一級防水技能士
防水工事は施工部位に合わせた防水工法を選択する必要があります。
もちろん、FRP防水が一番良いなどという変な先入観を持って、どこでもFRP防水で施工すると、必ず失敗することになります。
でも、残念なことに今でも、このわけのわからないFRP神話を信じている方もいらっしゃるようです。
それだけではなく、施工者の技術不足、知識・経験不足による工事の失敗もあるでしょう。
防水工事は、誰がやっても仕上りが同じ、ということはなく、その差は防水層の耐久年数に影響を与えることにもなるのです。
例えば、建物の部位としてすぐ思いつくのは、屋上、ルーフバルコニー、搭屋の屋根ですが、その他にもベランダ、解放廊下、階段室、パラペットや手すりの天端、庇、斜壁、基礎、窓廻り、浴室・・・など結構あります。
外壁も気をつけなければなりません。
ただ塗装をすればよいのではなく、塗装をする前に雨漏り危険個所を処理をする必要があります。
この処理を怠ると、外壁塗装をしたばかりなのに雨漏りがする、ということになってしまいます。
外壁塗装も防水層を形成してから仕上げの塗装をする外壁防水塗装もあるので、外壁塗装の塗替え時期には、検討したいものです。
新規の防水工事ではなく、既存の防水層の上に新規に防水層を形成する場合、または既存防水層を撤去してから新規に防水施工をする場合など様々です。
防水工事はとても奥が深く、1級防水施工技能士の資格取得試験もあります。我々防水職人は技能を高め、お客様にグレードの高い防水工事という作品を引き渡すことを心がける必要があります。
防水工事というものは、ただ単に工事を受注し、そしてその工事を下請けに丸投げをしているような営業会社に管理できるような工事ではありません。
世の中には工事を下請けに丸投げする「なんちゃって工事」があふれているようにも思います。
工事の品質は、施工者の技術力、知識、経験によって決まってしまうので、業者選びには本当に気をつけたいものです。
それでは、また。
職人社長の安藤
本音で語る「職人社長の安藤」のホームページはこちらでございます。クリック!クリック!
職人社長安藤への直行便はこちらをクリック!