新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

政権交代よりも新旧交代選挙になりそうな総選挙か

2021年10月19日 11時13分16秒 | 衆院選挙

短期間の衆院選挙が開始された。
 
しかしこの選挙の行く末を暗示するかのような気候となり、気象庁は19日、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうや激しい雨に注意を呼び掛けた。
 
気象庁によると、西日本の上空約5500メートルには氷点下21度以下、東日本から北日本には氷点下24度以下の寒気が、それぞれ流入する見込みで、さらに北日本を通過する低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になるらしい。
街頭に出なくてはならない候補たちはご苦労なことだが、寒さから演説に集まる有権者も出足がにぶるかもしれない。
 
与党は野党共闘を警戒するあまり、さかんに反共宣伝に余念がないが、とりわけ「野党共闘」を「立共共闘(立憲民主党・共産党」と呼び「談合」というありさまなのだが、立憲民主党の菅直人は、与党も長い間「水と油」の「自公共闘」をやってきていると応じていた。
 
そして自民党の甘利明幹事長のピント外れの「民主主義か共産主義か」との発言には多くの批判と自民党の置かれた現状があらわになっているという。
 
自民・甘利幹事長『政府の意思決定の中に共産党の意思が』執拗に野党共闘を“口撃"するワケ」 
 
「『焦り』でしょうね。今までの選挙は自民党候補に対して野党候補が分裂して票が割れることで勝ってきました。ところが、今回は200を超える選挙区で与野党1対1の構図となったわけです。こうなると、どう転ぶか分からないし、共産票はかなり固い。だから、執拗に共産批判を繰り返しているのでしょう。自分が幹事長となって初めての国政選挙だけに動揺しているともいえますが、本来は政策を訴えるのが選挙。野党批判ばかりだとマイナスになると思うのですが……」(与党担当記者)
 
「歴代の自民党幹事長というのは公明党幹部らと太いパイプを築いてきたが、甘利氏はそれがない。しかも、自身にカネの醜聞があるため、公明党の支持母体である学会も動かない。焦るのは当然だろう。(安倍、麻生両元首相と一緒に)3Aと呼ばれ、党内は結束力があるかのように報じられていたが、それも総裁選まで。今や3Aは崩壊し、それぞれが皆、好き勝手に動いているようだ。となれば党内はガタガタでは国政選挙どころではない。だが、これは今の自民党の汚れた体質が招いたこと。この際、徹底的に壊れたほうがいい」
(福田赳夫元首相の秘書を務めた中原義正)    
 
今後は政策論争よりも激しい中傷合戦ではなく自民党側の一方的な共産党攻撃が行われる可能性もある。
 
とりあえず、東京都の各党の都連や都本部などの当たり障りの少ない談話を列挙しておく。
 

◆自民
 自民党都連の鴨下一郎会長は「これからの日本の行く道をどのように示すかが真に問われる選挙」と位置付け「コロナ後の日本を再構築するため、信頼と共感の政治へ真摯(しんし)に愚直に訴える自民党の公認候補者に日本の未来を託していただきたい」と訴えた。
◆立憲民主
 立憲民主党都連の長妻昭会長は「起こりうるコロナ第六波での自宅死を食い止められるのは立民」とした上で「『格差拡大に無頓着な政治』『多様性を認めない社会』『行き過ぎた自己責任論』を大転換して『お互いさまに支え合う社会』を創る」と宣言した。
◆公明
 公明党都本部の高木陽介代表は「自公連立政権を選ぶか、立憲民主、共産などの野合政権を選ぶかという政権選択選挙だ」とし「自公は今後の日本が進むべき方向性をはっきり示している」と訴え、12区の議席死守と比例八十万票の目標を掲げた。
◆共産
 共産党都委員会の田辺良彦委員長は「自公政権を続けるのか、政権交代で命を守る政治を実現するのかが最大の争点」とし「比例代表で大きく伸ばしていただき、小選挙区でのわが党候補や野党共闘候補の勝利で、必ず新しい政権を実現したい」と決意表明した。
◆維新
 日本維新の会の都組織、東京維新の会の柳ケ瀬裕文代表は「改革なくして成長なし。危機管理も経済成長も社会保障制度の抜本改革もできない自民党政治の限界は明らかになった。維新はしがらみのない唯一の改革政党であることを訴えていきたい」と訴えた。
◆国民民主
 国民民主党都連の川合孝典会長は「『正直な政治』『偏らない政治』『現実的な政治』の実現を目指して共産主義とは明確に一線を画した活動を推進する。現実的かつ具体的な政策を訴えていく。対決より解決を選び、批判ではなく政策を提案していく」とした。
◆れいわ
 れいわ新選組の山本太郎代表は「何があっても心配するな。あなたには国がついている。そんな国をあなたと作りたい」と呼び掛け「二十五年以上続いている不景気を十年計画の積極財政で打開。次の世代が明日の生活を心配する必要のない経済を」と訴えた。
◆社民
 社民党都連の青山秀雄代表は「底が抜けた社会を変え、人々に寄り添う、嘘(うそ)のない政治を実現するには政権交代が必要。社民は平和と人権を何より大事にしてきた。政権交代の一翼を担い、議席を確保するために全力を尽くして総選挙を戦う」と誓った。
◆N党
 「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の立花孝志党首は「今の政治家が行っている卑怯(ひきょう)な行為や嘘は挙げれば際限がない。NHKのスクランブル放送はいまだ実現していない。民主政治実現には政治家が実直な真の国民の代弁者となることが重要」とした。

すでにこんな予想もでていた。

これによると、自民党のある程度の減少は大方の予想通りなのだが、気になるのはその減少分が、維新の会の増加分で若干補われる可能性もありそうで、維新の戦略である「いざとなったら自民党と連立内閣を・・」との目論見も見え隠れする。
 
そうなれば、ますます右傾化に歯止めが効かなくなる恐れがあるが、賢明な有権者に期待したい。
 
ちなみに、日本維新の会の馬場伸幸幹事長はNHK日曜討論でこんな嘘を垂れ流していたことは忘れないでほしい。

 
さて、恒例となっている衆議院選公示を前にした党首討論(日本記者クラブ主催)では、ある政策に対する自民党党首の振る舞いが2019年の再現となったと、話題になっていた。
 
『選択夫婦別姓』8対1の光景に 9党首の討論会、岸田首相だけ手を挙げず
  
     
                      【東京新聞より】
               
◆両肘を付けたまま
 両脇に並んだ8党の党首が全員、高々と手を挙げる中で、岸田文雄首相(自民党総裁)だけはテーブルに両肘を付けたまま。来年の通常国会に、選択的夫婦別姓を認める法案を提出することの賛否を挙手で問われた際の「8対1」の光景は、多様性を巡る最大与党の消極姿勢を際立たせた。
 「社会全体で受け入れるにあたり、どこまで国民の意識が進んでいるのか」。首相は導入への疑問を口にしたが、今年3月、制度の早期実現を目指す議員連盟の呼び掛け人に名を連ねた。同様に挙手を求められた性的少数者(LGBT)への理解を促す法案を来年の通常国会に提出することにも唯一、賛意を示さず、安倍晋三元首相ら党内保守派への配慮をにじませた。
 制度の早期実現を公約した立憲民主党の枝野幸男代表は「多様性のある社会を進めていく上で、大きなハードルは夫婦別姓が進まないことだ」と指摘。各種世論調査で過半数が賛成していることなどを挙げながら「なぜこんなに当たり前のことが通用しないんだというのが当事者の声だ」と自民党との違いを強調した。
◆外交安保…争点明確に
 外交・安保分野でも、自民党の保守層への意識が鮮明になった。
 自民党は防衛費に関し、公約に「対国内総生産(GDP)比2%以上も念頭に増額を目指す」と明記。今の1%前後からの倍増となり、首相は討論で「数字ありきではない」と説明する一方、2%に達する可能性までは否定せず「大事なのは安全保障環境が大きく変化していることだ。予算ありきで国民の命を守れないことがあってはならない」と語った。他国の領域でミサイルを迎撃する敵基地攻撃能力の保有を巡っても「選択肢の1つとして考える価値はある」と主張した。
 立民、共産、社民、れいわ新選組の野党4党は、集団的自衛権の行使容認など安保関連法の違憲部分廃止を共通政策に盛り込む。枝野氏は「専守防衛の現実的な外交・安保政策を採る」と自民党と一線を引いた。
 野党は衆院選を「国政私物化疑惑にまみれた安倍・菅政権」(共産党の志位和夫委員長)への評価が問われる戦いだと位置付ける。立民は政権交代すれば、森友・加計学園や「桜を見る会」の問題に関する真相解明チームを立ち上げると公約している。
 首相はこの日も一連の問題に関し「必要なら説明を続けていく」と繰り返すばかりで、国政への信頼を損ねた「説明しない政治」への問題意識は乏しかった。2019年参院選の広島選挙区を巡る大型買収事件を巡り、党本部から1億5000万円もの巨額資金が提供された理由の説明を地元県連から求められていることにも「党のガバナンス(統治)の問題」とかわした。


さらに、岸田文雄はこんなことも言っていた。
 
まさに甘利明レベルのデマを飛ばしていたようである。

               
写真週刊誌もさっそく選挙予測に参戦していた。
 
あの大物議員も大ピンチ…!『ド短期解散選挙』のヤバすぎる予測」   
   
東京8区で連続当選している自民党の石原伸晃・元幹事長に、立憲民主党の吉田晴美氏が挑む戦いは、「全国レベル」の注目を集める。れいわ新選組の山本太郎代表が一時立候補を表明すると、野党共闘を理由に出馬辞退を促されると見た吉田氏の支援者らを中心に同情する声が強まり、山本氏もこの選挙区での出馬を撤回。その過程がクローズアップされ、必然、同選挙区の有権者は今回の選挙に関心を持つようになった。石原派会長も、この「乱戦」のなかで厳しい戦いになる…との見方がある。
立憲民主党の菅直人元首相に、かつての「部下」が挑戦する東京18区。民主党時代に菅政権で防衛政務官を務めた長島昭久氏は、自民党から選挙区を「国替え」し、知名度の高い応援弁士を招くなど熱戦を繰り広げる。2009年の政権交代選挙では海部俊樹元首相が落選したが、その選挙の立役者だった菅元首相もまた、今回の選挙では決して油断をできないと予想されている。
週刊誌上で現職閣僚の当選予想に「A」評価が並ぶ中、岸田内閣で初入閣した自民党の西銘恒三郎・復興相兼沖縄北方担当相は沖縄4区で厳しい戦いを強いられているとの予測も。各種調査によると、立憲民主党の金城徹氏との接戦が見込まれている。
また、9月1日に発足したデジタル庁を担った自民党の平井卓也・前デジタル担当相は香川1区で、立憲民主党の小川淳也氏と互角の戦いとの予測。維新は町川順子氏を擁立予定で、これが混乱要素となるかどうか。選挙前から激しい攻防がみられている。
今年1月、新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令中に東京・銀座のクラブを訪問したことが批判され、自民党を離党した無所属の松本純・元防災相。麻生太郎自民党副総裁の最側近として知られる松本氏の神奈川1区は、立憲民主党の篠原豪氏が優位な戦いをみせる。衆院解散前の復党はかなわず、もしも敗れれば比例復活の道はない。
松本氏と同じく自民党の離党を余儀なくされた大塚高司氏は出馬を断念。田野瀬太道氏(奈良3区)は着実な戦いを進め、「銀座3兄弟」は三者三様となっている。
かつて権勢をふるった「伝説の議員」も激しく追い上げられている。自民党幹事長として剛腕をみせ、離党後は自民党からの政権交代を成し遂げた立憲民主党の小沢一郎氏だ。岩手3区で、前回は無所属で出馬しながらも連続17回当選を果たした。だが、今回は自民党の藤原崇氏も追い上げを見せる。苦戦することはないと言われる一方で、告示日を地元で迎えるのは初当選以来というから、小沢氏陣営の緊張感は高まっているようだ。
1976年の初当選から1度も負けたことがない中村喜四郎・元建設相。無所属での当選を重ねてきたが、今回は立憲民主党からの出馬だ。その「無敗の男」に自民党の永岡桂子・元文科副大臣が挑む茨城7区では、中村氏を推薦してきた公明党が今回は永岡氏に切り替え、地元首長らとの包囲網で大金星を狙う。擁立を見送る共産党との連携で「中村王国」を維持できるかが注目されている。

 
政治家もそろそろ世代交代の時期に追い込まれているのだが、始まったばかりの選挙戦なので、こんな週刊誌予想でもって序盤戦は楽しんでいただきたいものである、とオジサンは思う。 

【参考】
 

立憲民主党にNon‼️自民党にもN on‼️山本太郎「れいわ新選組」代表🌟街頭記者会見💫2021 10 18   
      

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