2020年は新型コロナ流行の影響で、従来の学会や薬の説明会・講演会に大きな変化がありました。
現地開催の製薬会社による薬の説明会や、製薬会社主催の講演会がほとんどなくなり、
WEB配信セミナーが中心になりました。
持病を抱えて遠出しにくい私にとって、
WEB配信はありがたい方法です。
しかし各社競って配信するので数がやたら多くなり、
連日夕方はWEB配信セミナーを視聴することも少なくありません。
そこで鼻につくのが、「自社の薬の宣伝」。
まあ、当たり前と言えば当たり前なのですが、
洗脳されるほどしつこく自社薬をプッシュしてくるので、
私はウンザリしています。
そして、そのようなWEBセミナーには「延長放送」といって、
ライブ配信が後日一定期間視聴できるよう配慮されています。
この「延長放送」ですが、ありがたい反面、
「この講演を聴きたかったけど聞き逃した!」
という講演に限ってライブ配信のみで、
「ああ、また薬の宣伝かあ」
とウンザリする講演ほど多い傾向があります。
まあ、これも当たり前と言えば当たり前ですが・・・。
今シーズンに関しては、
「◯フルーザ」
「◯タテック」
のWEBセミナーはもう聞きたくありません。
耳にタコができてます。
一方で、学会もWEB配信中心になっています。
ライブ配信+一定期間配信のパターンが多いですね。
こちらは本来、遠くの土地で開催されることが多いので、とても助かっています。
交通費・宿泊費がかかりませんし、移動時間とそれに費やす労力も削れますから。
実際の学会会場では複数の部屋を使い、
同時進行の講演・演題発表が行われることが一般的です。
つまり、興味のある演題が同時進行の場合、一つを選ばなくてはなりません。
WEB配信ではそのストレスがなくなり、いくらでも視聴可能です。
今まで第二選択で端折ってきた分野もカバーできて新たな知見に出会えます。
これは便利!
と喜んだのもつかの間、
逆に「すべて視聴できる」ので、
気づいたときには“WEB配信沼”にはまって抜け出せなくなります。
2020年11月に行われた日本小児アレルギー学会のWEB配信の演題はほとんど視聴しました。
勉強にはなりましたが、結局3週間かかりました(実際の学会開催は2日間)。
我ながら天晴れ!?