埼玉県立上尾橘高等学校に卒業記念品として贈られた藤棚。
23年という時の流れ、・・・避けることができない経年劣化、
しかし、藤棚を卒業記念品として贈られた時の気持ちだけは大切にしたかった・・・

1級造園技能士、1級防水施工技能士の有資格者、職人社長の安藤です。
今年1月9日に県立上尾橘高等学校へ伺い、藤棚を拝見させていただきました。
藤棚の支柱に絡みついたフジのエネルギーはとても強く、藤棚の支柱を斜めに倒してしまっていたのが、とても印象的でした。

今回、埼玉県立上尾橘高等学校様より藤棚の修繕依頼をいただきました。
これも何かのご縁なのでしょう。
僕は現場調査の時、しばらく藤棚の前でどこをどのように手当てをすれば、藤棚を良い状態に修繕することができるのか、イメージしながら考えていました。

23年前の藤棚を卒業記念品とされた時の思いを大切にするという意味においても、藤棚の骨格となる支柱は、折れてしまっている1本のみを交換し、既存の支柱を金物で補強。
竹については、すべて新しい竹に交換する、という修繕方法が適していると考えました。
まずは、伸び放題のフジの剪定。
次に藤棚の支柱の交換をして、支柱をハンドトーチで焼いて見栄えを良くするようにしました。

支柱が黒くなると感じが違ってきます。
僕が作る竹垣や藤棚などの支柱は、必ず焼いてから使っています。
それと、僕が好きなのはこの写真のような自然形の支柱です。
いつもはアスファルト防水/トーチ工法の時に使用する大きなトーチバーナーで支柱を焼いています。
今回はトーチバーナーではなく、ハンドトーチが適しています。

この部分だけを見ると、ただ黒くなっただけのように見えるかもしれませんが、藤棚全体が仕上がれば、この支柱の黒が全体を引き締めてくれていることが、わかると思います。

既存のかすがいに錆止め剤を塗布しています。
このの赤いのが錆止め剤です。
もちろん錆止め剤を塗布する前にペーパーで錆を落としています。

その次に黒のウレタン塗装を2回塗りです。
長持ちさせるためには、細かいところもしっかりと仕上げます。
この一つ一つの小さな仕事もとても重要なんです。
支柱を補強するためにL字の金物を取り付けました。
この金物も錆止め、ウレタン塗装2回塗りです。
その他に処理をした箇所は、柱が雨水を吸って穴が開き、弱くなっている箇所があったので、防水工事の時に使用している変成シリコンで処理しました。
これで雨は入りにくくなったのですが、用心の為、もし雨水が侵入した時のために水抜き穴を開けておきました。
やはり、こんな時にも雨漏り修理の経験と知識が役立ちます。

いよいよ竹の総入れ替えです。
そして棕櫚縄でしっかりと結束します。
新しい竹と棕櫚縄の黒、僕はこれが大好きなんです。

藤棚の修繕が完了しました。
僕は普段、雨漏り修理、屋上・バルコニーの防水工事、外壁の防水塗装工事、屋根の遮熱塗装、屋上・屋根の断熱防水工事をしていますが、今回のようの仕事も大好きです。
なんといっても、23年前の卒業生の思い、当時の関係者の思いを大切にする、そして見栄えはカッコ良く・・・
今回、このような重要な仕事をさせていただいたことに心から感謝しています。
どうもありがとうございました。
1級造園技能士、職人社長安藤の「特殊空間緑化&スピリチュアル・ヒーリングガーデン.com」
本音で語る「職人社長の安藤」のホームページはこちらでございます。クリック!クリック!
それでは、また。
職人社長の安藤
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23年という時の流れ、・・・避けることができない経年劣化、
しかし、藤棚を卒業記念品として贈られた時の気持ちだけは大切にしたかった・・・

1級造園技能士、1級防水施工技能士の有資格者、職人社長の安藤です。
今年1月9日に県立上尾橘高等学校へ伺い、藤棚を拝見させていただきました。
藤棚の支柱に絡みついたフジのエネルギーはとても強く、藤棚の支柱を斜めに倒してしまっていたのが、とても印象的でした。

今回、埼玉県立上尾橘高等学校様より藤棚の修繕依頼をいただきました。
これも何かのご縁なのでしょう。
僕は現場調査の時、しばらく藤棚の前でどこをどのように手当てをすれば、藤棚を良い状態に修繕することができるのか、イメージしながら考えていました。

23年前の藤棚を卒業記念品とされた時の思いを大切にするという意味においても、藤棚の骨格となる支柱は、折れてしまっている1本のみを交換し、既存の支柱を金物で補強。
竹については、すべて新しい竹に交換する、という修繕方法が適していると考えました。
まずは、伸び放題のフジの剪定。
次に藤棚の支柱の交換をして、支柱をハンドトーチで焼いて見栄えを良くするようにしました。

支柱が黒くなると感じが違ってきます。
僕が作る竹垣や藤棚などの支柱は、必ず焼いてから使っています。
それと、僕が好きなのはこの写真のような自然形の支柱です。
いつもはアスファルト防水/トーチ工法の時に使用する大きなトーチバーナーで支柱を焼いています。
今回はトーチバーナーではなく、ハンドトーチが適しています。

この部分だけを見ると、ただ黒くなっただけのように見えるかもしれませんが、藤棚全体が仕上がれば、この支柱の黒が全体を引き締めてくれていることが、わかると思います。

既存のかすがいに錆止め剤を塗布しています。
このの赤いのが錆止め剤です。
もちろん錆止め剤を塗布する前にペーパーで錆を落としています。

その次に黒のウレタン塗装を2回塗りです。
長持ちさせるためには、細かいところもしっかりと仕上げます。
この一つ一つの小さな仕事もとても重要なんです。
支柱を補強するためにL字の金物を取り付けました。
この金物も錆止め、ウレタン塗装2回塗りです。
その他に処理をした箇所は、柱が雨水を吸って穴が開き、弱くなっている箇所があったので、防水工事の時に使用している変成シリコンで処理しました。
これで雨は入りにくくなったのですが、用心の為、もし雨水が侵入した時のために水抜き穴を開けておきました。
やはり、こんな時にも雨漏り修理の経験と知識が役立ちます。

いよいよ竹の総入れ替えです。
そして棕櫚縄でしっかりと結束します。
新しい竹と棕櫚縄の黒、僕はこれが大好きなんです。

藤棚の修繕が完了しました。
僕は普段、雨漏り修理、屋上・バルコニーの防水工事、外壁の防水塗装工事、屋根の遮熱塗装、屋上・屋根の断熱防水工事をしていますが、今回のようの仕事も大好きです。
なんといっても、23年前の卒業生の思い、当時の関係者の思いを大切にする、そして見栄えはカッコ良く・・・
今回、このような重要な仕事をさせていただいたことに心から感謝しています。
どうもありがとうございました。
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