クロアチアの風  ~茶猫の旅カフェ~

アドリア海の国クロアチアと旧ユーゴの風景をお届けします。旅行情報、写真をお楽しみ下さい。番外編では世界の猫も登場!

クロアチアの郷土料理パスティツァーダ

2010-08-16 21:32:20 | クロアチア料理と食材
 
 クロアチアの海岸部の料理は
 シーフードだけってわけでもない。
 こんな牛肉のワイン煮込みもあるよ。 
 パスティツァーダというダルマチア料理だ。
 
 ダルマチア特産の赤ワインをたっぷり使って、牛肉を柔らかくなるまでコトコト煮込んでいる。
 濃厚なソースにはワインの風味がしっかり残り、甘みさえ感じられる。
 お肉はナイフをあてるとほろっと崩れるくらい柔らか‥‥

 ダルマチアのしっかりした赤ワイン、
 プラバツやディンガチとあわせていただきたい料理です。

 茶猫の訪れたスプリットのこの店では、付け合わせはニョッキでした。
 スプリットの中心からはちょっと離れているけど
 カジュアルできがねなく、なかなか居心地のいい店でした。

  NEVERA
  Put Firula 17 Split
   Tel +385-21-388-736 
 
 

ポテトと青菜のクタクタ煮

2010-08-16 12:56:17 | クロアチア料理と食材
 
 ダルマチア地方では
 魚介類のグリルには、たいていオリーブオイルをかけて仕上げる。
 日本で魚の塩焼きにお醤油をたらす感じかな。
 これは小イカとカジキマグロのグリル。
 この店ではバジルソースをふって味にアクセントをつけていた。

 ところで、今日はつけあわせに注目してみよう。
 クロアチアでシーフードのグリルを注文すると、必ずといっていいほどついてくるのが
 このお皿の左にあるボイルドポテトとほうれん草(のような青菜)のサイドディッシュ。
 青菜はポテトと一緒に、かなりクタクタするまで煮てある。
 
 ちゃんとした作り方は知らないけど
 ポテトをゆでているお鍋に最後にほうれん草を加えて、一緒にざるにあげれば
 こんな仕上がりになりそう。
 水を切ったあとでオリーブオイルをふってもいいかもね。
 シンプルなクセのない塩味で、いってしまえばどうってことない味。
 だけど主役の魚を邪魔せず、付け合わせとしての立場をわきまえている脇役さん。
 
 なぜシーフードのつけあわせにいつもコレがつくのかは
 刺身のツマがなぜ大根の千切りなのかと同じくらい謎なんだけど
 これを添えないと
 やっぱりダルマチアの魚のグリルはキマらないみたいなんだ。