自然災害や人口の減少など、あらゆる理由で住人がいなくなってしまった場所は、通称「ゴーストタウン」とも呼ばれている。
人が住めなくなってしまった地域や入居者のいない新興住宅地、世界にはそんな無人の地がいくつも存在する。
人々が去った地に残るは、朽ち果てた建物に寂れた風景。原因はさまざまなのだが、廃墟が並ぶ無人の地はどこか奇妙でミステリアスな雰囲気を醸し出している。
こんな景色に「美」を感じる芸術家も多く、ゴーストタウンを題材にした作品も多く発表されているという。
台風7号も日本列島から離れ、高速道路の渋滞も日常にもどりつつある。
ガソリン代が急騰し遠地には行けないので今日から隣県の山奥に出かけます。
その間はいつもの「つぶやき」はお休みして、哀しくも美しい「ゴーストタウン」の写真をもとに、歴史や魅力を伝えていきます。
【捕鯨の衰退により廃墟と化した島・グリトビケン/サウスジョージア】
サウスジョージアの「グリトビケン(Grytviken)」は、南太平洋に浮かぶイギリス領サウスジョージア諸島にある捕鯨基地跡である。 1904年より鯨油基地として確立するも、その後60年の間徐々に鯨が取れなくなり、退去せざるを得なくなってしまった。 最盛期には約300人もの男性作業員が働いていたそうで、鯨油のほかにゾウアザラシの油採取もおこなわれていたという。 その後、衰退が進み、最終的に捕鯨を放棄。島には廃墟と化した家屋や鯨油関連施設、廃船が多数残されたままになっている。 |
捕鯨基地跡となったいま、現地は南極大陸観光スポットとして開放されているという。 |
には捕鯨者の墓地や教会のほか、博物館やお土産屋さんもあり、当時の歴史を後世に伝える大切な地として残されているのだそう。 |