サラエボにはいまもオスマン・トルコ時代のライフスタイルを残した民家が残り公開されている。
このスヴルゾの家もそのひとつ。
真ん中におかれているのは火鉢で、まるく突き出した部分にコーヒーカップを置き
コーヒーがさめないようにしていたという。
窓に添ってソファーのような長椅子がおかれ、どの部屋も暖かみのある色彩でまとめられている。
女達が集ったのだろうか、小さなゆりかごがおかれている部屋もあった。
家の中には靴を脱いであがるのもちょっとアジア的な習慣。
絨毯の惹かれた居間、家族の集った部屋などを見学できる。
部屋の片隅に置かれていたのは暖炉。
グリーンの陶器をはめこんだちょっとおもしろいデザインだ。
出っ張り部分に水をはり、暖炉の熱を使ってお湯をわかし、
脇のスペースでお湯を体にかけられるようにしていたそうだ。
サラエボではほかにもいくつかのトルコ時代の民家を見学できる