茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

ゆく秋に咲く「心変わりの花」に死んでもいい不倫と言う名の本当の愛を知った今は・・。酔芙蓉の花・・・

2021年09月21日 | Weblog
色の変化が楽しい酔芙蓉

灯がともり、胡弓の音が流れるとき、風の盆の夜が更ける、越中おわらの祭りの夜に死の予感にふるえ・・・高橋治の小説「風の盆恋歌」の中にでてくる花が「酔芙蓉」です。源氏物語にも「太液の芙蓉、未央の柳もげに通ひたりしかたちを」と美人の顔に喩えられた芙蓉、白楽天の詩にも「唐の楊貴妃梨花一枝春雨を帯芙蓉の風に戯れつつ」など古典にも美人の代名詞のように表現されてきた「芙蓉の花」、この花は一日に色が変わる花として、花言葉も「心変わり」「しとやかな恋人」「繊細な美」「幸せの再来」などがあります。その花の美しさや雰囲気からきているのでしょう。また、お酒をのんで顔色が変わることから、「酔芙蓉」とも呼ばれています。「蚊帳の中から花を見る 咲いて儚い酔芙蓉・・・」石川さゆりの歌う「風の盆恋歌」もにもその情燃の心が歌われています。美人の恋は切なく儚いもので、この「芙蓉の花」にピッタリですね。/span>
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