新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

強引なマイナ保険証の運用で四面楚歌になる河野太郎

2023年08月13日 10時33分32秒 | マイナンバーカード

 海上には「Uターン禁止」などの規制がないため、ノロノロ台風6号は時間をかけて被害を拡大している。
  
 そして今度は台風7号が本土に向けて進行中だという。
  
 その影響なのか昨夜は夜中に猛烈な雨が降り出し、目が覚めてしまった。
 
お盆期間が稼ぎ時の業者の方々は怨み骨髄に入る思いであろう。
 
8月も2週間が過ぎたので、いつものように「在野のアナリスト」氏に登場してもらう。
 
8月2週の動き
 

岸田政権の人権意識?
国連部会が、ジャニーズ性加害問題に関して日本政府が主体的に救済するよう求めた件に対し、松野官房長官が「法的拘束力はない」と述べました。それはその通りですが、だからといって放置してよい問題でもないでしょう。日本政府もふくめた構造問題、と指摘されているのであって、その責任は法的にも、政府にあります。例えば、メディアが問題のある組織、団体について恣意的に報じない場合、罰則を設けるなどをしていなかった。そうした法整備の遅れ、制度の不備などは政府が責任を負うべきなのです。
国民に核廃絶を訴えていたものの、原爆の日の式典では核禁止条約にふれず、トーンダウン。そもそも国際的な問題を、政治姿勢にとり入れると、後で説明がつかないことが多数でる。これまでは一議員だったので、広島選出で核廃絶を訴えることがアピールになった。しかし首相となり、実現性が問われるようになると、急に腰砕けになる。ものの見事に岸田氏も、ダメ政治家の仲間入りです。できないことを有権者に訴え、歓心を買う。端的にいうなら約束破り、岸田氏もまさか首相になると、こんなことになるなんて思わなかったでしょう。安倍氏のように核廃絶なんて興味もない、と言い切れない岸田氏の弱点です。
それは安倍氏の国葬、招待者名簿の氏名を74%黒塗り、という点にも表れる。国費をつぎこんで、個人の葬送を営む。その参列者を開示しないとは一体…? のレベルです。これは招待者なので、政府の意図が如実に現れる。それを嫌った面があるかもしれません。自民の支持者、安倍氏が個人でどういう付き合いがあったか? が知れる。そこには統一教会関係者や、協力者もいたかもしれません。そして、そんなブラックな付き合いを隠すため、何の関係もない人間まで黒塗りされたとしたら、大迷惑な話です。
安倍晋三回顧録、未だに27万部と部数がのびていませんが、公式副読本なるものがでてきました。初代安保局長の谷内氏の極秘メモ、という触れこみですが、安倍政権が本当に手を染めていたブラックな外交はださないだろうし、自らの成果をアピールするための中途半端なものと想像がつきます。安倍外交は失敗だらけ、北朝鮮問題もそう、北方領土交渉もそう、中東で日本人ジャーナリストが人質にとられ、殺されたのもそう、日本の外交力の低下を顕著に示しましたが、その舞台裏なんて明かせるわけがありません。
翻って岸田政権、異次元の少子化対策やら、みだしになるものを掲げた一方、成果としては厳しい目が向けられる。ずっと岸田政権に感じるのは、心のない行動が多い、ということです。ジャニーズ性加害もそうだし、問題意識をもって取り組むなら、腰を据えてもっと対策をだすべきで、そうした熱量がない。少子化対策も、外交も、これをするんだ、という決意のようなものを一切感じないのです。岸田氏の性癖かもしれませんが、核廃絶も腰砕けになるように、本気度という点でずっと疑問がのこるのです。
事務的、と言えばその通りで、福島原発のトリチウム水放出もそう。本気で福島に心を寄せ、対策を考えよう…との熱意を感じない。この人は熱くなることがないのだろう…と嫌でも感じさせます。人に対して希薄な意識の持ち主、だから人権意識も低いのだとすれば、国のトップとしてはふさわしくないのでしょう。むしろ、こういう時代だから登場した、事務的内閣というのが岸田政権の真相かもしれません。
大阪万博と台風
万博協会が、各国と建設業界のマッチングをはじめました。しかし業者は決定したのが6ヵ国、しかもまだ契約ではないし、その業者と今後の話し合いで決裂する可能性があるものです。そんな中、ずっと気になっているのは、あの夢洲で台風、高潮、下手をすれば津波などの災害が起きたとき、一体どうするのか? という点です。今回、台風7号が大阪に直撃する可能性もでてきましたが、その試金石にもなりそうです。
あの狭い空間、しかも交通は一本、そんなところに多数の人間を集める。もし読みが外れて開催期間中、多くの人がいる中で災害が起きたら、どうやって脱出するのか? そういうときは、事前に休館などできるのか? 脱出するまで交通機関を動かしつづけられるのか? 多くの自治体、事業者でもよく誤りますが、それを万博だとできるのか? やらないと大惨事が世界に喧伝されます。極めて影響が大きくなります。
大阪湾は内海ですが、関空で連絡通路に船がぶつかり、パニックとなったように昨今の巨大化した台風、事前に起きる線状降水帯など、被害が大きくなる傾向もあります。そして今回の建設遅れにしても、この物流が一本しかない点が、大きな問題になるともされます。本当に海に浮かぶ埋め立て地で行うのが正しいのかどうか? それこそ日本の梅雨、台風時期に開催されるので、余計に不安も募るのでしょう。
前売り券が販売される、といったこともありますが、今の段階で買う人はほとんどいないでしょう。それより本当に開催できるの? と考える人が多いはずです。むしろここで買うのは、何らかの要請、意図をうけて…といった動機が考えられます。本当に愉しみで行きたい、なんて人が皆無。むしろトラブルが起きる前提で、そのトラブルを愉しめないと嫌な思い出にしかならない点が残念なのでしょうね。
自民党を離党した秋本議員
贈収賄疑惑で、自民党を離党した秋本氏に対して「自民党内で数少ない自然エネルギー推進者」なとど評価する向きがあります。しかし気をつけなければいけないのは、日本風力開発がそれだけのお金を渡し、篭絡したのと同じか、それ以上のメリットを自民党が受けているから、自民党には原発推進が多いのです。
それは金か、票か、その両方か。いずれにしろ一般人には不人気な原発を推進し、ろくな説明もせずに再稼働、なんてしているのですから、それを上回るメリットが原発推進にはある、ということです。福島原発の汚染土の除去、などでも問題となった多数の仲介業者の存在、中抜きだけで多額の儲けをだせる構造、そこには政治家、電力会社OB、経産省OBなど、様々な人間が利権として絡む構図があるのです。
その秋本氏が「オレには警視総監がついている」と、大見得を切っていたことが文春で報じられます。しかもそこに高橋警視総監の実妹で、千葉県議が関わっている、とも…。警視総監の親族が政治家…。ないことはないでしょうが、それで捜査の手が鈍ったのでは? とも勘ぐれます。ただでなくとも警察は、政治家の捜査に二の足を踏みがち。秋本氏ばかりか、実妹も心強くて仕方ないでしょう。むしろ、そういう事実は公人として、きちんと公開しておくべきで、文春の調べで公開される時点で異常です。
自民はあっさりと秋本氏を切りましたが、むしろ警察から強制捜査のタイミングを知っていた。だから焦ることなく手続きできた、と考えられます。国会質問の翌日、現金をうけとるなど、かなり脇の甘さを露呈する秋本氏。その甘さの源がこの関係にあるとしたら、きちんとメスを入れることが必要でしょう。
  
 
ところで、作家・ジャーナリストの青沼 陽一郎が実際にマイナンバーカードを使って酷い目に遭った顛末をリポートしていた。

戸籍証明書を取得しようとして知った、マイナカードが全く役に立たない現実
マイナンバーカード片手に出向いた窓口ではまさかの「アナログ対応

 

■マイナカードがあれば戸籍証明書もコンビニで取得できるはずなのに…
個人的な事情から戸籍を証明する書類が必要になった。8月に入ってからのことだった。
 マイナンバーカードはすでに取得済みだ。これさえあれば、近所のコンビニエンスストアで戸籍証明書(戸籍謄本・抄本)や住民票の写しは取得できるはずだった。役所の窓口で交付されるより、手数料も安く済む。
 ところが、本籍地を置く東京23区の区役所のホームページを覗くと、マイナンバーカードを利用したコンビニ交付サービスで取得できる証明書は「住民票の写し」「印鑑登録証明書」、それに「特別区民税・都民税課税(非課税)証明書」「特別区民税・都民税納税証明書」だけしかなかった。
 おかしい。国の説明やネット上の宣伝では「戸籍証明書」も取得できるはずだ。
 そこで区役所の担当部署に電話で問い合わせると、同区では戸籍謄本や抄本のコンビニ交付はできないと言われた。理由を尋ねると「わからない」と電話口の女性が答えた。だから、区役所もしくは出張所に出向いて取得するしかない。その場合の注意点として、こうも言われた。
「お越しになられる場合には、本人確認のために運転免許証、もしくはマイナンバーカードをご持参ください」
 これでは、なんのためのマイナンバーカードなのか、理解に苦しむ。
■結局窓口で申請書に記載
都内は連日の猛暑が続いていた。熱中症対策が叫ばれ、不要不急の外出は控えるようにメディアも注意喚起している。その中で、近くのコンビニよりも、もっと離れた区役所まで出かけなければならない。しかも午後5時には役所の受付が終わる。
 炎天下、汗を拭いながら目的の区役所に到着。窓口の前には案内係が立っていて、用件を尋ねられる。戸籍証明書と住民票の写しが欲しい旨を伝えると、書類を2通取り出して、ここに必要事項を記入するように指示された。それぞれを請求する用紙だ。
 そこに氏名を書き、カナをふり、住所を書き込む。それも2通分だ。本籍地を書き込む欄まである。さらに請求しているのは本人かどうか、欲しい書類の種類まで細かく選択する。
 おかしい。マイナンバーカードがあれば、こんな手間など必要ないはずだ。
 さらに、住民票の写しを求める書類の裏にも記入欄があって、入手した住民票の写しをどのように利用するのか、目的を書くように、と案内係の年配の男性が催促してくる。コンビニ交付サービスを利用したら、そんな必要はないはずだ。なぜ、いまさらながらにそんなことが必要なのか。
 それから受付番号札を引いて、窓口に呼び出される順番を待つ。窓口は混み合っていて、用意された椅子も満席。やむなく立ったまま待つ。
■マスクを外させ「はい、結構です」
ようやく自分の番号が呼ばれ、窓口に書類を提出すると、「本人確認できるものを提示してください」と言われた。そこで私は、マイナンバーカードを差し出す。
 すると受付の女性職員はマイナンバーカード記載の氏名や住所を指先確認しながら、手書き書類の記入に間違いがないか、ひとつひとつ欄外に小さくチェックを入れて確認していく。
 そして圧巻だったのは、最後に女性職員がこう言ったことだ。
「マスクを外してください」  
私はその時、マスクをしていた。それを外させて、マイナンバーカードの写真と私の顔を照会するのだ。指示に従いマスクをとると、一瞥して「はい、結構です」とだけ言った。
 どう考えても、おかしい。マイナンバーカードの目的は、そういう使い方をするものではなかったはずだ。それだったら、既存の紙の健康保険証に顔写真をくっ付けても同じだ。その方が、よっぽど混乱せずに済む。
 少し不愉快でもあったので、なぜこの区ではコンビニ交付サービスで戸籍証明書が取得できないのか、理由を尋ねてみた。住民票の写しだけだったら、こんな手間もなかった。
 すると女性職員が言うには、全国どこの自治体でも共通して戸籍証明書や住民票の写しを取得できるシステム整備を優先していて、この区ではコンビニ交付サービスの拡充が遅れている、とのことだった。  
これが、いまあるマイナンバーカードの現実だった。まったく国が説明する住民サービスが行き届いていない。
■ポイントばら撒きでカード普及させたのに政府のDXが全く追いついていない現実
こんなことで来年の秋までに、いまの健康保険証を廃止してマイナンバーカードとの一体化が実現できるのか、甚だ疑問だ。
 しかもコンビニ交付サービスを利用すれば、住民票の写し1通の手数料が200円で済むところを、区役所の窓口では300円も取られた。手間がかかって代金が嵩むことなど、やはりおかしい。
 それも炎天下を区役所まで行くのに、往復の交通費もかかる。近くのコンビニまでなら、歩いて数分で済む。
 役所に行ったところで、交付までに時間がかかって待たされる。職員にしたって、手間が省けて仕事の効率化が進むためのマイナンバーカードとDX(デジタルトランスメーション)のはずだ。どう考えても、おかしい。
 マイナポイントをばら撒いて、マイナンバーカードの取得を急がせたのはいいが、その挙げ句にトラブルの発覚が相次ぎ、現状の住民サービスとDXが立ち遅れている現実。マイナンバーカードがただの本人確認証としてアナログ利用されている間抜けぶりには、がっかりもした。説明され、期待していたものとは違う。むしろ、政府の説明には現実が伴っていないことを知る、いい機会となった。
 繰り返すが、これで来年の秋までにマイナンバーカードと健康保険証の一体化が実現できるのか。政府の説明は信用に値するのか。
 マイナンバーカードをめぐっては、もっと厳しい視線を注ぐ必要がありそうだ。

 
「来年秋の健康保険証の廃止は法律で決まっています」と平然と言い放つ河野太郎デジタル相に対して、
「「法律で決まっていること!?」
「お前が言うな!!!」

批難ごうごうであったのだが、どうやら身内からの反乱の気配が出てきた。
 
『マイナ保険証』登録後に解除可能へ…ゴリ押し河野デジタル相に厚労省が“NO"のクーデター
 
■集中企画・マイナ狂騒(34)
厚労省良識派のクーデターなのか──。8日に開催された「マイナンバー情報総点検本部」の会議でマイナ保険証を巡ってアッと驚く方針転換があった。健康保険証を人質にマイナカードの普及をゴリ押ししてきた河野デジタル相に、厚労省が「ノー」を突きつけた格好だ。
現行のルールでは、いったんマイナカードに健康保険証の利用登録をすると解除できない。ところが、総点検本部の資料では〈一度登録した後も、マイナ保険証の利用登録の解除を可能とし、資格確認書を交付〉とある。厚労省に聞いた。

「いろいろな指摘をいただき変更することにしました。もともとマイナ保険証の利用登録は任意である以上、登録を外したい方は解除できるようにすべきと考えました。いったん解除した後、再び利用登録をすることも可能です」(医療介護連携政策課・保険データ企画室)

 任意なのに一度入ると抜け出せないといういびつな運用を改め、脱出できるようにしたのだ。

「マイナンバーカードを普及させたいデジタル庁や総務省と異なり、厚労省の中には、人質のように健康保険証がカード普及に利用されていると思う官僚も少なくない。昨年秋に河野大臣がいきなり現行保険証の廃止をブチ上げたことも尾を引いている。そうした厚労省良識派の不満もあり、『任意だから解除も可能』という正論が通った格好です」(厚労省関係者)
マイナンバーカードが手元からなくなる自主返納でなく、カードを持ったまま保険証登録だけを解除したり、再登録できるのはありがたい。

 デジタル庁の公開データによると7月30日時点のマイナ保険証の利用登録は約6500万人。現行保険証が廃止される来秋以降、「マイナ保険証vs資格確認書」の勝敗が数値で見えることになる。はたして、どちらを選ぶ国民が多いのか。

「マイナ保険証は発行から5年ごとの有効期限に合わせて市町村の窓口に行って更新する必要があるうえ、受診ごとに提示が求められます。蓄積された診療・薬剤情報を活用できる利点がありますが、実際にはデータの更新が遅く、使い物にならない。薬剤情報がタイムリーにわかる電子処方箋の普及はわずか2%程度です。一方、資格確認書の期限は最長5年ですが、マイナ保険証と違って更新時の申請は不要。自動的に送られてきます。それに、現行保険証と同様に月1度の提示で済む可能性が高い。マイナ保険証への不安や不信が払拭され、利便性が認められるようになるまでは、資格確認書に人気が集まりそうです」(医療関係者)
河野大臣は9日、神奈川県の茅ケ崎市役所でマイナ保険証の体験会を視察。健康保険証の廃止については「法律で決まっていること」。廃止に疑問を持つ医療関係者もいると問われると、「お医者さんがどう思うかではなく、きちんとやるべきことはやっていただかなければならない」と国民の怒りに火をつけるような発言を連発した。来秋以降、マイナ保険証の利用登録がみるみる減ったら、河野大臣はどんな顔をするのか。


 
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■口先三寸のタレントやどこぞの教授、ホリエモンやらひろゆき、三文お笑い芸人は、売れなくなるので、マイナーカードに一切口を挟まなかったね。
国民健康保険は、一番弱者や、障害のある方、目や手足に障害のある方の意見を中心に、構成されるべき。
印字が大きいのは勿論のこと、紙の質や大きさも大事。
大学病院の自動支払機にも、イライラする。不親切は犯罪級ではないか。
■厚生労働省の意見の方が国民の不安、利便性を考えた意見でしょう。
河野大臣は厚労省の意見に沿うようにすべきでしょう。
健康保険証は常に庶民の手元にあるからこそ安心して生活ができるもの。
マイナンバーカードに組み込まれたが故に関係機関が不便とともに病状の判断を誤る危険を指摘しているのだ。健康保険証はの現状のまま維持すべきだ。

 
「いろいろな指摘をいただき変更することにしました。もともとマイナ保険証の利用登録は任意である以上、登録を外したい方は解除できるようにすべきと考えました。いったん解除した後、再び利用登録をすることも可能です」(医療介護連携政策課・保険データ企画室)
 
利用者の立場に立ったまさに真っ当な考えを厚労省の役人は持っていた。  
 
「法律で決まっていること!」と言い放った河野太郎。
 
うしろから味方に打たれた気がしているかもしれないが、「どうする 太郎!!」と殊勝な気持ちになるのなら、まだ救いようがあるのだが、とオジサンは思う。 
  
  

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