カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

涸沢カールの紅葉を訪ねて・その3

2007-10-13 | ヤマのこと

【3日目】徳沢7:00-上高地バスターミナル8:45
    バスターミナル9:10-新島々10:40
    新島々10:48-松本11:17 
    松本12:13(スーパーあずさ)-新宿14:37着

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後ろ髪引かれる思いで涸沢カールを後にします。
するといつもの私のパターンとは違い、空に雲が出てきました。
快晴の空を拝めたことにただただ感謝。


登りは一生懸命で気付かなかったが、ゆっくりと周りを眺めてみると、
紅葉の色づきは悪くても、よく見れば確かにここには秋が。




ここにも。



ここにも。



お花たちもまだ、頑張っていました。



続々と登山客が登ってきます。
重い荷物を持った人は本当に苦しそう。
多分、この時間にここに着いた方たちは朝一隊と思われます。
でも、努力した分だけ私とは違うご褒美が待っている、きっと。

下山時はすれ違いに時間がかかるようになりましたが、
それでもこの程度の人でした。

でも昨晩はやはりすごいことになっていたらしく、
宿泊された方たちの話が聞こえてきました。
以下「涸沢小屋」と「涸沢ヒュッテ」に泊まられた方の会話だと推測。

「昨夜はヒュッテどうでした?」
「4畳に21人よ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「へぇーーー!それはそれは。小屋はひとり布団一枚あったわよ

予想はしていてもやっぱりビックリ・・・
4畳に21人ってことは畳一枚に5人・・・うぇ~!!
こんなに違うものなんですかね?
もし次回泊まるとしたら「小屋」のほうですかね(笑)?




本谷橋で休憩し、このペースだと今日のうちにテント撤収し、
東京まで帰れそうな雰囲気。
明日の天気予報が悪いのを知っていたので、一瞬迷いましたが、
何も急いでゴミゴミした東京に帰る必要もなく、
空気のきれいな森で、もう一泊しよう、と決めてまたゆっくり。

横尾についてもやっぱりガラガラなトイレ。
混雑を体験しなくてよかった。



横尾から徳沢への道もガラガラです。



15:00、徳沢園に帰ってきました。
今回の私の旅計画がほぼ成功、と認められ祝杯の生ビールで乾杯。
この日は混んでいて、食堂でももう月見そばしか出せない、
と言っていました。
ラーメン、残念ながら食べれなかったなぁ。

テントに戻ると風が強くなってきました。
明日はきっと荒れそう。
そしてこの日も外来入浴に行くと、こちらも昨日とは打って変わって大混雑。
少し待ってみたのですが、続々人が来るので、
混雑の中、ささっと汗を流します。

夜は星がキレイだったのですが、2:00くらいだったか?
既に雨が降り出し、時折吹く強い風にテントが揺れます。



それでも疲れていたので爆睡し、翌朝朝食も簡単に済ませ撤収。
7:00に徳沢出発した頃は、雨も風も強かったです。
お世話になりました、またね、徳沢



この日はもう帰るだけなのでさくさく進み、



小梨平でサルたちに手を振られ、



来た時とは全く違う雨の河童橋を眺め、



8:45に上高地バスターミナルへ到着。
幸いにもバスに人は少なく、9:10のバスに間に合いました。

途中トンネル辺りのバスのすれ違いで渋滞し、
30分遅れで新島々に到着しましたが、後は順調。

こうしてお約束通り雨で締めくくり、
感動の中、無事、初めてのアルプス歩きを終えました。



次はあそことあそこに行ってみたい
ずうずうしくも早くも気持ちは来年の夏に向かってしまったのでした。


おしまい。



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