茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

炉点前の候になり、寒さを感じさせない気配り、暖かなおもてなし。

2022年11月27日 | Weblog

『MeはTeaに夢中。』宗青 茶名披露 前編

11月も末を迎え、初冬の候となり、茶道のお点前も「炉点前」に代わりお客をより暖かくお迎えするようになりました。炉に炭を入れ部屋も暖かくしてお茶入れを致します。炭は湯を沸かす大事な要素です。利休の歌に「炭置くはたとへ習いにそむくとも湯のよくたぎる炭は炭なり」というのがあります。つまり型どおりの仕組んだ炭でなくてもまた炭点前どうりになされなくとも炭がよく起きるように、という大意です。炭点前での炉中拝見では炉中の灰の作り、下火の有様、炭の置き方、など見て炭型の美しさを拝見します。茶の湯の場合の「拝見」は人の心を汲むものですから、その精神を深めると共にご亭主の心を汲むことも大切なことになります。この寒い時期に暖かな一服のお抹茶をいただき、心も温かくなることでしょう。至福なひと時を是非お勧めいたします。

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