「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

防水層の劣化スピードを速めるドレン付近に溜まった土! これはすごすぎる!

2009-04-18 11:04:20 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事
画像:ドレンの周辺に溜まった土の上に安住の地を見つけたコケのみなさん。(まるで小宇宙です。)



こんにちは。
雨漏り修理、防水工事に真剣取り組んでいる職人社長の安藤です。


屋上防水の定期的な点検とドレンの清掃は重要です。

やはり、ビル・マンションの屋上、エントランス、庇の上の点検、清掃を定期的にしていれば、このようなこともなかったと思います。


・・・風によって運ばれた土、そしてコケ、ここまでになるには、長い年月がかかったのではないかと思います。


この画像は、マンションエントランスの屋根ですが、どうやらコケが生育する条件が整ってしまったようです。

① このマンションは5階建てで、東に1階エントランスの屋根があり、西は5階建てになっているため、日当たりと日陰ができる。

② このマンションの前には大きなマンションがあり、エントランスの屋根に日当たりと日陰を作っている。

③ このマンションの隣は、広い空き地になっているので、恐らく冬季に北風で空き地の土が運ばれて、最初はエントランス屋根の入り隅に溜まった。

④ その後、コケが生え、雨が降り、土が溜まり、・・・、このくりかえしによって、ドレンの付近は画像のように、コケにとっては最高の環境になったのです。


・・・というわけですが、このまま放置しておくと、ドレンが詰まってしまいます。

ドレンが詰まると、エントランスの屋根はプール状態になります。
そうなると、次は防水層に影響が出てきます。
こうやって、防水層は劣化のスピードを速めてしまうわけです。


幸い、今回、高圧洗浄でドレンの洗浄・清掃を行うことになりました。

今回は高圧洗浄のみですが、いずれはエントランスの屋根全体の防水層を補強してトップコートを塗る必要があります。


このように、まずは高圧洗浄でドレンの洗浄・清掃だけをしておいて、防水工事はいずれまた、ということもできるのです。


防水層の劣化が、今すぐにでも改修工事をやらなくてはならないくらいの限界まで来ているのか、それとも本当はまだ大丈夫なのか、工事のタイミングはいつなのか、部分的な補修だけでもしておいた方が良いのか・・・それは、やはり信頼できる防水工事の専門店に見てもらったほうが良いでしょう。


・・・信頼できる防水工事店、一社ありました。
ここだったら、安心です。

雨漏り修理、防水工事に真剣に取り組む防水屋さん。もちろん、ドレンだけの高圧洗浄・清掃もOKです。



それでは、また。