都知事選の結果現職が強いことが実証され、特に驚くことではなかったが、選挙前はほとんどノーマークの若者が小池百合子に次いで2位になったことに、様々なメデイアが検証していた。
「都知事選が炙り出した『既存政党』終わりの始まり。古い自民党政治を倒す第三勢力「デジタルイノベーショングループ」の台頭は日本を救うのか?」
という記事が代表的であった。
しかし、ネット上で調べてみると、真逆の評価の記事が目立っていた。
●「『石丸伸二氏こそ“政治屋”だ』…!暴走支持者に“脅された”政治アナリストが指摘する『人気者のカネ』と「石丸構文の危うさ」
●「「都知事選で2位」の石丸伸二氏が出馬した「本当の理由」…安芸高田市長時代に残していた「4つのフェイク」
詳細は興味のある人は読んでもらいたい。
さて、話を海外に向けてみる。
日本ではあまり見かけないし、ほとんどあり得ない話なのだが、米国の「ファーストレディ」と呼ばれる御仁には日本人には到底理解できない人物がいるという。
「81歳のバイデンに代わりホワイトハウスを牛耳る72歳。米国民とメディアを思うがままに操るジル夫人が許さぬ“大統領選からの撤退”」
■バイデン大統領を自由自在に操るジル夫人こそ真の大統領! ぶっちゃけ、6月27日のバイデンvsトランプのTV討論会はトランプ氏の圧勝に終わった感があります。 高齢のせいか、はたまた認知症が進行しているせいか。バイデン氏の言動は精彩を欠いたものでした。 顔色も悪く、途中でせき込むなど、「ゾンビー大統領」と命名されたくらいです。 これを見て、アメリカ国民の大半は「バイデン氏では11月の選挙に勝てない」と判断したに違いありません。 しかし、ファーストレディのジル夫人は全く違う反応でした。 討論会が終わると、同夫人はバイデン氏の手を握りながら「素晴らしかったわ。全ての質問にとても上手に答えていたわね」と褒めちぎったのです。 あたかも母親ができの悪い息子に接するかのようでした。 バイデン氏はほっとしたような表情を見せ、甘えん坊の息子そのもの。 実は、拙著『世界のトップを操る“ディープレディ”たち』(WAC)でも「認知症バイデン大統領の“アゲマン”ジル夫人の蛮勇」と紹介したように、バイデン氏にとって最大の頼みの綱はジル夫人です。 彼女は大学教授ですが、バイデン氏の指導教官であり、同時にボディガードでもあります。 これまでも大統領専用機の中で、バイデン氏に代わって膨大な資料に目を通し、訪問先での会談の進め方を夫にアドバイスしていました。 72歳のジル夫人は81歳のバイデン氏に代わって、ホワイトハウスを牛耳っていると言っても過言ではありません。 ホワイトハウスのスタッフもジル夫人には頭が上がらない模様です。 そして、これまで国民やメディアを思うように操ってきました。 最新号の『Vogue』誌でのインタビュー記事でも、ジル夫人がバイデン氏を見事に操っていることが読み取れます。 曰く「ジョーは私といると奇跡が起きるのよ」。 先のTV討論会の出来の悪さは全く意に介していないわけです。 民主党内からも「バイデン交代説」が出ていますが、ジル夫人が目を光らせている限り、タダでは選挙戦から辞退することはあり得ません。 なぜなら、そうなれば息子のハンター・バイデン氏がお縄になる可能性が高いからです。 他にも、バイデン一族の違法行為が罪に問われることは避けられそうにありません。 そうしたリスクを回避するには、大統領職に留まるか、免責特権を得るしかないのです。 ぶっちゃけ、そんな「ディープレディ」の前代未聞の駆け引きが水面下で進んでいるのが、現下のアメリカ政界の舞台裏に他なりません。 |
しかし日本のような政権忖度メディアと雲泥の差がある欧米メディアは他国のバイデンにも赦はない。
「危機。英誌『エコノミスト』が挙げた「大ボケのバイデンよりマシ」な民主党候補者の名前」
■「撤退」以外の選択肢なし。米欧主要メディアがバイデンに突きつけた厳しい勧告 6月27日の米大統領候補の第1回テレビ討論会は、バイデン大統領にとって最悪の結果となった。いつもは米国を皮肉っぽいけれども上品さを失わずに批判する英『エコノミスト』誌も、「なぜバイデンは撤退しなければならないのか」と題した最新号の論説の第1パラグラフでこう述べていた。 ■『エコノミスト』が数行の文章に押し込めた9つもの強い否定・非難の言葉 わずか数行の文章に、酷い(awful)、なお悪い(worse)、苦痛(agony)、正気を失ったような(befuddled)、無能ぶり(inability)、見るに堪えない(dispiriting)、不愉快(toxic)、不正直(dishonesty)、軽蔑(contempt)……と、強い否定・非難の言葉が9つも押し詰められているのが、異様である。 ▼木曜日の討論会では、バイデンは4年前と同じ人ではなかった。……彼は自分が2期目に達成したいことを説明しようと奮闘した。彼はトランプの挑発を跳ね返そうと奮闘した。彼はトランプの嘘、失敗、恐るべき計画の責任を追及すべく奮闘した。……しかし、偉大なる公職者であるバイデンが今〔公共の利益のために〕成し得ることは、自分が再選のための選挙戦を続けるつもりがないことを宣言することだけである〔ことが明らかになった〕。 ▼トランプ第2期という危険が差し迫った今、それを打ち破るために民主党が成し得る最も明瞭な道筋は、「バイデンが選挙戦を続けるのは無理でありそれに代わってトランプを負かすことのできる誰かを選抜する手続きに入らなければならない」という本当のことを、公に宣言することである。…… |
「都議補選惨敗で岸田総理が大ピンチ…!安倍元総理の三回忌に菅義偉が放った「とんでもない嫌味」
「まだあきらめていなかった…岸田文雄のあまりにセコすぎる『総理再選大作戦』の中身」
このような記事を読むと。残念ながら日本の政治屋は世界観を持ちあわせず、自分たちの利益に前のめりなのが最大の問題であろう、とオジサンは思う。