今、この場所から・・・

いつか素晴らしい世界になって、誰でもが望む旅を楽しめる、そんな世の中になりますように祈りつづけます。

クリスマスキャロルが聞こえてくる頃

2015-12-21 12:21:53 | 山、人、幸せな出会い

あれはもうどれくらい昔になってしまったのか
年末から、新年をまたいで

南米の最南端、パタゴニアへ
出かけて行ったことがあった

今、写真の整理をしながら
ふと、懐かしくて
思い出とはいいものだ

ブンターレナスまで
何度も乗り換えて
成田を飛び立って
38時間
不眠不休
とてもつらい思いをしたけれど

もうそんなことは忘れている

確か、最初に乗り換えたのは
ニューヨーク
ケネディー空港だった

ニューヨークで数時間の観光をしたと思う
ニューヨークの街はクリスマス一色の華やかさで
美しくて・・・

今、思い出が
ごちゃ混ぜになってるけど

いつか、
パタゴニアの山旅の事を
思い出しながら
言葉に
出来たら良いのだけど



淡い、初恋

2015-09-23 15:17:57 | 山、人、幸せな出会い

あれはもう50年も前のことなので、告白?しても良いかしら
つい先日、何となく寝付けなくて、夜中に起きだして、テレビを見た

SONGSだった
歌い手は、井上陽水だった
曲は「シルエット・ロマンス」だった

夜中の事でもあり、私の耳では歌う、陽水の声は聞こえないけど
昔、好きだった歌なので、記憶の中で聴こえていた

耳が健康だった頃はあまり詩にこだわって聴いてなかったのか
あの日、あの歌の詩が気になった。

字幕の一節、一節が結構な、ドキとするほどの艶やかな言葉の連なり
健康で元気だったら、
恋を語る言葉も、普通なのだろう

何だか、ひどく、年老いた気分になった(実際、老女なのだから仕方ないが)

もう、若くない、
けれど、私が若かった頃
恋をしても、あんなふうに艶やかな言葉がつづれただろうか

遠い、昔の、初恋
おそらく私は恋愛が下手だったのだろう

若者の小さな集まりの中に彼はいた
何となく気になり、意識した彼だけど、言葉は、挨拶程度
けれど、ある日、突然、彼は現れた、私の仕事の取引先の病院にいた
私が、聞いていたのは、確か「東大病院の研修医」だと
でもなぜ、この大学病院にいるの?

私は、なぜか、ドギモギ、恥ずかしくなって、走り去ろうと急ぎ足になる
彼は、突然、「○○さ~ん、お茶しませんか」と声をかけてくれた

私の初恋は、この一度のカフェでの逢うセ゚だけで、淡い初恋が消えた日

今でいう、韓流ドラマじゃないけれど
私にはあまりにも、身分違いのお相手で、文京区の病院のおぼちゃまの御曹司
どう考えても、私の恋のお相手にはなれないお人だと、
これ以上は近づくまいと、心に決めて、淡い初恋の終わりでございました。

おかげさまで、つたない小説の中で、私の恋は幾重にも発展させて
夢見る、昔乙女の恋物語

夢の中では自由自在に大恋愛だって??
けれど、悲しいかな
最近の私は恋心も忘れてしまったようで・・・




古い人間と、古いカメラ

2015-09-06 12:59:20 | 山、人、幸せな出会い

写真を写す時
私はなにも考えず
その場所にいる

カシャとシャッター音
大好きな音
その時はまだ
どんな風に写ってたなど
分からないけど

気分は、名、迷、カメラマン
古くて重い
フイルム写真

あけてびっくり
現像してみないと
その時まで、
ドキドキの
期待で待つたのしみ

37枚のシャッター音
37回の期待を込めて
37回の喜びがあり

今も手放せない
30年近く
私に夢と希望を


エーデルワイス

2015-08-03 15:11:50 | 山、人、幸せな出会い

エーデルワイス、エーデルワイス
気高く、愛しい花~

エーデルワイス
この花にはたくさんの思い出がある

はじめてこの花の名前を知ったのは50年以上前だったろうか
あの映画「サンドオブミュージック」だ!
まだ、独身だったころ、50回以上は観ただろう

私の好きな山岳風景
心おどる、音楽
そして、愛情物語
そのすべてにはまってしまい
通い続けた映画館は夢の世界だった

映画で名前を知って、実際にエーデルワイスの花に出会えたのは
日本では「早池峰うすゆき草」が一番近い花だそうで
何度か早池峰山で出会って

ヨーロッパアルプスの山旅で、本物のエーデルワイスに出会い、感激した
ロマンを感じる「エーデルワイス」の花だ!

昨日の「題名のない音楽会」のゲストが石丸幹二さんだった
はじめて石丸さんを知ったときは存在感のある俳優さんだと印象的でった

音大で声楽を学ばれていたそうで、
「エーデルワイス」歌われて、昔、映画を観ていた頃を懐かしく思い出して
又、アイルランド民謡の≪祈り」をうたわれた時は素晴らしくて、感動!
よく聞こえない耳でも良い音楽に触れた喜びに、久しぶりに心が高鳴る思いだった!




ひとり散歩と立ちばなし・・・

2015-07-22 14:30:30 | 山、人、幸せな出会い

 <懐かしの、パタゴニアから・・・>


今日は珍しく、ひとり散歩でちょっと緊張
いつもの裏道を一時間歩く

すこし、風が吹いて、暑さもしのげる
すっきり、青空、セピア色、サングラスの光がまぶしいけど
記憶の青空はスカイブルーで幻の昼の月をみる

すこし不自由な足を急がせて
夏の空に、似合いすぎるほどのひまわりの花
風の中でもすっくと力強く立つ

ひとり散歩はなんだか嬉しくて緊張
ストックと私、3本足のひとり散歩

我が家がみえて、ほっとして
<こんにちはの挨拶>

私にしては珍しく立ちばなしに盛り上げる
今頃の季節、八ヶ岳の稜線を彩る花々
一方的におしゃべりしたか、反省

瞳とじて、あの人に出会う

心の奥にあるもの・・・

2015-02-13 14:23:13 | 山、人、幸せな出会い
 <懐かしい写真、ボリビアより>


心の奥にあるもの
それがなんなのか
わからない

ただもやもやとして
焦る心のざわめきが
私を時々苦しめる

もう充分に愛されたと
もう充分に働いたと
もう充分に生きられたと

たくさんの出会いがあり
幸せを感じた日々

時には涙にくれた切ない恋もあった
だから今があって生きている

けれどもう貴女はは居ないのね
ふたりでときめいた山へも
私は向かえない今が

少し寂しくて
少し悲しくて

心の奥にあるもの
手さぐりでさがす
この想いが何なのか



穂高に吹く風 (夢)

2014-08-27 12:03:11 | 山、人、幸せな出会い

       <写真、思い出のヨーロッパより>


夏の終わり

穂高に吹く風を求めて

夢の中で歩く

明けきれぬ空は

淡いブルーに染まり輝きを魅せて

私をときめきと何かを期待に導き

歩みを進めるたびに誘う


言い知れぬ何かが私にささやく
今、夢の中の穂高は清楚さと妖艶に感じて

この心だけが焦りとゆれる想い

老いし身は遠い日の淡き恋心

指先に感じる岩肌にもゆれる想い

幻の穂高を歩き風を感じて

穂高に吹く風

2014-08-25 10:33:51 | 山、人、幸せな出会い

今年の夏は雨が多く、山への予定がダメになった人が多かったではと思う、もっとも私は穂高どころか、さんぽすらズルするしまつで、山へは夢になってしまったのだろうか・・・

たくさんあった、穂高の写真が見つけられないので「ヨーロッパの思い出写真を、あの頂に触れられたころが夢のようだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


いくつもの思い出は
ダイヤモンドの輝き
爽やかなる稜線をわたる風に乗って

この心はあの岩に触れる
このときめきは雪の壁に憩う
五月の大空に舞い飛ぶ鳥のように

私を呼び止める山々の息吹
遠くに霞浮かぶ美しき姿
雄雄しき富士のお山に心安らぎ

夏の日に向かう長く遠い歩みを一歩又一歩
重い背の荷が体を締め付けても
涸沢の風に泳ぐ鯉のぼりが力づよく

深くゆっくりと喜びが波打つ
秘たる想い滝谷よジャンダルムよ
黄昏時の美しき調べを語る風のように

憧れの地、カラコルム(パキスタン)

2014-07-07 00:23:11 | 山、人、幸せな出会い

<17年前と変わらぬスカルドの風景、写真は近藤謙司さんよりお借りしました>


今の私には遠い世界(地)だけれど「カラコルム」この言葉を聞いただけで胸が熱くなる世界だ!!!

国際山岳ガイド近藤謙司さん率いる「ガッシャブルム峰登山隊」は今、まさに「カラコルム」を歩いている!どうか、今回も無事に成功されますように祈ります!!!

今の私には憧れだけの夢の世界だけれど、元気だった頃、もう20年前になるのだろうか山の師である方、フンザ、ウルタル峰で雪崩にあい亡くなられた「長谷川恒男」さんのお墓参りもかねてパキスタンへ行った。

そして2度目のパキスタンへは今から17年前くらいになるのだろうか「ナンガバルバット峰のベースキャンプ」と今はもう名前すら忘れてしまった「天空の花園」を目指して、車で走り、歩いてと、3000m~5500mの高地を高山病と夜の寒さ、昼の灼熱に耐えながら彷徨い歩いた場所だ!

カラコルムの山々には登山家なら誰もが憧れる「K2峰」や、もちろん「ガッシャブルム峰」などたくさんの名峰がそびえたつ場所!

K2は世界で2番目に高い、標高8611mの山で地元の呼び名は「チョゴリ」といい、私が憧れても出会う事すら叶う事の出来なかった、もちもん、私には偉大過ぎて登れる山ではありませんが、K2の山すそに触れたいと願い思い続けた「カラコルム」

K2「チョゴリ」は叶わぬ夢をせめてパソコンのネットの世界で触れたいと「ちょごり」を名乗りつかわせていただいた時期もありました。

今、思い出を手繰り寄せて・・・

パキスタンへご案内してくださった、フランスのご婦人の顔パスで飛行機のコックピットの中から真近にパキスタンの山々を観れた事(今の時代なら考えられない事だと思う)

イスラマバードでの入国手続きでの不思議な出来事(どうやら係官が何かがほしかったのかも)言葉が分からないふりをしてやり過ごしたけど、まあ、実際のところ言葉が分からなかったけど!

思い出が数限りなくあるけれど、今は眼がダメなのでこのへんで又いつか続きを書きたいです。




遥かなるデナリ (3)

2014-06-14 15:01:23 | 山、人、幸せな出会い


痛みや苦痛に耐える
日々の営みを捨て去りたい

ふとよぎる自分の心の弱さを認める瞬間
体ごと崩れてゆく氷河を渡る私を試すように
今この瞬間の選択を迫る

希望さえ見えない
おしつぶされ微弱になってしまった
私の心臓の営みを止めてしまう

私が次にみる世界は天国なのか地獄なのか

眠れぬ夜は果てしなくながい
眼をとじれば何を夢見る

思い出の扉をあけて
見えぬ眼はぐるぐると
スライドショウの始まりを告げた




遥かなるデナリ (2)

2014-06-10 13:55:03 | 山、人、幸せな出会い


何かを望み願う
けれどそれは幻想妄想にすぎない
現実とはかけ離れた想いなのか

彷徨いながら
求め、祈る、浮遊する心

重い足を引きずりながら歩く
雨の道は遠くで幻想をえがく

輝ける日々が私を
今日の痛みに耐える力となって
美しき人貴方を想う

心はあくまでも自由でそして孤独だ
見えぬ眼がまばたきで忙しくはたらき
記憶のかけらを集めてはつなぎ始めた

遥かなるデナリ(マッキンリー山)

2014-06-08 15:20:53 | 山、人、幸せな出会い

アラスカの山旅へ出かけたのはもう何年がすぎてしまったのだろう・・・
アラスカの山旅へは2回行ったけれど、アラスカの名峰「マッキンリー山」は私には偉大過ぎて登る事は出来なかったけれど、大自然な中で、日常とはかけ離れた貴重な体験が出来た大切な思い出がある。

私の書いた、つたない小説「逢いたくて<永遠>」は小説の中のアラスカの部分は私のアラスカでの体験をもとにイメージを膨らませたものだ!

美しき人、ビョンホンさんのイメージ(感性)に魅せられて書いた小説だけれど、私の山旅での体験を活かせたことが幸せなことだ!!!

6月はアラスカに出かけた時期でもあるので、いろいろと思い出がよみがえり心が落ち着かない季節でもある・・・

桃源郷、フンザの風 (5)

2014-04-10 12:37:06 | 山、人、幸せな出会い


インダスの分流にそって
くずれかけた細い岩道がつづく

灰色の山すそには
淡いピンクと薄グリーンの帯が美しく揺れる

すこし高い台地にたって見上げる

遠くには大きな白き山々が光輝き

山里にはアプリコットの花びらが風に舞う
美しき大地フンザの風が谷を走る


 ☆ ☆ ☆


冬の寒い中を筑波山に行ってみたいと毎日散歩頑張ってたけど、やっと春が来て散歩も楽になると思っていたけど、私の体はひどく体調が悪い、気力をふりしぼって頑張って30分歩くのが大変、体調が良くなるまで、とにかく頑張らねば・・・

桃源郷、フンザの風 (4)

2014-04-07 12:03:23 | 山、人、幸せな出会い
         
<今も、ウルタル峰を望むホテルには長谷川さんの写真が飾られているのだろうか?>


元気だった頃、1990年代、もう20年以上前になってしまったが、2度、パキスタンを山旅して、その印象は今も忘れがたく、私には強烈な印象で記憶に残っています、3度目を計画したけれど実現はできなかった、2回の山旅が私にはあまりにも過酷な旅だったので、2回目の旅を終えて帰国したその日にわが娘に頼み込んでおいたから・・・「おそらく、又、パキスタンへ行きたくなるだろうから、その話が出た時は、絶対に私を止めてね!今度、パキスタンへ行ったらおそらく私は生きて帰れないと思うから、絶対に留めて!」と頼んだほど、過酷で、それでいて不思議な魅力と感動が忘れられない、私を今でも虜にする場所です!!!

山の師である長谷川恒男氏が眠っている場所でもありますが、大自然の過酷さと魅力が私にはあまりにも偉大過ぎるほど肌で感じ、生きる事の意味を今思えばあの風景の中でおしえられた気がします。

旅をしている時は、現実の厳しさや苦しさや楽しさ、素晴らしさで、いろんな事を深く考えられずに日々あの自然の中に溶け込んでいたのだろうと思う。

高山病と暑さや寒さ、そして、荒涼とした風景は、不思議なほど美しく広がっていく世界、場所だ!

昨日、DVDで映画「トップガン」を観ようと思っていたが、つい、寝てしまって、時間が過ぎて,観逃してしまった。

まあ~何度も観ているので、さほどがっかりはしないけれど、この映画の主役の「トム・クルーズ」の大ファンの山仲間だった友人がいて思い出すが、お年はおいくつになるのだろうか、確かに、カッコイイし、綺麗で、ハンサムだが、やはり、私はふつうの映画俳優としか感じ取れないのだが、人それぞれ感性が違うのだろう・・・

けれどこの「トップガン」と言う映画というより、テーマ曲になるのだろうか、あの独特な音楽(リズム?)が私には特別に思い出がある!

山の師である、長谷川さんが、ウルタルへ旅立つ日、成田まで見送りに行った時、長谷川さんが何気なく言った言葉!

<オオ!珍しい人が、来てるな~!もう、逢えないと思って見送りに来たのかあ~>

確かに長谷川さんは何度も、海外遠征に出かけているが、私は、見送りも、お迎いにも行った事が無かったけれど、あのウルタルへ向かう日、その時は、不思議と、長谷川さんが出かける日の朝に、私は突然、見送りに行こうと思いたち出かけたのだった!

そして、長谷川さんは、ウルタルで、雪崩に巻き込まれて、帰らぬ人になってしまった、

私は、長谷川さんを見送りに行った日、なぜか、どうして聴いていたのか思い出せないけれど、この映画「トップガン」のOSTを何度も、何度も、聴いていた事が、今、思い出している。

パキスタンでの旅の事は本当にたくさんの思い出があり、何度でも書きたくなりますが、なんだか、悲しい事の記憶とあの魅力的で不思議な世界に触れられたことはたぶん私の心の財産、宝物なのでしょう・・・

今の私は脳梗塞や心筋梗塞をわずらって、眼、耳、がダメになって体も不自由で散歩する事ぐらいしか叶わないけで幸せだ!

人生には時として理不尽で耐えがたい事も起きますが、生きていればこその思いで、気分を変えて、明るく、前向きに、さて、今日は何をしようかな~~~

桃源郷、フンザの風 (3)

2014-04-04 12:57:33 | 山、人、幸せな出会い


灰色の大地は人を拒みつづけ
はるか遠くに雪山を望む

山と山との谷間をくねくねと走る車は熱風と冷気をごちゃまぜにしてながい一日が終わる

何処かで見たような風景が車窓から飛び跳ねて不思議を記憶した
そうだあの谷は「風の谷のナウシカ」

きのうと今日の間には夢の世界が広がる

フンザの風は私に不思議と現実を魅せて
今も私を戸惑いと夢、幻にする