが操作を終われば空いた予約機にすぐつけられるという状態。
で、ほとんど待つこともなく予約機に。
10:00-30の枠か10:10-40の枠のどちらかを選択ということで
日立を見に行ってそれに時間がかかり、こちらの予約がつぶれては
ぶち壊しなので少しでも後ろの10:10-10:40の枠を選択。

さて済んだと思って、日立館のほうに引き返しながら
プリントアウトした予約明細を見ると
「予約確認票 08/08 グローバルハウス オレンジ/マンモス
 お集りいただく時間 14:50-15:00」

ネット予約したマンモスじゃねーかよ!!

当日予約のタッチパネルで希望時間を選択した後
右の「予約確認」のほうをタッチしたら、ネット予約の内容が
プリントアウトされてきたのでした。

慌てて三井東芝館の予約機にもどり
(まだ行列ができるほど人は集まっていなかったのが不幸中の幸い)
入場券をセットしてみると、やはり三井東芝の予約は
とれていない様子。こんどこそと左のボタンをタッチし、
左のプリントアウト口から出てくる紙が
「予約確認票 施設名 三井・東芝館」
になっているのを確認してようやく一安心。

さあ100m手前の(体感的にはこんなに短い距離とは
思えないんですけどね)日立グループ館へ引き返す!
トヨタ館前の行列だか何だかわからない人ごみにまた惑い、
日立館の前の人の波、誘導の柵が北ゲート向きに伸びてるので
奥から引き返してきた僕はどんどん人が通ってくるのを
横目に、余分にもどらないと列に入れない焦り焦り。

日立館の列は並んでそのまま観覧する列と整理券配布の列。
整理券の列に並んで整理券をもらっても
その後に他の人気企業館を三井東芝予約時間までに見終われるとか
他の整理券ももらえるとかいう確たる見通しが立つわけでもないので
当然先着順観覧の列へ。
待つのが長くて、三井東芝館の予約時刻までに
見終われなかったらどうしようと、とにかくそればかり考えてましたが
8:40 開門
8:48 三井東芝予約
8:50 日立並ぶ
という流れで、9時にパビリオンが動き始めてから
8:15にはあと300人(行列の折り返し1本分が約60人で計算)
というところまで進み、パビリオンの壁面に配置されたテレビ画面で
中の展示の概要やテーマ、使用する最新の科学技術の紹介、
そして日立の白くまくんやら「だけじゃないTEIJIN」みたいな
女の子の出てくるCMやらをリフレインで見させられながら
9:35にはついにパビリオン内に!涼しいィ!!

■日立の絶滅動物ショー
パビリオンに入ると、
最初に名前を登録して顔を撮影し、
携帯情報表示端末「ネイチャービューワー」
(小型燃料電池使用ってのが売り)の貸し出しを受けて
希少動物約50種の映像やデータをチェック。
まあだいたい見ましたけれど先を急ぐ気持ちが強い私は
細かいデータはいちいち読みませんでしたけどね。
画像も動画つきの動物と静止画だけのがあるんだなという感じで
チャッチャと済ませていきました(でも周りの人と比べても
結構多くまんべんなくチェックしていたと思いますよ)

で、いよいよメインショー。
これって4人乗りの車両が4両連結した編成で
5つのゾーンを回っていくんですね。
ということは、3人連れのグループが乗る際には1つ席が
半端に余る。
というわけで「一名様のかたいらっしゃいますか?」
まさに今流行りの「おひとり様」ですよ。
30人ほど抜いて列の前へ。(といっても2本ほど早くなっただけです。
抜かれた皆さん、おこらないでね)

で、肝心の内容ですが
テレビ等で紹介されすぎですね。もうあのまんま。

「アドベンチャースコープ」を装着して上を見たら
目に見える画面も上の景色というように
ちゃんと視線の動き(顔の向き)と目に見える画面が
シンクロしているのはさすがです。
おそらく、スコープについているカメラで目の前の景色を
撮影し、その映像を解析・動物のCGを合成して
スコープの内部に写すというしくみなのでしょうが
目に見える背景もCGみたいに変換されているから
現実の景色と関係なくゲーム画面を表示してるだけじゃないの?
と一瞬疑ってしまうなんてことも。
せめてジュマンジくらいのタッチで(をい!)

CGサルにバナナを投げるゾーンでも
オーバースローで投げようとして
「なんだ、『ここではこうする』ってフォーマットから
 あまり外れたことできないんだ。案外応用きかないな」
なんて思ったりして(やな客~~!!w)。

でもワニのところではびっくりしました
(ヒント:大きな音とかでびびらされたわけではありません)し、
麒麟キリンの出現でセルフパンさせる演出など
この技術をじっくり堪能できる構成になっていて
楽しんできました。
最後のペットはオウム(ルリコンゴウインコ)を選択しましたが
なんですか!あの逆さにして動物を困らせるってのは!
私、何度も何度も執拗にやっちゃいましたよw。

前述のように、あまり勝手なことをやっても反応してくれない
など改良の余地はありますしここでなきゃできない技術ではないと
思いますので、数年と待たずにさらにブラッシュアップされたものが
どこかのテーマパークで見られるんじゃないかと思いましたが
それは、エンタテイメントとして非常に優れたコンテンツだということ。

あの日立グループ館のユビキタス・エンタテイメント・ライドを
押さえたぞ!という意味でも
満足度は大、バッチグーです。

■時間調節パビリオン?
日立館を出たのは9:50頃。
プレショーで絶滅動物データを丹念にチェックして、
一名様ショートカットがなかったとしても30分はかからない
コースといえますね。

この時点で三井・東芝館の予約時間〆切まで1時間余り。
となると、時間をつぶすには飲食か展示関係のところを回るか…

で行ったのが夢見る山のブラザーとシャチハタ。
ブラザーアウトプットファンタジーも混んでましたけどね。
会話型ロボットは騒がしいせいかあまり人とうまく
コミュニケーションがとれていませんでしたけど、
ほかにステージ上で手品などのパフォーマンスが拍手を呼び、
顔写真入りオリジナルシール作成のコーナーでは20分待ちの
行列が。以前来たというおばちゃんが
「前は並ばずにすぐシール作るのやれたのにね」と言ってました。
日立から出てまっすぐここに向かっていれば
シールに並ぶ余裕は十分あったんで、あらかじめプランを練っておくと
よかったですね。(経験してなきゃそりゃ無理だって…)

シャチハタのほうは、印章ツールを使って未来社会を
疑似体験できるという映像シアターがどういうことなのか
ピンとこなかったんでなんですが(これのほかは17人の世界的
アーティストが1字ずつ書いたメッセージはんこを押すくらいで…)
工房のほうは開門後速攻で定員に達し、整理券を持った人が
入り口前で自分の番の時間が来るのを並んで待っているという
状況で、やっぱり大人気でした。

■三井東芝館・モンブラン船長は加山雄三というより…
さて、当日予約の集合時間範囲内、10:25すぎになったので
ぼちぼち三井東芝館に行くことにしました。
一般入口と違い、予約機があるのと同じ向かって右からの入場。
入口が4つ(9番~12番)あり、それぞれその前の
駐車スペースほどの広さの場所で20人ずつが
演目の内容が紹介されているテレビ画面を見ながら
待ちます。

10:40になったので入場。
満面の笑みをたたえたアテンダントによる説明と
各観客の顔面スキャニング。
いろいろ言われたように思いますがポイントは2つですかね。
(1)前髪を手で押さえておでこが出た状態で読み取る
 ※ただし最初から前髪が上がっていて
  おでこの出ている人はそのままで問題なし。


(2)耳が入るくらい深く顔を穴につっこむ
 ※だから踏み台を使っても届かないような
 お子様は、親御さんが抱きかかえてあげないと。


これがちゃんとできないスキャニングエラーが生じると
CG映画に出られないのですが、アテンダントがきちんと
様子をチェックして指導してくれながらスキャンしていくので
まず大丈夫でしょう。

ちゃんとスキャンできたとして、
もう1つ心配なのが「映画を見て自分が出てるのが見分けられるかどうか」
だって、主役のモンブラン船長が加山雄三っていいますけど
どうみても梅宮辰夫化した三浦友和って感じですから。
これの対策として、顔にシールを貼る作戦をとる人が
けっこういます。これはなかなか有効。
ただ大きすぎるシールを変な貼り方したらそれを目と認識して
おかしなことが起こるそうなんですけど、その辺も
アテンダントが見てくれますからアドバイスに従いましょう。

スキャンが済めば、そのデータをコンピュータが解析している間
演目の内容紹介映像を見ながら待機し、11時前になったらいよいよ
シアターに入場。イントロの画面で配役が発表されます。

観客が演じることになる役柄は大きく分けて4種類。
ブレイン…6人
オーソリティ…4人
ガーディアン…6人
レシーバー…4人
ガーディアンて警備員?レシーバーって遠くの出来事や
異変を察知する超能力者?指示中枢のブレインがいいな
と思っていたところ、私希望通りブレインになりました
(私の顔、眉毛の骨がゴリラみたいに盛り上がってるので
 CGでも識別できましたよ(´Д`;))が、
暗いコントロールデッキの場面でしか出てこないので
あまりおいしくない役でしたw。
セリフは2つくらいだったかな?

ガーディアンは空中バイクでビュンビュン飛び回る見せ場があり、
レシーバーは4人ともはっきり顔が出てセリフもあるので
最初のイントロで自分がレシーバーだなとわかれば
映画本編の中でも4人のうちこれが自分だなとわかりますわ。

映画のストーリーはなんとなくわかったけど
具体的に説明せよといわれたらどうにもならんって感じw。
映像の迫力とリアルさを堪能できればもう十分でしょう。
で、一番強く感じたのが、
おひとり様よりグループや家族のほうが断然楽しめる
ってことですね。

撮影不可に、上演後データが破棄されてしまう、
まさに一期一会の映画。
持って帰れないから自分出演の映画を人に見てもらうことは
できず、まさに上演されている間に楽しみ、あとは自分の
思い出としてだけ残るわけです。
グループで行けば誰がどこで出てきたか人数分の目でチェック
しますから見落としも減りますし、思い出を共有できて
まさに何倍も楽しめると思います。

それに、アップでセリフのある役は
子どもが割り振られることが多いんですよ。
スキャンした顔の特徴から年齢や性別も類推して
配役するそうですから、お子様連れにより楽しんで
もらえるよう配慮されているんでしょうね。

ということで、始発でやってきて2時間開門待ちしたかいあって
念願の日立館&三井東芝館を両方制覇!
どちらも堪能、満足いたしました。
マル!でございます。

※実は1週間後の昨日、法事の食事会で再び帰省したところ
 親や妹が万博に行くというので急きょ3回目の万博行きを
 してきたんですよね。
 今回は7時に出発して8時頃着、ギリギリでトヨタ館の
 初回整理券に間に合いませんでした。
 ということは、8日にトヨタに並んでおけばよかったのかな?
 と思ったりして…。
 そうしていたら8日の午後に日立か三井東芝、
 そして今回の朝イチに残り1つと御三家とも見れたかも
 しれませんが待ち時間などで相当しわ寄せがきていたでしょうね。
 「トヨタを見ずに万博を見たというなかれ」
 なのかもしれませんが、これで満足することにします。


ジュマンジ

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


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 外国館の紹介がエリアごとにまとめられているのも,
 ありそうでなかなかない編集なんですよね。
 大きな詳しいマップ(トイレ・案内所などの施設が完璧!)も便利!
 (取り外して使います)
 グルメガイドの収録ページがちょっとばらけてるのが玉に瑕ですが
 これも情報量は及第点です。

ネット銀行のパイオニア『ジャパンネット銀行』
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