また偉大なミュージシャンの早世だ。来日コンサートではノリノリのサックス・プレイまで披露してくれていたことが昨日のことのように思い出される。
R.I.P.
追記:
森井氏によるシールズ兄弟の貴重なインタビューはこちら。
http://www.rakuten.co.jp/americanpie/469659/429147/533051/602727/
56歳。あまりに早い、あまりに惜しい。
70年代後期、その凛とした傑作の数々を世に送り出した「音楽の名工」-珠玉の作品群はいくら月日が流れようが決して色あせることはない。
天国でも歌ってほしい! いつの日かいっしょにハモろう!
70年代中期からの20数年でわずかアルバム4枚という数少ない活躍。が、それに反してその大きな存在感は疑うべくもない。商業主義うんぬんは措くとして、完成度の高さでは他の追随を許さないサウンド。それにぴったりの、まさに「ボイス・オブ・ボストン」というべきあの見事なハイトーンが、もはや聴くことかなわずということは本当に惜しい。
ベジタリアンが必ずしも健康な人生を送ることができるわけでもない、という証左であるのか。早すぎる。非常に残念だ。
このあたりの音がお好きな方はどうぞ。
England Dan & John Ford Coley / I'd Really Love To See You Tonight
http://www.youtube.com/watch?v=jcQdd1D1du8&mode=related&search=
BigTree 移籍後の大ヒットナンバー。収録はイギリスの音楽TV番組と思われる。口パクだろが、映像は貴重だ。
Heart / These Dreams
http://www.youtube.com/watch?v=dExtqQ76Xkk
メロディアス・ハードロックの雄(?) ミーハーという批判は根強かったが
まあ悪くはないでしょ。
Crowded House / Don't Dream It's Over
http://www.youtube.com/watch?v=_yvw2U9DHMY&mode=related&search=
ニュージーランドの代表選手。名匠ミッチェル・フルームのプロデュース。
James Taylor / Handy Man
http://www.youtube.com/watch?v=9kiUY7hGs5k
James Taylor / Your Smiling Face
http://www.youtube.com/watch?v=UsKu4YlkAEU
コロンビア移籍第1弾の名盤『JT』よりシングルカット。前者は当時のクリップ。
いやあ、いいなこのTVCFの演説! 自信に満ち溢れていて頼もしい! こういうまともな政治家ばかりだと世の中平和なのに。
http://www.youtube.com/watch?v=vlFY-6AqMCA
というわけで、ボニー・レイットとのジョイントコンサート At Central Park なんてもあったんで貼り付け。
http://www.youtube.com/watch?v=mqmVtt6PXlI&NR
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Hall_%28musician%29
オーリアンズといえば、R&Bをベースとしながらも非常に洗練されたサウンド・メイキングで一世を風靡。特にアサイラム時代の2枚は歴史に残る名盤で、76年発表の Waking And Dreaming はツイン・リード、ツイン・ドラムスというオールマンばりの重厚かつメリハリの効いた音とコーラス・ワークのすばらしさで楽しませてくれた。
ノー・ニュークスなど反核・環境派の先頭にたって音楽にとどまらない活動をし、その結果ニューヨーク郊外ソーガティーズの町会議員も勤めていたこともある彼だが、まさか、の大転身である。ステージでストラトを弾く姿とは対照的に、スーツにネクタイの彼がまったくの別人に見えてしまうのもご愛嬌だ。
頭の悪さではブッシュに引けを取らないシュワルツネッガーとは180度異なる活躍が期待される今日この頃である。

http://www.bsnpubs.com/bell/bigtree.html

復刻NGリスト
http://www.so-net.ne.jp/haiban/nglist/index.html
おやまあ、その名を知らないものはいないジョージ・ハリスンのダークホース時代の盤までもが。
理由がまったく書いていないのだが、何故だろう? 誰もが納得する「正当な」理由があるなら教えて欲しいものだ。
Takeyan 氏の指摘にもあったが、おじゃま虫の中間搾取者たちが暗躍しすぎ。なんだかんだと理由をつけて著作者の権利を侵害しているんだよなあ。
http://www1.odn.ne.jp/~cfz74700/nitenaikun.htm
このリストに追加しちゃうと、ジョン・ホールの Home At Last (1981)をパクってる!のは松田聖子の『白いパラソル』(1982)(作曲・財津和夫)。両方お持ちの方はぜひ聴き比べてください(^^;
ポール・マッカートニーがS&Gの『明日に架ける橋』を聴き、「こういう曲を作りたい!」といって作ったのが『レット・イット・ビー』である。ゴスペルという「枠」の中でいかにオリジナリティを作り出せたか、という点ではどちらも100点満点。主観うんぬんについても、いくらなんでもこれに「模倣」というレッテルを貼る人間はいないだろうし。
だが、この「枠」がこれらの曲を名曲足らしめる必要条件なのか? ポール・サイモンによる大変素朴なオリジナル・デモを聴いたことのある人たちの間でも議論となるところだろう。
ラリー・ネクテルという希代の才能によってゴスペル調のアレンジが施されたが、もし彼のアレンジでなければ、どういう形になっていたのか? そして『レット・イット・ビー』は果たして生み出されたのか?
イーグルスの『呪われた夜』がアル・グリーンをモチーフに作られたことは有名である。が、アル・グリーンのどの曲を聴いてもパクリと思われるものは1曲もない。モチーフにされた側と、それを一発で結び付けられるか。それが1人だけでなく100人やそれ以上の統計学上で妥当と思われる数の人間に比較させて、かつパクリではないと結論づけさせることができるか。
主観をいかに客観として転化するかというのは難しいが、そういう手法がないわけではないだろう。どなたが頭のいい方、提案ぷりーず!

うらやましすぎる。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=MU&action=m&
board=1108913&tid=a3aa3oa3ra5ua5a1a5sa4njfda4n7gbca8hda1aa&
sid=1108913&mid=15015
トータルで1億枚を越すセールスってカントリー系にはまるで人気がない日本では想像しにくいですね。